書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

東日本大震災・菅政権の初動ミス隠しの虚偽の強弁

2011-04-26 17:10:56 | 民主党政権綴り
東日本大震災・菅政権の初動ミス隠しの虚偽の強弁

24日の統一地方選挙。
予想通りというか民主党が惨敗しての結果になった。
その昔70年(1970)安保後、学生運動は内ゲバ中心に移っていた頃、中学生の分際で学生運動に首を突っ込んで都立校に受からなかった人物がいた。その都立校と言っても学校群制度が始まって何年も経つ頃で、行く人がいなかった時代である。
その都立に落ちて私立に行ったからその月謝の差額を支払えと最高裁まで争った人物。それが今度当選した世田谷区長選である。
一方、村田蓮舫氏の夫君の村田氏。写真で見たとおりの人相で、なかなか気軽に話そうなどと思えない人物である。こちらは落選と言うことになったが、ここのところ人気がた落ちの蓮舫大臣が応援しない方が良かったという感も強い。

いずれにせよ、この統一地方選挙の大惨敗で菅総理退陣のきっかけが出来るはずだったが「蛙の顔に‥‥」で、「こういう事態に責任を放棄することは、私にとってあり得ない選択だ。今の私が担っている責任を自ら放棄することは全く考えていない」(読売新聞)と続投を強弁している。
そこで出てきたのが原発の初期対応での細野首相補佐官の「(東電の)ベント実施の判断遅れを強調」という「『統合対策本部』が2011年4月25日夕方、東京・内幸町の東京電力本社で記者会見」
細野氏は、「(3月11日から12日の)初期の対応について、どういう問題点があったと思うか」と問われ、
「ベントの実施が、なぜ遅れたのか」については、
『ベントすべし』という判断は、実質的には11日の深夜、遅くとも12日の海江田大臣と東京電力の副社長が会見をした時点で、政府としては、『東京電力は腹を決めてベントをやるつもりだ』という共通認識に立っていた。
ただ、なかなかベントが行われないということで、朝方、6時50分に命令に切り替えた。従って、11日夜から12日朝にかけて『ベントをすべし』という判断は、政府としては一貫して変わらなかった

こんな風に言われるとそうかと思うが、これでは辻褄が合わない。
なぜなら、「首相は12日午前7時すぎにヘリで第1原発に降り立ち、1時間弱滞在し、職員らから状況の説明を受けた。」とあって、緊急に「ベントをすべし」という認識を持っているのなら菅総理の原発視察はあり得なかった筈である。
すると、首相官邸との意思疎通が取れていなかったのか整合性が合わない。

その上、もう一つの問題点として北沢俊美防衛相が東京電力の清水正孝社長を乗せた空自小牧基地からのC130輸送機を、離陸20分後に引き返させたという問題がある。
午後11時46分に輸送協力に応じないよう伝」、「午前0時13分に小牧基地に着陸」と言うのだから、実際は着陸直前に引き返したようなものである。
ここで一つまた問題点が生じる。
「なかなかベントが行われないということ」と述べているにもかかわらず、最終決断させる社長を近くまで呼び寄せていながら引き返させていると言うことである。
これは、明らかに北沢俊美防衛相のミス。
北沢俊美防衛相というのは、元々反自衛隊ら固まった人物で自衛隊の縮小と、言論統制にやっ気になっていた人物である。しかも、この東日本大震災に当たっては決断が出来ず、自らが躍起になっているシビリアンコントロールから逃げた人物である。即ち政治責任が取れない菅総理と瓜二つの人物である。
そこでこのことに関してこんな妙なことを言っている。
==北沢氏は26日の閣議後会見で
「連絡の行き違いがあったとは聞いている。しかし、新幹線が動き、高速道路が閉鎖されていない中、対応する道があったのではないか。正式な官庁間協力の要請はなかった」と述べた。==(毎日新聞)


3月11日の東京で何があったのか知らない人はいないだろう。電車が止まったからみんな歩いて帰ったのである。
新幹線は「東海道新幹線上り、11日中は運行中止 下りは本数減」(朝日新聞)
高速道路は「東北・関東大地震:東名高速や西湘バイパスなど通行止め・東名高速は東京インター~大井松田インター間の上下線と、大井松田インター~御殿場インター間の上り。中央自動車道は高井戸インター~上野原インター間の上下線。」
「新幹線が動き、高速道路が閉鎖されていない」というのが嘘であることがよく分かるではないか。
一方、枝野官房長官会見では、さすが「新幹線が動いている」という嘘は使えないからこんな風に言っている。
「当然、自衛隊機が飛ばないのだったら、自動車を飛ばすということは、当然お考えになっていると私は思った。むしろ、それが常識ではないか」
高速道路が寸断されていて高速道路は使えず、それで国道1号線でも走ってこいと言うのだろうか。高速が使えないために大混雑になっている国道を走って、どうやって11日中に東京へたどり着けと言うのか聴きたいものだ。
枝野官房長官会見と言うのも所詮、失敗したことを取り繕う詭弁と言うものである。

今の菅政権というのは、失敗しても謙虚に反省すると言うことがない。そして菅総理の廻りの人達は、政権を守るために誰彼と悪者にして責任を押しつけ「オレは悪くない」という。
こういう責任を取れない政権、そして嘘でも出鱈目の答弁でも許されるという閣議決定をしているくらいだから、言っていることは信用できないというのは間違いない。
正確には、こんなものである。
「閣僚が国会で虚偽答弁を行った場合の政治的・道義的責任について『答弁の内容いかんによる』とし、必ずしも責任は問われないとする答弁書」(産経新聞)

最新の画像もっと見る