新しいセッティングへ挑戦。


STILLENスーパーチャージャー搭載のHZ34フェアレディZロードスターは、セッティングまで完了し無事にオーナー氏の元へ帰ってゆきました。


今回もハイブーストプーリーを組み込み450馬力仕様のパッケージでしたが、この最近オートマチック車との相性が悪く悩んでいましたが、Z1モータースポーツでのセッティングデータや情報を上手にフィードバックさせることが出来、これまで造ったスーパーチャージャーの中でも上々の出来となりました。
純正比150馬力以上も上昇した出力に対し、パドルでのギアチェンジ時で生じるスリップが鬼門となっていました。
これまではトルクマップをチューニングし予測トルクを向上させていましたが、今回はそれに加えギアチェンジの際のドロップオフを計算し、高負荷域へ移動しないようマッピングを行いました。


リザルトとしてはほぼ450馬力 
気温は30度を超え湿度80%と過酷な環境下でのデーターですので素晴らしいデーターです。
排気系のモディファイが進むと、中間域での添加と燃料をもう少し調整できそうですが、現状ではノーマル排気ですのでこれ以上の進角はノックを発生させるだけです。
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