1型 ツインターボ オーバーホール案件 3


予定より遅れ気味でも、無事にエンジンが降りた1型です。
オーバーヒートの原因を探しながらの分解を行います。


コンプレッションは十分にあったので、腰下はチェック程度でそのまま再利用を検討しています。ブロックの歪やシリンダーの傷は皆無でした。
そのため、予算という枠内でパフォーマンスの高い仕事を行うためには、腰下に時間と費用を投じるよりもタービンやパワステ系などの補機類に予算を用いるほうが良いと判断しました。


残念ながらオーバーヒートによりシリンダーヘッドは歪が生じています。
本来ならば新品交換が望ましいのですが、左右で40万円近い予算をヘッドだけには使えませんので、修正面研を行いヘッドガスケットで圧縮比を調節する方針に向かいます。
あとはサビ水が廻っていますので配管類の交換は必須です。

全体的なプランを組み直し、オーナーさんとの予算のすり合わせが終えましたので、各種パーツの手配を行い一刻も早く確実に元の姿へ戻ることのできるよう最善を尽くします。


DAYTONA Facebookページでは、BLOG一期一へぇで紹介しきれない画像や情報を沢山公開しています。
Blogと並行して閲覧することで楽しさ倍増間違いなしです。
« 純チタンで作... 隣県でもプラ... »