団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

フードマイレージ

2007年10月16日 | グローバリズム

  酒は飲まないが甘いものには目がない私(糖尿病で今は控えています)は赤福は大好物です。しかし、あの日持ちのしない商品のどうやって保っているのだろう「大変だろうなぁ」と疑問には思っていました。そうしたら今回の製造年月日の問題で冷凍処理しているとの報道を聞いて、「そうか冷凍か、良い事を思いついたなぁ」と感心しました。

 あれだけ人気があって大量生産が必要で日持ちがしないものを廃棄処分をなくすることは大変な苦労があるはずですが、それが冷凍技術によって克服されたとしたら喜ぶべきことと思うのは私だけでしょうか。

 「白い恋人」も売れすぎて在庫を持つために日付を誤魔化していたように、この問題は食べ物を扱う商売にとって死活問題でしょう。

  しかし、メーカーも悪いが、消費者もやたらに賞味期限なるものを気にしすぎるのじゃないでしょうか。「赤福」だって「白い恋人」だって少々日にちが経っていても、そのつもりで食べれば別に問題は無いはずです。

 私なんか、「白い恋人」や「赤福」が店頭から撤去されたニュースを見る度、「何と勿体無い、あの商品は廃棄処分するしかないのだろうか」とそちらの方が心配になります。いっそのこと、スーパーなどでよくやっている処分品として半額とかで売れば良いのに。結構買う人もいるはずです。そうすればメーカーも消費者もメリットはあるはずです。何でやらないんでしょうか。まぁ、マスコミあたりがたたきそうですが、廃棄処分よりは余程地球に優しいと思うのですがどうでしょう。

 しかし、メーカーもヒット商品が出ると大量生産に乗り出し、結局はこんな問題になってしまうのじゃないでしょうか。会社を大きくして、販路を広めることは良いこととして今までは捉えられてきましたが、もうそろそろ考え方を変えても良い頃なのかもしれません。

 そんなことを考えさせられる面白い記事がありました。

 asahi,comより

  (環境ルネサンス)「お近く食材」力 減らせ「フードマイレージ」 20071008

  買い物に行って食材を選ぶとき、何を気にするか。味と値段、安全性が大方の選択基準だろう。これに加え最近、「距離」という指標が注目されている。遠くでとれたものより、近くでとれたものを選ぶ。それによって輸送に伴う二酸化炭素(CO2)の排出を減らし、地球温暖化の防止に役立てようとの発想だ。「フードマイレージ」という指標を使い、食卓から地球環境に目を向ける動きが広がっている。

 ◆遠くから運べばCO2増 地産地消で地球冷やせ

 フードマイレージの直訳は「食料輸送距離」。食料は主にトラックや船、飛行機で運ばれる。輸送距離が長ければ長いほど、石油がたくさん使われ、CO2の排出が増える。航空会社のマイレージは増えればいいが、こちらは減らすことに価値を与える。

 元々は英国の消費者運動から始まった考え方だ。01年ごろ、農水省の農林水産政策研究所長だった篠原孝氏(現・民主党衆院議員)が、日本に紹介した。

 経済のグローバル化が進むなか、物の輸送がいかに環境に負荷を与えるかという点を問題視した。英国では理念的な運動だったことから、篠原氏は部下だった中田哲也氏(現・九州農政局消費生活課長)に、フードマイレージの数値化を提案。食料の重さと距離を掛け合わせる計算方法ができあがった。

 中田氏の試算によると、01年の日本の輸入食料のフードマイレージは約9000億トン・キロにのぼった。各国と比較すると、米国と韓国は日本の3割、フランスは1割にすぎなかった。この数字からCO2排出量を計算すると、1690万トンにのぼる。これは国内の食料輸送に伴うCO2排出量の2倍近い値だった。

 中田氏は「想像はしていたが、日本の値は極端に高い」と話す。ただ、「あくまで輸送面だけにしぼった数字。国内産でもハウスで加温したり、化学肥料を使ったりすると、環境負荷は上がる」とも指摘する。

 今年の環境白書によると、05年度の日本のCO2排出量のうち、運輸部門は2割を占め、90年と比較すると1.2倍に膨らんでいる。

 篠原氏は「物の輸送が、いかに環境へ負荷が大きいか。国際分業がさらに進むと、地球環境はパンクする。国内農業の保護を訴えている訳ではない。今やどんな問題にも環境の価値が優先する」と話す。

 「POCO(ポコ)」

 2年半前、こんな単位が生まれた。有機農産物など安全な食品を宅配する「大地を守る会」(東京・六本木)が、CO2の量を分かりやすく表示しようと、約8万人の会員向けに編み出した。

