書道家Syuunの忘れ物

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家族を潰す政策が勧める、人との希薄さ

2007-06-27 09:43:42 | 日記

国民生活白書では、「人と人との繋がりが希薄になっている」と指摘しているという。
「コミュニケーションの減少などで心の病が増えて」というなら、米国の傾向により近づいたといえる。
ここで面白いのは、「平均的なサラリーマン世帯」を「専業主婦と小中学生の子供がいる家庭」としている事だろう。
税金面で、配偶者特別控除を廃止して、専業主婦排除を目指していたのではなかろうか。
ここのところの政府が取り組んでいるのは、自国を愛する愛国心だとか、家族の絆を取り戻すということだ。
ところがやっていることと言えば、「家族を崩壊させようとする」なことばかりだ。

結局、専業主婦を家庭からあぶり出して、働かせ、その代わり子供は、国が見ます。
老人は、子供が面倒を見る必要がなく、これも保険で国家が面倒を見ます。
これは、社会主義国家の典型だ。
本来、日本の「平均的なサラリーマン世帯」は専業主婦がいるという前提に成り立っていた。
ところが、専業主婦が立派な幸せな家庭を作ると、それを妬む連中が出てきた。
特に、政府に影響がある女性の学者などだ。
彼女らの多くは、未婚で家庭を持たないから、基準は自分たちと同じ「働く女性」の視点しかない。
「人と人との繋がりが希薄になる」と言うのも、何やら責任があるのではないか。

そして、国民生活白書の前提が崩れると、何も意味がなさなくなる。
後は、単なる直感だ。

「人と人との繋がりが希薄になる」‥‥その最大の原因は、核家族である。
即ち、父母と同居しない家庭だ。
実際仕事に忙しい父親は、家庭は寝る場所以外のものではない。
土日は、家でゴロゴロしているか、ゴルフで早朝から留守だ。

だから、マンションの住民として引っ越してきても、「町内費」を払わず、町内に参加しないなどという人は珍しくない。
子供が小さければ、子供を通じて町内に参加すると言う事もあるが、そうでもない限り無縁だ。

小生など、何と10年も地域の「組長」をやった。
これは街全体の主要な人と知り合いになる事で有効であった。
小生などの、世代は岡崎久彦氏によると、戦前教育第二世代というのだそうだが、「コミュニケーションが取れていない」と言う事はない。
逆に、最近では「取りたくない雰囲気もある。」

そして、小生などの世代は、土日は「家族のためのもの」という家族サービスを徹底している人が多い。
又、妻などの要求も休日に「家族サービス」を求めているのは、「高度成長期の企業戦士」とは大きな違いだ。

まして、小生などは「書道」をやっていると、「コミュニケーション」第一。
書の実力は第二だ。
なぜなら、書の方の実力は「当たり前の世界」だからだ。

7月からまた毎日書道展が始まる。
最近、たまには静かにして勉強させて欲しいと言うのが、妙なところだ。


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