Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE971. 31°の1日

2014年06月17日 | field work
 背後に千光寺の展望台にあがるロープウェイが見える。 千光寺展望台にあがっても階段で程なく下りてこられ程度の山である。だから尾道の街は、大仰でないヒューマンスケールの街なので、すべて歩いてゆくことができる。ただし、対岸の向島に渡るとそうではなくなるが。
 私達は、2時間程度しか滞在しなかったが、そんな僅かな時間のなかで、多彩な景観が見えるというのは、やはり急傾斜地と斜面住宅の密集と寺院の存在だ。上下の視界の変化は、映画の舞台にもなりやすい地形的魅力、言い換えれば撮影アングルがとりやすい地形だといえるのかもしれない。
 それに瀬戸内に面しているから、魚貝類は豊富である。あの背びれに毒のあるオコゼとか、シャコ、穴子といった具合に、言い換えれば寿司が旨いということだ。そして少し魚のダシの味がする尾道ラーメンがある。そんな食材魅力が少しだけ他の街とは違った空気を感じさせてくれるのかもしれない。
 それらの魅力が、一寸出かけるのには調度良かったすると、また出かけようかということになる。本来リピート(繰り返し人が訪れる)というのは、多彩な魅力の存在と出かけやすさが前提条件としてあるのだろう。
 さて月曜日の名古屋は31°と今年一番の暑さだった。そんなときに文科省の書類がさらに必要だということが判明し、返り討ちにあったみたいな31°の1日であった。バタバタ動かされ、時間だけがとおりすぎていった。

尾道
OLYMPUS E-P5,LEICADG SUMMILUX25mm/F1.4
ISO200,露出補正-0.3,f5.1/800
コメント
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