書道家Syuunの忘れ物

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各種・学生展に思う訳の分からなさ

2008-08-12 18:11:15 | ちまたの噂・雑記事
昨日、(社)日本書芸院から広報紙が送られてきた。
「伝統と創意」「書くよろこび」第3号。
昨年は、5部ぐらいあったが今年は規定通り1部。別どういう事のないインタビュー記事など。
めくって行くと、昨年の「第12回 全日本高校・大学生書道展」という記事が目についた。
いわゆる「高大展」と略されているものだが、よくよく見たら読売書法会の主宰ではなかった。
この(社)日本書芸院と読売新聞社の主催。
回数として13回目だから小生などよく知らぬのも仕方がない。
それに、(社)日本書芸院からして、大阪の団体だ。



この展覧会というのは、毎日書道会が毎日新聞とともに「書の甲子園」(第17回目)と大阪で高校生向けに開く対抗の書展という位置づけなのかも知れない。(出品料無料)
但し、毎日の方は、「国際高校生選抜書展」で大学以上は、毎日展の本展のU23。
以前の記憶では、毎日展の会員の上がれるのは、「一般公募」で出品と思っていたら、いつの間にか「公募」に置き換わって、U23での賞も有効になっている。
だから、U23で出品するというのは結構有利と言うことになる。
又一方、「書の甲子園」は、大学推薦入学に対応するために、「成績証明書」を発行している様である。(出品概要)




書道というのは、団体出品だから、出品する展覧会に何やら「縁」がないと出しづらい。

従来からは、全国学校書道連盟主催「全国学生書道展」(東京都美術館)というもう六十数回を数える「半紙」の書展がある。
これは、小学校から高校までだか、実はこの書展は「毎日系」。

もっとも、今では「毎日全国学生書道展」というものがあったり、地方では「教育書道展」というものがあったり学生書道の団体というものは訳が分からない。
しかし、元々の毎日書道展から分離した読売書法展関係としては、「学生展」がないというものは都合が悪かったのではないだろうか。

いずれにせよ、このような展覧会の優勝校などを見てみると、当然毎日系、読売系とはっきり分かれるから実に面白い。
だから、毎日系から見ると、全日本高校・大学生書道展などに登場する高校などは、初見というものばかりである。

展覧会も、大都市に住んでいると「県展」「市民展」というものはないから、全国展に集中できるというもの。
しかし、地方だと総出品点数3000点弱などいう展覧会などかあったりして、結構地元の展覧会に精力を使うものだ。
そして、そんなところでは市民展でも「書」だけで600-700点もあったりして二つの展覧会だけで精一杯という事になりかねない。
まあここで少し戯れ言を言うと‥‥
「伝統書」など、練習と称して展覧会出品作品を一反・100枚程度書くのは珍しくない事になっている。
特に読売系などのように、師匠の文字と寸分違わぬものとなると、コピーが100枚も出来ることになる。実は、この寸分違わぬコピーをあちこちの展覧会に使い回すと言うことがある。
例えば、一番良く書けたものを毎日展次に、県展、市民展、社中展‥‥こんな具合。
少なくとも、展覧会周りをしていれば時として気が付くこともある。
もっとも、毎日系は創作中心だから、ほとんど気が付くことはない。

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