VQ35DE 294PS



Z33型フェアレディZには3種類のエンジンが存在します。
VQ35DE 280PS
VQ35DE 294PS
VQ35HR 313PS
その中でも2番目の294PSモデルは大変希少で、平成17~19年式の6速マニュアルミッション搭載車にのみ与えられたエンジンです。
280PSVQ35DEとの大きな違いはEX側に可変バルブタイミングVTCユニットが増設されたことや、大容量サージタンクの搭載など。初期のVQ35DEをメーカーチューンしたようなエンジンです。
このEX側VTCは後に発表されるVQ35HRにも同様のシステムを搭載されました。
そのレアな294PSモデルが集中して入庫してきました。

VTCのメリットは、負荷×エンジン回転に応じて任意で作用角度を変更できますので、昔ながらの『○△度で固定』という極端なものではなく、アイドリング域 パーシャル域、全開域と、運転状況に応じて3Dに動くMAPを意識し、自在に作用角度を変更できること。 それをインテークとエキゾーストのタイミングが調整ができますので、本当に調整の幅は広がります。

例えば中高回転域を意識し作用角度を広げると、今度はアイドリングが不安定になります。 しかしVTCではそれらネガな部分を消すことができます。
アイドリングも、パーシャル域も全開域も それぞれのシーンに応じたバルブタイミング=シャープな吹け上がりを意図して創りだす それがVTCのメリット、VTCTuningの醍醐味 そして僕の得意科目なんです!

■DAYTONA Sports ECM for VQ35DE(294PS) Pack,B 
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