 1ポコはCO2.100グラムに相当する。例えばこんな使い方だ。

 豆腐がある。一つは佐賀県産の大豆で作られた。もう一つは米国・ノースダコタ州産の大豆からだ。東京の消費者がこれらの豆腐を食べる場合、輸送に伴うCO2排出量は佐賀産が0.5ポコ、米国産が2ポコになる。佐賀産を食べた場合、1.5ポコ、つまり150グラムのCO2を減らせることになる。

 「守る会」はフードマイレージを基に70品目の食材について国産と輸入品のポコの差を算出し、ホームページで公開している。なるべくポコの少ない食材を、と会員らに呼びかける。

 ポコの語源は、CO2を固化したドライアイスが水の中で「ポコポコ」と音を出すのと、「ちょっと」という意味のスペイン語の「ポコ」をかけたそうだ。少しずつポコを減らそうというメッセージでもある。

  参照:フードマイレージ

 この考え方は面白いですね。最初に知ったのは、イギリスのスーパーで商品に距離と値段を掛けた数字を表示しているというものでした。相変わらずヨーロッパは考え方が進んでいますね。

 高い運賃を掛けて世界中から食材を集めることの勿体無さを考えるときが来ているのかも知れません。途上国で買い叩いた商品より少々高くても地場の商品を買う心意気が結局は自分たちを守ることに繋がることになるはずです。

考えるべきかも!


トヨタ1/X

2007年10月15日 | トヨタ

  第2898回でカーボン製の軽量自動車、それも電気自動車が出来ないものかと書きました。ところが、昨日も2、30年後はどうなっているんでしょうと書いたあのトヨタが電気自動車でこそありませんがカーボンファイバーを使った軽量車をモーターショーに出展するのだそうです。

  FujiSankei Business i. 2007/10/11  より

  東京モーターショー、出展車出そろう…環境技術で“競演” トヨタ…重さ3分の1 日産…「超」豪華仕様

 千葉市の幕張メッセで26日に(一般公開は27日から)開幕する東京モーターショーの国内メーカーの出展車が10日、出そろった。各社とも、ハイブリッド車や燃料電池車、電気自動車などの環境対応車に力を入れており、2年前の前回開催よりさらに“環境モーターショー”の色合いがさらに強まりそうだ。

 トヨタ自動車が10日発表した参考出展車の目玉は、ハイブリッド車「プリウス」の約3分の1となる420キログラムを実現した環境対応車「1/X(エックス分の1)」。「あらゆる環境負荷をX分の1に減らす」との意味が込められており、骨格に軽くて耐久性に優れた「炭素繊維強化プラスチック」を採用した。

 開発担当者は「道路の劣化を防ぐ効果があるほか、高架道路や立体駐車場の強度も現在より低減できる」と、燃費向上だけにはとどまらないメリットを強調する。家庭用電源から充電できる「プラグインハイブリッド車」を想定し、代替燃料のバイオエタノールも使用できるようにする。・・・以下略

  参照:トヨタ ニュースリリース

  420キログラムとは強烈です。やはりやろうと思えばこんな車が出来るんですね。これこそ目指すべき方向でしょう。エンジンは500CCでプラグインハイブリドだそうです。
  これは欲しいですね。しかし、大きさを軽並みにして電気自動車にすればもっと軽く出来るかもしれません。
  それにしても、私の嫌いなトヨタさんからこんな魅力的な車が出てくるとは。

トヨタ侮りがたし!


ホンダ薄膜太陽電池

2007年10月14日 | 太陽光発電

  第2633回第2826回で取り上げたホンダの薄膜太陽電池の展開ががいよいよ全国的になるそうです。

  日刊工業新聞より

ホンダ、独自開発の次世代型薄膜太陽電池を22日から全国発売へ

 ホンダは10日、独自開発した次世代型薄膜太陽電池を22日から全国発売すると発表した。これまでは限定生産で、東京や埼玉など9販売店のみで扱っていた。100%子会社のホンダソルテック(熊本県大津町、数佐明男社長)で年産27・5メガワット分の量産が始まったことから、販売エリアを拡大する。

 同社の太陽電池は銅-インジウム-ガリウム-セレン(CIGS)の化合物を素材とし、製造時から環境に優しいのが特徴。1枚あたりの最大出力が125ワットで、価格は6万375円。システムを統御するパワーコンディショナ(26万2500円)が必要。一般住宅では3キロワットの電力が必要なためシステムで約171万円程度の価格となる。

 発売に先立ち、12日まで千葉・幕張の幕張メッセで開催される「第2回新エネルギー世界展示会」に出展している。(更新日 20071010日)

  参照:株式会社ホンダソルテック

 予定通りだったのかそれとも順調に立ち上がって早まったのか興味があるところですが、いずれにしても、シリコン不足を補う新しい太陽電池の発売は楽しみです。
  一気に増産となってコストダウンが進めば、シリコン不足の解消も近いシリコン系との競争も激しくなりそうです。いよいよ太陽光発電の時代が来るのでしょうか。
  何年か後には、ホンダの主力製品が太陽電池になっていたなんて現象が起こらないとも限りませんよ。その頃には、交通体系がクルマから公共交通に変わってしまったトヨタさんはどうなっているでしょうか。

興味ありますね!


