曇り 後々 晴天・・・その1



Z34 verST 6ATにお乗りのオーナーさん。
最初にDAYTONAに来てくれたきっかけはDAYTONA sports ECMへの書き換え依頼でした。
車の仕様はキノコタイプのエアクリーナー、sportsキャタライザー、nismoマフラーの組み合わせ。 もう少しパンチが欲しいとのご依頼でしたので、早速 書き換えを開始。
NGKイリジウムプラグやDAYTONA sports filterも同時交換で、通常通り難なく車のお引き渡しをしました。

数日後 ご機嫌伺いと感触伺いの様子を聞こうと電話したら

「う~ん エンジンチェックランプが点灯したんだよね」

えっ? どうして?? 
もう少し詳しくお話しを聞いてみると

「デイトナに行く前からチェックランプが点灯していたんで、点灯したらディーラーで消してもらっているんですよね。
 だけど乗る分には支障がないからいいですよ」

とのこと。。。
さすがに、どうしてチェックランプが点灯するのか気になりますし、支障がないと言っても何らかの支障があるから点灯したのでしょうから、オーナーさんにお時間頂き再度点検してみることにしてみました。

再入庫していただきメーターパネルを見ると、確かにエンジンチェックランプが点灯
OBD2診断を開始して、記憶しているエラー項目は「触媒システム」
今だけランプを消すにはボタン1つで消えますが、根本的解決をしないと再発は確実に起こりますので整備書と睨めっこしながら、スキャンツールを駆使しながら原因を考える・・・
まてよ、この車はスポーツキャタライザー装着車だ! 原因はそこか?

キャタライザーメーカーに電話して対処法を聞こうとしますが、なにぶんチンプンカンプン
早々に諦め自力で解決方法を模索します。
データーロガー(ECMロギングシステム)を車載して、走り廻っていると、通常走行では感知しませんが、ある一定の条件でエラーが出ると判明。
早い話が高効率触媒ですから、排気が抜け過ぎてしまって触媒が酸欠になってしまい異常が出たと車が思った訳です。
その後も色々と調べて見ましたが、VQ37VHRの場合 sportsキャタに変更するなら、物を選ばないと今回のようにチェックランプの点灯 つまり異常は起こりえるようです。
酷い時は車庫入れくらいの僅かな動きでもエラーを感知するようですし、何よりもメーカーもそれなりの情報は上がってきている訳ですので、購入前に事前に説明があるとか その対処方法とかを教えてくれたら安心して購入できると思います。

話は戻りますが、そこまで来たら異常が出る付近のMAPを細かくロギングして解析 
エラーが出ないようにMAP調整してあげて完成です。

いやいや お待たせしました!

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