今年の夏も暑かった。 


『水温が高い気がする』ということで入庫頂いたZ33は、DAYTONAに到着した時には既に水温115℃。
メーターの水温計もセンターより少し上を指していますし、完全にオーバーヒートです。


車両側に備わっている自己診断ユニットOBD2からECUへアクセスし、動作確認のためのアクティブテストにて電動ファンを強制駆動させますが若干ファンの回りが弱いようです。
Z33には同型の電動ファンモーターが2つ付いています。 ローモードでは1つ、ハイモード(及びエアコン使用時)には2つのモーターでLLCを冷却しています。
今回のケースではロー側のファンモーターが弱かったのですが、大事を取って2つとも交換です。


また、エンジン~ラジエターを繋ぐクーラント温度を測定したところアッパー(行き)とロアー(帰り)では温度の相違も大きく、同時にサーモスタットの交換も行うことになりました。
サーモスタットは設定された温度になるとエンジン~ラジエターのLLCを循環させるための弁として、大変重要な役割を補っています。
DAYTONAではこれまでにサーモスタットのトラブルを経験したことはありませんでしたが、ある程度の年月も経過した個体故、トラブルを未然に防ぐ意味も含めてサーモスタットの交換は有効的です。


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