オートマチックミッションのメンテナンス。


オートマチックトランスミッション車は基本的にはメンテナンスフリー。 それでもZ33まではオイルレベルゲージがあるから油量チェックは出来るものの、Z34からはそのレベルゲージも廃止されているから、もはや「見る必要もない」と言うのが現状です。
オートマチックオイルには3つの大きな役割があり、作動、潤滑、そして媒体油として、ミッションの伝達を確実にしています。 また、オイルの役割として粘土、摩耗、ジャダー、消泡性能が主に挙げられ、メンテナンスフリーとはいえ当然ながら経年劣化していくことは当たりまえだし、ましてやスポーツカーとしての性能であったりドライビングスタイルであったり、乗用車の”それ”とは全く異なるんだから『メンテナンスフリーなわけ無いでしょう』と言うのが私達の考え方です。


では、何時どのように交換するのが理想なのかといえば、例えばエンジンオイルのように3000km/毎に交換する必要はないと思うけど、可能ならば2年/毎程度のサイクルで交換を実施していただきたい。 その2年の根拠は何にもありませんが、例えば燃費であったり、ギアのつながりであったり、ショックの低減であったり。 オイル交換後の良さを感じられるのはせいぜい2年がイッパイではないでしょうか? その後、急激に性能低下が起きるわけではないけど、ジワリジワリと”普通“に戻っていく様子を感じるのは嫌ではありませんか?
交換の方法としては、輸入車はオイルストレーナー(フィルター)も同時交換を行うのが一般的ですが、DAYTONAが保有しているATFチェンジャーは現在もシステム最高峰である圧送方式のマシーンですから、オートマチックのライン(配管)の間にマシーンを割りこませ、モーターの力で全てのオートマチックラインを洗浄→オイル交換出来るすぐれものを保有しています。 逆に一般的なカーショップで行われている循環式でのオイル交換は、実際の交換率は低く、またZ34系のオイルレベルゲージが付いていない車両のオイル交換を行うことが出来ませんから、「交換した」という実績作りにはいいのかもしれませんが、実際の交換率に関しては圧送式には遠く及びません。


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