書道家Syuunの忘れ物

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業務改善命令・東和銀行、未だにバブル処理終わらず

2007-10-15 23:13:45 | 日記
業務改善命令・旧大蔵省OBが巣くった第二地銀東和銀行
地方都市は、未だにバブル処理終わらず

10月12日読売新聞第一面(13版S)トップは、群馬の東和銀行金融庁から「業務改善命令」が出されるというものだった。
「経営悪化企業に問題融資」と題して、複数の取引先企業の経営悪化を掌握しながら追加融資を続けるなどして損失を拡大させている事が分かったとか。
その中に、再生手続きを開始した消費者金融クレディア向けの債権23億円とか、今年破綻した建材会社「ノグチ」で17億円回収不能とか出ていた。
東和銀行と言えば、自己資本比率5.71%という全国地銀の中で最低にランクする。最低であるだけでなく、地銀の平均が10%以上で有ることが考えて異常に低い。
今回、不適切な融資で業務改善命令がでる模様だが、今の高層の本店ができる時凡そ20-30年前に、「白い墓標」と名前が付けられて週刊誌に載ったことがある。
それは、当時の頭取が埼玉の業者に不正融資を30億程度して、資金繰りに苦しんで役員が総退陣したという話だった。
歴史は繰り返すと言うが、その後長期低空飛行の東和銀行(旧大生相互銀行)は、旧大蔵省から頭取を招いて大蔵省銀行だった。




今年退任した都市銀行の役員に聞いてみると、もう5年も前から金融庁では問題の金融機関だったそうだ。
幾年も前に、増資をしたとき、見せかけの決算をして景気がよいようにしたが、その後遺症で最近は低迷したまま。
融資した、建材会社「ノグチ」というのは、建材会社を辞めて、不動産とNFビルという貸しビルグループを作った。
外野から見ていると、良くもまあこんな時代に貸しビル業が出来たものだと思っていたら、結局こんなものだった。
地方では、バブルの精算は未だ終わっていない部分がある。
なぜバブルの精算が終わっていないのかと言えば、地方の信用金庫、第二地銀の力がなかったからだ。
1997年11月三洋証券が破綻したとき(11/4 )群馬中央信用金庫(現在のぐんま信用金庫)が1ヶ月前に、三洋証券に貸し付けていた国債約10億円が焦げ付いた。
TBSのTVには、本店の映像が流れたが、その後吸収合併される大栄信用金庫の役員も知らなかったようにひた隠しに隠した。
たしか出資者への決算書には何も書かれていなかった。
群馬中央信用金庫は、元々前橋信用金庫でそこそこ業績の良かった厩城信用金庫を吸収した。
前橋信用金庫というのは、労働問題で揺れて、何度も裁判を起こされた問題金融機関だ。
だから、ここから借りたら、身ぐるみ剥がされるというのは隠れた評判だった。
その後、大口建設会社の破綻で傾いた大栄信用金庫を吸収し、通称「ちゅうしん」から「ぐんま」に変わり、今年11/26から「しののめ信用金庫」だという。
かんら信用金庫・多野信用金庫と合併する。
かんらがトップに来ているからその他は吸収になるのだろうか。

昨日の前橋祭りは、シャター通りが嘘のように凡そ50万人も集まったろうか。
「だんべい」には、400mの通りを埋め尽くすと言うから大変な人数だった。

街を見てみれば、映画館のあとは駐車場になり、同じ系列の宴会場、レストランは取り毀し中だった。
この会社も経常赤字で破綻状態・債務超過と送られてきた決済書に以前書かれていた。

東和銀行の業務改善命令は、他の金融機関に対しても、決然たることを決定させる。
こんどどこの企業が破綻するのか‥‥破綻していたのが明らかなになるのか興味津々である。

何と言っても、どう見ても経営が成り立たないと思われる企業が存続しているのが不思議なのだ。


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