書道家Syuunの忘れ物

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シンデレラ・ガラス小さな靴の真相

2007-04-09 11:03:54 | 日記
ノイシュバンシュタイン城などと言うところは、陸の孤島の様なところだ。
昔、旧近畿日本ツーリストのツアー写真に山から見下ろしたノイシュバンシュタイン城の捏造写真があった。
山から見下ろすところにあれば、容易に攻撃されるからあり得ない事だが、「絵」的には良い風景だった。
さて、ディズニーのシンデレラ城のモデル‥‥と言えばCinderella。
この物語は、実は妙な話なのだ。
日本では貧乏な平民の娘が、一躍王后になる話だ。
ところがそんなことはデタラメであることに実際は気がついていない。

それはさておき、王子は王宮から逃げ帰ったシンデレラを探すのにガラスの靴で探す。
元々、シンデレラの生家は上級貴族階級の家柄であることは、パーティに呼ばれた事で明らかなのだか‥‥
父親は金に困って、金持ちのブルジョワ階級から後妻をもらう。
この連れ子がシンデレラの義理の姉妹だ。
そこで区別するのがCinderellaの小さな「ガラスの靴」。
実はこの靴‥‥元々の純粋の貴族が否かを区別するものだと考えている。
何故なら貴族はその足に特徴があるからだ。
例えば三銃士で有名なダルダニアン物語で
宮廷婦人の美女・コンスタンス・ボナシュー(Constance Bonacieux)夫人の足を見て貴族出身で無い事を確信するシーンだ。
「年のころは25か6くらい、なかなかの美人である。髪の色は栗色で、目は青く、鼻はやや仰向きだか、歯並みはきれいで、バラ色と乳白色の肌はまるで大理石のよう。だが貴婦人と見まがうばかりの特徴はそれでおしまいだった。手は白いには白いけれど華奢な感じがなく、足の形も身分のある婦人とはどう見ても受け取れない。……」(実年齢は19歳)

当時の美女の第一条件は色白であることから、絶世の美女の表現なのだが足に言及している。
その理由は、
当時の貴族の必修の心得は、音楽をとってみては優れた演奏家。そして、美しい舞踏家・踊り手であることである。
事実、王妃アンヌ・ドートリッシュはリュクサンブール宮殿で上演されたバレエに「女神」役で出演していたし、ルイ14世の愛妾・ルイーズ・ド・ラ・ヴァリエール公爵夫人もバレエの名手である。(アンリエット・ダングルテールの元侍女)
当然、王妃マリー・アントワネットはバレエの素養のすばらしいのが結婚の条件として入っていると言われている。
従い、レフェランス(お辞儀)の仕方、歩き方、姿勢の取り方全て舞踏(バレエ)のポジション(1番の形、2番の形、3…)で教えられたのである。
よって、コンスタンス・ボナシュー(Constance Bonacieux)の足はバレエシューズを履いてバレエで鍛えた足、変形した小さな足ではないと言うことから「貴族」でないと判断した。

即ち、貴族の条件は小さな足なのである。
しかも細い足だ。
従って、シンデレラのプリンスは偽貴族が多くなった貴族界で純粋な伝統貴族を捜そうとした試みだった。

そうと判れば、容姿に関わりなくこの靴が履ける女性と結婚するというのは理解できると言うものだ。
尚詳細は、小生のD'Artagnan物語・三銃士Ⅰによる。

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