バイオエタノール

2007年10月12日 | エネルギー 環境

  

とうもろこしやサトウキビなど、挙句の果ては米までバイオエタノールの原料にするというのはやはりどうしても納得がいかないものがあります。食べるものもなくて困っている人たちのことを考えれば食料を油にするというのは金持ちの我がままと言っても言い過ぎじゃないでしょう。

 讃岐うどんやカップラーメンの原料の小麦などの値上がりによる価格の改定など、なんだかんだと言いながらも、我々の生活にも影響が及んできているようです。

 食糧を原料にするのは納得が行かないですが、使用済みを使うのは大賛成です。本格的な動きも出てきたようです。

  日経エコロミーより

  (10/2)廃油から燃料、給油所稼働・ほっかほっか亭のプレナス

 持ち帰り弁当の「ほっかほっか亭」を運営するプレナス(福岡市)は2日、使用済みの食用油から作ったバイオディーゼル燃料の専用給油所「プレナスステーション」を稼働させた。九州で使用する配送車などの約7割に当たる54台の燃料を賄う。

 福岡県朝倉市にあるプレナスの配送拠点に設置。九州・山口の941店舗が揚げ物などに使い、年間に廃棄する131万リットルの菜種油から118万リットルを精製、供給する。価格は1リットル当たり90円前後と、軽油より約20円安く、二酸化炭素の排出量も年間で約3100トン削減できるという。

 この日は、店舗から廃油を回収する4トントラックが燃料を給油した。記者会見したプレナスの塩井高明専務は「チェーン店なので同じ品質の使用済み油を安定的に供給できる。原油高による配送コスト上昇の抑制にもつながる」と説明した。〔共同〕

 こういう使用済みで廃棄処分していたものを再利用するのは穀物類を使ってバイオエタノールを作るのと違って本当に地球に優しいといえるのじゃないでしょうか。

  もう一つ、第2682回第2780回で取り上げたバイオエタノールも動き出したようです。

  日経ネットより

  バイオ燃料、東西で別規格、大阪府が「E3」試験販売

 大阪府は9日、環境省から受託したバイオエタノール混合ガソリン「E3」の試験販売を府内2カ所の給油所で始めた。販売や流通過程での管理手法を検証し、本格普及につなげる。石油元売り各社が4月に首都圏で販売を始めた「バイオガソリン」とは別規格。元売りはE3の普及に協力しない方針で、2種類のエタノール混合ガソリンの導入試験が東西で並行して進むことになる。

 E3はガソリンに3%のバイオエタノールを直接混入する。販売価格はレギュラーガソリンと同程度に抑えた。当面、利用できるのは事前にホームページ上などで大阪府に登録した車両に限る。

 大成建設や丸紅などが出資するバイオエタノール・ジャパン・関西が廃木材から製造したバイオエタノールを使う。大阪府はE3を販売する給油所の数を1015店程度に増やし、最大で年間47000キロリットルを販売する計画だ。(00:50)

  参照:バイオエタノール・ジャパン・関西株式会社

      「プレナス」フライ油リサイクルシステム

こうした使用済みの廃油や廃木材からの製造は量的に多くは望めないのかもしれませんが、穀物類から作ったバイオエタノールよりは生活に影響が無いばかりでなく廃棄処分するものを有効利用するのですから一挙両得というものです。

 量は少なくてもこういうものや太陽光発電など自然エネルギーを寄せ集め、省エネ生活を組み合わせれば全量とは行かなくてもかなりのところまでエネルギーを賄えるのじゃないでしょうか。

兎に角、少しからでもやり始めることです!


