京料理 道楽のブログ

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《菠薐草》

2014-01-11 | Weblog
今回のT&T連載うちでの料理は「椎茸と菠薐草の旨酢」。

菠薐草は、江戸時代に唐船によって長崎に伝えられました。菠薐とは唐宋音のホリン(パウリン)がなまったもんで、原産地のペルシャ(現在のイラン)を意味してます。

ポパイが缶詰の菠薐草をモグモグ食べて力強く変身するように、カロチン・ビタミン類[B1.B2.B6.C.E.K]・鉄・マンガン・カリウム・カルシウム・葉酸・食物繊維なんかが詰まった超栄養野菜なんです。

菠薐草のエグミはシュウ酸によるもんで、茹でてしばらく流水に晒すと失せていきますけど、ビタミンCなんかも流れ出てしまうんで、晒し過ぎには注意せんとあきませんね。