TOMEI 256°PONCAM + HKS F-CON V-PRO = 渋かぁ


フェアレディZ 
GZ32 最終型 NA AT
デイトナで5.6年前に車輌を販売してからは、マイペースにコツコツと仕上げていったA氏
3年程前にHKSのF-CON V-PROを導入して、凄く良くなったフィーリングに満足していましたが、残念ながら「慣れ」と言うのは誰にでもあるのでして・・・

当初
F-CONのマッピング変更でフィール感を上げようと計画していましたが、オーナーA氏の鶴の一声

「ハイカム入れますか・・・」


待つこと1ヶ月

日本は原油高と言われていますが、鉄不足も深刻のようです。
この1ヶ月の納期と言うのは、素材不足で製品が作れないと言うものでした。

今回
チョイスしたのは「TOMEI製256°PONCAM」
TOMEIではPRO CAMとPON CAMという2つの製品があります。
PROカムはコノZ32に装着しました。
アジャストプーリーも別途必要でして、バルブタイミングの変更なども自在に出来るプロユース?カムシャフトです。

対する
PONカムは純正のスプロケットにそのまま装着可能でして面倒な調整等、一切不要です。 極端な性能変化は望めませんが、ローコストでメカチューンが出来ます。


ターボ車
も同じですが、比較的状態が良い車のカムチューンだけをするのでしたらDAYTONAではエンジンは載せたまま行います。 例えば、エンジン脱着してカム交換するのか 載せたまま交換するのかでは、工賃の差が8万円以上違うと思います。
但し、オイル漏れが酷い車なんかはエンジン脱着して一気に交換したほうが良い場合もあります。

それと
ハイカムへ交換したら強化タイミングベルトへの交換もお勧めしてます。
VG30エンジンはタイミングベルトが他エンジンに比べ長いので伸びを考慮して強化タイプへ変更しています。

それと
物凄く小さな事ですが右端にチラッと見えますが、純正のバキュームホースをSAMCO社製シリコンホースへ一部交換しています。
これは、エンジンチューンしてもそれはエンジン内部の出来事ですので何にも見えません。 ですので、ボンネットを開け「おっ そういえばエンジン触ったんだ」と実感してもらいやすいように少し洒落て見ました。

その後
V-PROのリセッティング
ハイカム化したことでアイドリングの乱れが出やすいのですが、そこは気を使い時間を使いで最適化のMAPへ変更。。。
これだけで約2週間かかりました

結果
アイドル域は純正並み(まあ若干はぶれますが)
レーシングは音色も程よく甲高く
走りは。。。 3000~5000rpmは、もう別物 
少し大げさですがVTECの効き始めのような加速感 「来るぞ来るぞ」と思わせてくれます。 

先日
出来上がったばかりのZ32に乗り納車へ行きました。 
夜の高速を流しながら届けに行きました。
パワーも上がったので追い越しも楽にでき、自分で言うのもおかしいですが、
今回やらせていただいたモディファイの完成度の高さに自分で酔いしれながら、A氏のZ32と気分良く走りました。
いつもは積載車に載せて納車するデイトナにとって、自走で納車をすると言うのは物凄く珍しいことなんです。
それほど良い、高い完成度での仕上がりと言うことです。


■TOMEIパワード 256°PONCAM 197,400円(参考技術料 52,500円~)
■TRUST 強化タイミングベルト 18,900円
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