京料理 道楽のブログ

道楽の新着情報や、日常のちょっとした一言を書き込んでいきます。

お知らせ

2008-10-03 | Weblog
今月十二日にダイナースクラブカードメンバーズの特別限定京懐石御食事会があります。
献立は料理と器の取り合わせやお床のしつらえ・花などを考えて、今晩書き上げる予定です。あれやこれやと料理の流れや道具を考えることは、料理人の最大の楽しみのひとつです。
スッカリ秋めいて、夜は肌寒いくらいですので、秋の食材をふんだんに用いて、名工の作品に盛り、料理に合う最高のお酒をご用意したいと思っており、ぼく自身、とっても楽しみにしております。
お陰様で、募集後直ぐに定員数を満たし、とれなかったお客様より、直接多数のお電話を頂戴いたしておりますので、また近いうちに違った形で行いたいと存じております。
当日の模様は、また後日お話申し上げますので、御期待くださいませ。

続・料理教室

2008-10-03 | Weblog
板場での実習に続いて食事会となります。お座敷は立礼(りゅうれい)席というテーブルと椅子の御席をご用意致しておりまして、皆さんが御席に着かれまして、お茶とおしぼりをお出ししたら、先程の作った料理を御召し上がりいただきます。
皆さん楽しく談笑しながら始まり『柿の白和え』を御召し上がりで、ご好評でございます。『蟹しんじょと松茸の椀』はお椀の蓋を開けると「おぉー」っと歓声があがりました。しんじょとともに信州産の松茸をおおぶりに切ったんを2切れづつ入れて柚子の皮を擂って振り掛けてあります。皆さん秋の香りをご堪能なされご満足いただけた御様子です。
『鰆の幽庵焼』は脂ののった腹の部分のみを用いました。あしらえに万願寺唐辛子の炊いたんをつけましたところ、これは、ご説明しておりませんでしたので、「このピーマン、すっごく美味しい!」と皆さん感嘆の言葉をいただいて「一応うちは京料理ですんで、それは万願寺唐辛子ですよ」と作り方をご説明致しますと皆さんしばらく大爆笑でした。次の『丹波地鶏とくさびら』は地鶏肉ですが軟らかく、舞茸をはじめきのこの食感、旨味に驚かれておいでです。『茶豆の御飯』は炊きたてを釜ごとお運びして、皆さんの前で給仕致します。釜の蓋を開けますと、湯気とともに茶豆の香りが立ち上ぼります。すこぶる好評で、改めて炊き方をご説明させていただきました。御飯が済むと一息入れていただき、お菓子の『葛切り』です。「これが手作りでできるなんて!」皆さんお帰りになって早速作ってみたいとのことでした。楽しい御食事のひとときの次は、皆さんより御質問をいただきお答え致します。冗談を交えながらの、質疑と応答ののち、終了となりました。
◆ご興味をお持ちいただきました方は、ぜひ御参加お待ち申し上げております。