源光庵の本堂にある二つの窓。紅葉の時季ににぎわう部屋です。
丸窓は、「悟りの窓」と名付けられ、角窓は、「迷いの窓」と呼ばれています。
悟りの窓は円形に「禅と円通」の心を表わし、大宇宙を表現します。
迷いの窓は角型に「人間の生涯」を象徴し、
生老病死の四苦八苦を表わしている、と言われています。
660年余りの歴史を持つ「源光庵」は曹洞宗のお寺で、観音像がまつられています。
曹洞宗といえば道元禅師ですが、
禅師の書画や木版が保管されていると言います。
本道裏の庭園は枯山水で、北山を借景とし、四季を通じて趣があります。
もう一度、悟りの窓を見てください。
紅葉の時季は一層の風情があります。
源光庵の筋向いに「光悦寺」があります。
ここも紅葉には見逃せないお寺のようです。
小雨も降り出し、次の予定もあったので、「光悦寺」の拝観は中止し、
ホテルのバスでJR京都駅へ向かいました。
(大阪・法善寺へつづく)