Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE892. ニコンの真骨頂

2014年03月21日 | Shinkansen commuting

 京都は氷雨、名古屋は強い風。あらしのような春分の日であった。というわけでもないが少し真冬の画像でもアップさせておこう。クレジットには12月28日とあったので、滋賀県に雪が降っていた頃であり、雪の車窓を見ながら年末の大学へ出勤していた。画像とともに、あの頃のキーンと冷え切った寒さを少し思い出す。
 LIFEという映画の予告編をみたとき、これは幻想イリュージョンの世界かなと早合点していたら、なんとアメリカの写真雑誌ライフ廃刊にまつわるお話だった。後半に登場するフォトグラファーが撮影していたボディにテーピングされた機材はニコンF3チタンとモータードライブであった。ニコンはヒマラヤだとか森林だとか砂漠だとか、或いは宇宙といった厳しい環境のフィールドに持ち出すと実に信頼性高く、そして実に絵になる機材である。世界の人跡未踏のフィールドこそがニコン活躍の場所なのである。
 当然ライフ誌でも相当の名場面がニコンやライツで撮影された。こんど手元のライフ写真全集などをじっくりみてみよう。
 言い換えればニコンは、都市の中で持ち歩くには、いささか大げさな機材でもある。だから、世界の酷寒のフィールドを歩かない軟弱な私は、オリンパスで十分でございますとニコンに敬意を表したい。手元のFや F3は、多分今でも使えるだろうと思う。世界の厳しい気候環境をフィールドとする機材、それこそがまさにニコンの真骨頂なのである。

新幹線・京都-米原
OLYMPUS PENE-P5 LEICA ELEMARIT45mm/F2.8
ISO2500,露出補正-0.3,f2.8,1/8000

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする