第3399回などで毎年取り上げてきた交通事故死者数の減少傾向が一段と進んできたようです。
四国新聞社より 2010/01/02
2009年1年間の全国の交通事故死者数は、前年より241人(4・7%)少ない4914人で、1952年以来57年ぶりに4千人台となったことが2日、警察庁のまとめで分かった。
死者数の減少は9年連続で、過去最悪だった70年(1万6765人)の29%まで減った。警察庁は、シートベルト着用率が向上したほか、飲酒や速度違反などを原因とする悪質で危険性の高い事故の減少が原因と分析している。
交通事故死者数は52年まで3千~4千人台で推移していたが、高度経済成長とともに急増し、59年には1万人台となった。70年に最多となった後、いったん減少したが80年代に再び増加。93年ごろから減少傾向が続いている。
ついに5000人を切ったんですね。素直に良い傾向と喜びたいところですが、事故数自体は余り減っていないようなのが気に掛かります。
公共交通主体の交通体系への変更などにより交通量が減少したというような根本的な傾向ではないだけに景気の回復などで又しても上昇に転じるなんて事がありそうな気がします。
折角の減少傾向を本物にするためにも温暖化対策やエネルギー問題を前面に打ち出して公共交通主体の交通体系への変換を葉かって貰いたいものです。
そのためには、高速道路の料金値下げは避けて欲しいものですが、どうやらそんな考えはなさそうです。マニフェストにこだわって、国の未来を誤らないようにして欲しいのですが、どうやら今の民主党にはそんな考えはなさそうです。
どうなることやら!