気をつける だけでは防げない。 夏のトラブル3。




各部修正、洗浄が終えたパーツ群は、新品ガスケットやシール類と組み合わせアッセンブルしてゆきます。
NVTCアクチュエータは、熱がこもりやすいバックル側に位置していますので、ほぼ全車がシールが溶けオイルリークが生じていますが、
DAYTONAにはVTCリペアキットがありますので、部分的に純正ではどうしても弱い箇所をアップグレードしながらエンジンを組み立てていきます。


特にエンジン冷却水が滞留するバイパスホースは腐食が生じやすい箇所ですので、同じくアップグレードは必須としています。
NA/TURBOやパワーを問わず、スポット的には十分でも今後の経年までをも考えると純正品では対応しきれない部品というのは少なからず存在します。


同じようにエンジンマウントは、エンジンを降ろした際には必ず交換をしています。
ほとんどのケースで、純正マウントは中心部から水平に切れており、マウントの上にマウントが載っているだけというケースを見てきました。
DAYTONAでは、純正エンジンマウント形状のリプレイス品の販売を開始しています。

Z32がデビューした1989年には無かったアイデアや、製造コストの観点から採用したくても出来なかったであろうと想像の出来る箇所を強くしてゆく。
それがDAYTONAの考えるレストモッドです。


さあ、エンジンを載せる最終段階までやってきました。
エンジン室で組み立てたVG30は、補機類の取り付けを行い最終確認を行います。
すべての補機類を装着し、車載工程へと移動します。
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