京都に一泊した私たちは、5月9日、JR京都駅から新快速で大阪へ向かいました。
一向は7人ですが、なにせ、80歳を越える高齢者が4人のため、移動が大変でした。
京都駅は人、人、人で、7人全員がこぼれることなく、よく乗れたとおもいました。
大阪駅から、タクシーでミナミに移動、13時過ぎに法善寺横丁に着きました。
法善寺横丁は江戸時代、浄土宗法善寺境内の露店から発展しました。
明治から昭和の初期にかけては,
寄席や飲食店が軒を連ね付近はにぎわいました。
昭和20年、あの空襲で付近はすべて焼けました。
その後、復興した横丁の飲食店は、平成14、15年と二度の火災にあいました。
現在は、飲食店の中に、「水かけ不動」と「金毘羅堂」が残るだけです。
建ち並ぶ飲食店は60軒余り、
今、なお、浪花情緒あふれる一角として、にぎわっています。
横丁の道幅は2.7m。長さ、約100m。
小料理屋「正弁丹吾亭」の前には、この地を愛した文壇を代表する人たちの
「文学碑」や「句碑」がたっています。
小説「夫婦善哉」で一躍有名になった織田作之助の
「行き暮れて ここが思案の 善哉かな」の句碑もあります。
また、藤島桓夫のヒット曲、「月の法善寺横丁」の歌碑なども目立ちます。
この日は、小雨まじりのあいにくの天気。
連休の後だったこともあってか、人出も比較的少なかったようです。
昼食時間を含めて2時間あまり。
急いで梅田に戻り、阪急高速バスで有馬に向かいました。
(つづく)