ベストコンディションを目指して。


2型ツインターボのZ32は車検の為入庫でした。


これまでにも、ある程度の整備は行っているとオーナーさんより聞いていたので油断していましたが、いざ点検のためにリフトで上げてみると実際にはオイル、水漏れが生じている状態です。
当然ながら車検には通りませんので修理作業から入ります。


特に水漏れがひどく、複数箇所より同時進行にてリークしている様子です。


また、サビの発生も多くパイプ内は目詰まりしている箇所もあります。
こうなってくると部分的なラバーホースの交換だけでは事態は解決しませんので、可能な限り金属パイプは錆落としを行った後にエアー等で詰まりの解消を目指します。



とは言え、中途半端に作業をしていたのでは、パイプのサビは取り除いても今度はラジエターやヒーターコアなどにサビ粉が廻っては元も子もありませんので、特にパイプ内部の作業には神経を使いました。
基本的に、LLC濃度を基準値程度でメンテナンスを行っていたらなばこのような結果にはなっていません。 今後は冷却水のメンテナンスを正確に行うことにより、サビの発生、進行を抑えることができます。



オイル漏れはパワステとクランクシールからです。
水漏れ修理のためにもトランスミッションを降ろす必要がありましたので、ちょうどよいタイミングでの作業となりました。

全てを組み終えた後に車検ラインを通過させ、無事にオーナーさんへと引き渡すことができました。


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