みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#402 神の法第三戒

2019年09月04日 | 神の法
第3戒
律法の否定的性格
 
p103~
The Negativism of the Law
The Third Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇ 

法が肯定的に機能してきたと大部分の人に信じられている分野である医療について考えてみる。

医療に対する国家の統制を押し進めていたのは、主にロックフェラー財団。

医療業務だけではなく、医療関係の学校も国家の統制下にあった。

公認されていない医療行為は非合法とされた。

このような統制のおかげで医学は大きな進歩を遂げてきたと言われてきた。

しかし、医学の発達は、本当に国家の統制によるものだったのだろうか。

それとも、医療関係者の努力の賜物なのだろうか。

医療行為そのものが、医学の発展に貢献してきたのではないのか。

昔と比べて、インチキ医者が少なくなっているとは思えない。

いや、むしろ増えている。

権威筋が「でたらめ」と認定した医療行為に対して、1966年の1年間に20億ドル以上もの大金が投じられたと連邦政府は推定している。

厳密に言えば、詐欺から非公認の診療に至るあらゆるインチキ医療行為が含まれてはいる。

さらに、公認を得られない医療研究員は、インチキ医師と見なされるだけではなく、深刻な法律上のトラブルに巻き込まれることがある。

製薬会社と共に、普通の公認の医師も医療過誤の責任を議会から追及されてきた。

試験的に使用され、十分な実験を経ないままに市販されている様々な特効薬によって、深刻な問題が発生している。

医療関係の雑誌は、病院における医薬の過剰投与の実態を明るみに出している。

たしかに、賢明な処方を怠った責任を医師の側に問うことはできる。

しかし、多くの患者たちは、新薬の(場合によっては旧薬の)危険性を熟知しつつも、それを処方してくれることを望んでいる。