書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

意欲阻害する青少年育成推進委員の官僚的な無駄

2011-04-28 01:14:11 | 世の中妙な??事ばかり

意欲阻害する青少年育成推進委員の官僚的な無駄

昨年度まで「青少年育成推進委員」という県、市などから3年間依嘱される委員をしていた。この青少年育成推進委員は、本当に活動すればかなりの範囲まで出来る活動様式を持っている。その権限を持っているといいながら単なる地域のボランティアだから、正式には警察官と同行しなければ強制力はなく、例の「青パト」の様なものである。
そんな青少年育成推進委員は、町内会長からの事後承諾で「名前だけでいいから」と引き受けたものである。
しかし、引き受けた以上それなりに時間を作って1か月に1回パトロールをしたり、夜中の全体会合に出たり、講習会、講演会に出たりと何かと時間を作る必要があった。
その中で、担当地区の小学校は出席率が良くて今日の初めての全体会でも一番多く、他の小学校では3-4人という有様であった。
それでもこの3年間を見てみれば、この全体会は会長(地区)、事務局、各小学校、中学校の校長先生が居並ぶ中、委員参加者たった1人と言うことも珍しくなかった。
だから、今回新しく推進委員になった人以外でも知らない人が結構いたのには驚きである。
実際、全体会の会合に1回も出席しない委員というのが実は三分の一以上なのである。
そういう人たちが、月一回のパトロールに出かけているかと言えばかなり疑問である。
なぜなら、夕方のパトロールに行けない人が中学校に集まって再度行うパトロールには、会長以外いないと言うことなのである。
この「青少年育成推進委員」のパトロールというのは実は非常な奇妙なものなのである。なぜなら、青少年育成推進委員というものを現すものを何一つ持ち合わせていない。
その人達が広範囲をパトロールするから、自転車を連ねて走り回る。
それも人っ子1人いない冬は真っ暗な中をクルマを避けて走る。
それも土曜日の17時。
子どもは学校が休みだし、冬の寒い中遊び回っている子どもなど今時いるはずがない。
しかも、只単に自転車の連なりであって青少年育成推進委員のパトロールと言うことすら分からない。
それで何か効果があるのかと質問すると、パトロールをしていると言うことだけでも見せれば効果があるという。
しかし、そのパトロールをしているという様子が分からないのでは効果を期待する方が希有というものである。
そのうち、2年目に「帽子」を作ったと言うので、農家のお父さんが農協でもらった帽子の様なものを貸与された。よくよく見れば○印の横に「推」と書いてある何だか分からないもの。これならIDカード式の身分証の方が余程目立つ。
そして、3年目の冬。
自動車に追突されるのを避けるために市販のパトロール用の腕章を自費で買った。
これで何やら(青少年に関する)防犯パトロールらしくなったというものである。

この青少年育成推進委員というのは、中々なり手がいなくて今の地区会長は、「今年で19年目になりました」とかいう。
向かいに座っていたおじさんが、私が会長で、彼が副会長というのだから何の会長、副会長なのか地区会長との話なので全く不明なやりとり。
こんな会議で今後の全体会、パトロールスケジュールを決める。そして、決まったのは毎月第三土曜日の17時からパトロールをするというのである。
この土曜日案には、公然と反対した。
なぜなら、三連休が続く時もあり学校は休日であるから、子どもは外に出ないと言うことである。子どもが休日の夜遅くまで遊ぶというのは大昔の話である。それも対象は小中学生のことである。
今の公立中学生というのは平日は部活で夕方5時くらいまで学校に縛り付け、土日は、宿題を沢山出してどこへも行けない様にすると言うのがやり方になっている。
しかも、いくら学校での試験が良くても、一番でも、提出物が送れると成績は一ランク落とされるという子どものやる気を落とさせるやり方をする。
これなら中高一貫校を受験するか、小中一貫校で試験だけでAが取れる中学の方が余程やる気が出るかもしれない。
結局、公立中学の場合、この段階で勉強を諦めてしまう生徒とそうでない生徒との区別が出来てしまう。

いずれにせよ、こんな状況で誰もいないところで、何の表示もなくパトロールするのは困ると言うことで、再三事務局に要請していたと言うのがこの三年間なのである。
そして、その回答というのが「予算がなくてそういうものが作れない」のだとか。
ならば、そんなパトロールなどしても仕方がないではないかと言うものだ。

それで、2011/04/28の全体会の初会合。
なんと、新しく委員になった人に「腕章」「バッチ」「証票」などをワンセットにしたものを配るという。
再三要求していたのに配られないではないかというと、青少年育成推進委員の推薦書に必要かどうかの欄があって、必要とチェックが入っていれば配布されるという。
しかし、そんなものは見たことが無い。

結局、新規に青少年育成推進委員になった人が5人くらい来ていないので余ったのだか、配布はされなかった。
結局今年から3年間も、何の帽子か分からない帽子のみで無駄なパトロールをするのかと本当に嫌になった。
腕章など明示出来る物がなければパトロールはしなくても良いのかと問うと、「そんなことは無いよ」と「バッチ」をつけた「副会長」と名乗る人物が言う。

しかし、今の世の中全て役務で行動するときに、役柄を明示すると言うことになっている。たとえば建築士や不動産屋は、免許証や取引主任者証を常に明示するのが常識なのである。
そうであるとすれば、明らかに「青少年育成推進委員」であるということか明示出来なければパトロールは出来ない。
そして、してはいけない。
実際、青少年育成推進委員では電柱や電話ボックスの広告を剥がすことも出来るのだか、必ず身分証と専門の腕章をすることになっている。


最新の画像もっと見る