みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#415 神の法第三戒

2019年09月20日 | 神の法
第3戒
誓約と社会
 
p113~
The Oath and Society
The Third Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

ギンスバーグはこの律法を次のように適切な要約している。

それがどのような神であっても、己の信仰する神をのろうような異邦人は罰せられる。

神をのろったと聞いて気を悪くした同教の信者の手によって、彼はこの罪の罰を負わなければならない。

イスラエル人はその罪の刑罰から彼を救い出そうとしてはならない。

己の神を罵る異邦人などに、他の事柄においても信用を置くことはけっしてできない。

このことが悪い模範となって、他の人々がそれをまねることがあってはいけない。
 
この律法には重要な意味が含まれている。

現代人は、人間は神によって支配されることのない自律的存在であり、宗教は不要であると言う。

しかし、その一方で、彼らはすべての宗教の中に善があるとも主張する。

彼らは、キリスト教とその排他的真理を否定するために、あらゆる宗教に真理があると信じている。

しかし、聖書は、偽りに対していささかの寛容も示していない。

詩篇記者は問題を次のように要約している。

まことに、国々の民の神々はみな、むなしい。しかし主は天をお造りになった(詩篇 96:5)。

聖書はキリスト教以外のあらゆる宗教を批判している。

そこには妥協はいっさい存在しない。

現代人は、宗教にきわめて熱心であるのに、制度面ではその宗教的原則[=排他性]を適用したがらない。

あらゆる宗教に対して軽蔑の眼差しを向けつつも、寛容な態度を示す。