福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

3つの「き」

2007-05-11 07:09:34 | 大学院時代をどう過ごすか

研究者には、「3つのき」が大切で、「こんき」、「ゆうき」、そして「ほんき」です。

先日のエントリー「うなぎのじゅもん」、ローカルで静かなブームを呼び起こしたようで、嬉しく思います。歌だけでなく、踊りも加われば、もっと身に付くのではと思い、「うなぎのじゅもん体操教則ビデオ」を申し込みました。が、締め切りが、2005年10月末日までで、もう過ぎていました。うーん、orz…(←sueさんやconyさんの真似っこです)。

6号館のTさん情報によると、今週12日に北大で講演する毎日新聞科学記者元村有希子さんは、研究の3つの「ん」をあげているそうです。
「運、鈍、根」
ジャーナリストの観点からの科学技術に関する講演も、ひと味違い面白いかもしれません。時間に余裕がある方は、聴きに行ってみてください。別件のため、残念ながら私は参加できませんが。

さて、話を前に戻すと、研究者にとって「ほんき」は、重要な要素なのですが、意外と難しいところ。大学院生の皆さんは、「そんな馬鹿な。好きな研究なんだから、本気になるのは当たり前でしょ」と。ところが、どっこい!

ポストドク、大学の助手(現在、助教)、国立研究所の研究員、民間企業の研究員、博物館の学芸員などなど、給料を頂く身分になると、「やりたい研究」や「やりたい仕事」ばかりで済まされないのです。そんな時、「ほんき」でそうした仕事に取り組めるか否かが、「研究者のわかれみち」だと、私は思っています。では、どうしたら、「ほんき」になれるかと言う課題に関しては、そのうちまたご紹介いたしましょう。

昨晩は、北部食堂で久しぶりに「松健うどん」。長いものをすすりながら、生協書籍で購入した「ラボ・ダイナミックス:理系人間のためのコミュニケーションスキル」(Carl M. Cohen & Suzanne L. Cohen)(メディカル・サイエンス・インターナショナル)を読む。うーん、なるほどね。


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