The Ichigoichi-hey!!!
デイトナ「やまもと」の一期一へぇ!!!
20mmの魔法
去年11月に彼が所有する3台目のフェアレディZとなるZ34 ver nismoを購入した「スギン」
納車早々にDAYTONA スピードリミッターカット・プログラムやSACLAM SILENCER KITを装着し、次なる1手を彼はずっと考えていました。
難しいのは、「ver nismo」であるということ。 ベース車両に比べエアロダイナミクスやエキゾースト、ECMやダンパー、ホイールに至るまでメーカーチューンが施されている車両であるがゆえに、どこに手を入れると自分が満足出来るのか?が解らなくなってしまい、ここ1.2カ月 僕は色んな相談を受けていました。
僕が考えたのは、思いっきり自分が好きなようにカスタマイズして行くのでしたら、わざわざ高価なver nismoを選ばなかったでしょうし、やはり彼なりの美学をnismoに感じてメーカーチューンド車両を選んだ訳ですから、少し慣れてしまったその美学をもっともっと磨いていくと必ず満足してくれると思い、nismoのスタンスは守ったまま柔らかく手を入れて行くことを提案し、そして実行に移しました。
僕がスギンに提供したのは+-20mmの変化
20mm つまり たった2cmの変化を各部に入れ込んでいった訳ですが
まずは-20mmのローダウン
横から見るnismoの腰高感がどうにもシックリきませんので、いくらエアロ武装+19インチAWのnismoと言えどもローダウンをしないことには、いや逆に武装済みのnismoだからこそローダウンをしないことには始まらないと思い、僕の中では意外と使い勝手が良いTEIN H-TECHスプリングをチョイス。
ローダウンスプリングの割には跳ねず沈まずで乗りやすいし、良い具合にリアの車高も落ちるので、ダウンスプリング交換依頼の時はTEINを使用しています。
そして+20mmの高精度スペーサー
車高を落とすと横から見たらフェンダー~タイヤ間のクリアランスは狭くはなりますが、今度は上から見た時にフェンダー~タイヤ間のオフセット量がどうも気になりだします。
俗に言う「ツライチ」までは行きませんが、ホイールスペーサーを装着することで外側へホイールを出し、低くワイドに魅せます。
注意すべきはスペーサーの精度 僕の場合 必ず国産の高精度スペーサー ハブリング付きを使用しています。 見た目だけでしたら、どのスペーサーをチョイスしても同じでしょうが、実際に高速道路なども時速100km/h以上で走る訳ですから絶対に安心して使用できるものしか選びません。
さらに20mmアクセルを踏み込むだけで別世界
DAYTONA スピードリミッターカットプログラムからDAYTONA SPORTS ECMへversionアップしました。
スピードリミッターカットは当然ながら、REVの引き上げや、アクセルを踏むと即座に反応してくれるエンジン特性への変更
DAYTONA SPORTS ECMは「モノ」である以前に、目に見えない「データー」です。 僕が追求したかったのは、エンジンを始動しアクセルを踏むと直線状に伸びてくれるようなリニア感や、一旦アクセルを抜いて そしてまたアクセルを入れた時に確実についてくるトルク特性を重点的にプログラム変更しています。
気分は「WRC」 20mm踏み込むだけで即反応するピックアップの良さが面白く、納車後8時間以上 ドライブに出かけていた「スギン」なのでした。
■DAYTONA Racing SPORTS ECM for 370Z ver nismo
■TEIN HIGH.TECH spring
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