ムラサキカタバミ

2007年10月11日 | 日記・その他

  第2834回第2849回などであれほどしつこく芽を出していたムラサキカタバミですがが梅雨明けのころから全く芽を出さなくなっていました。もしかしたら、さすがの敵も私のしつこさに遂に絶滅したかと密かに喜んでいました。
  8月、9月と全く気配を見せなかったので、これはいよいよ本当に根絶に成功したのかもとちょっと油断しました。ところが、やはり甘かった。10月に入って、雨が何度か降ったので、少し不安を覚え、良く眼を凝らして見てみると、何と、やはり、小さな芽が何本か出てきていたのです。
  いやな予感は当たってしまいました。今のところはそれ程苦労もせずに抜けますが、もしかしたら、又しても大量に生えてこないとも限りません。当分は油断できない状況が続きそうです。
  それにしても、雑草の生命力には感心させられます。とは言いながらも、芝生をはがしてまで根本的な退治を決断したのは間違いじゃなかったようです。芝生の方も大分伸びてきてはがしたところも芽を出してきました。あと、1、2年もすれば完全に元通りになるでしょう。
  今年は、今のところ
カラスノエンドウも余り眼に立ちませんのでこれも戦いのクライマックスは越えたのじゃないかと思っています。
  我が家の雑草の両巨頭との長い戦いもいよいよ終盤に近づいてきたと言ってもいいのかもしれませんが、油断は禁物です。最後まで、気を抜かずに根絶を計りたいと思っています。
  しかしながら、この長い戦いの所為か、今年は例年に比べてかなり雑草が少ない感じです。実を言えば、体の不調などもあって9月頃は殆ど草抜きはやっていないのです。それだけに今年の雑草の少なさに救われた思いがあります。これは、私の努力が報われたのか、それとも単に熱い夏の所為だったのか、これからが勝負かも。幸い体調も戻ったのでじっくりと戦うつもりです。

それにしても長い戦いです!

  とうとうやってしまいました。10日の更新をするときに前もって書いておいた11日分までアップしてしまいました。

 気が小さいので毎日の更新に追われるのが苦痛になってきたときに、「そうだ、書き溜めておけば良いんだ」と、出来るときには次の日の用意もしておくようになったのですが、眠気眼でアップするときにどこまでやったのかが分からなくなって、つい翌日のものをアップしてしまったことも何度かありました。

 今までは、それでもアップして直ぐに気が付いて直していたのですが、今回はとうとうやってしまいました。朝、何時もお世話になっているAさんからメールーで指摘されたときは時既に遅しで出勤時間でした。


可愛気

2007年10月10日 | 日記・その他

  第2874回で私に欠けている「可愛気」を取り上げましたが、何とこの言葉松下幸之助さんも言っていたのだそうです。

 10月3日 読売新聞コラム 何やってんのやら 政界 角界リーダー考 

 窮地かわす「しなり」欠如  鷲田 清一 大阪大学学長

 ・・・略

 そんななかで一つだけ、味があるなあと感心した言葉がある。電機業界の方から聞いた話なのだが、松下幸之助はかって、一堂に会した自社の管理職の前でこう説いたという。成功する人が備えていなければならないものが三つある。それは、「可愛げ」と「運が強そうなこと」と「後ろ姿」だと。そしてそのあと、あなた方はただ運がよかっただけだと、きつい皮肉を飛ばしたというのである。
 「可愛げ」のある人にはスキがある。無鉄砲に突っ走って転んだり、情にほだされていっしょに落ち込んでしまったりする。だからまわりをはらはらさせる。わたしがしっかり見守っていないと、という思いにさせる。
 「運が強そうな」人のそばにいると、何でもうまくいきそうな気になる。その溌剌とした晴れやかな空気に乗せられて、一丁こんなこともやってみるかと冒険的なことにも挑戦できる。
 だれかの「後ろ姿」が眼に焼きつくときは、見ているほうの心に静かな波紋が起こっている。言葉の背後に秘められていたある思いに想像力が膨らむ。何をやろうとしているのか、何をやろうとしているのか、そのことをつい考える。
  そう、見る人を受け身ではなく、能動的にするのである。無防備なところ、緩んだところ、それに余韻があって、そこへと他人の感心を引き寄せてしまうからだ。・・・以下略

 「可愛げ」だけでも無いと言うのに、「運が強そう」や「後ろ姿」までいるとなるともう絶望的です。所詮、私には「成功」は縁がなかったようです。

 しかし、「運が強そう」なんてのはきついですね。これなんかは物事を前向きに捉えるかどうかで違ってくるのじゃないでしょうか。何でも悲観的に考える人に運が向いてきそうもないし、強い意志と前向きな考え方を持っていれば運があるように見えるのじゃないでしょうか。

 それにしても、幸之助さんも「あなた方はただ運がよかっただけ」とは随分きついですね。ご本人は三つとも揃っていたんでしょうか。

 とは言いながらも、人生には運も必要なんでしょうね。宝くじだって当たる人と当たらない人がいるんですから。尤も、どちらが運が良いかは分からないような気がします。

やはり「可愛げ」が一番かな!


フイルム状太陽電池

2007年10月08日 | 太陽光発電

  第2667回第2831回第2883回で取り上げた富士電機システムズのフイルム状の太陽電池が早くも増産を決めたようです。

 日経Ecolomyより

  (10/4)富士電機システムズ、太陽電池増産・370億円投じ新工場

 富士電機ホールディングス傘下の富士電機システムズは熊本県に太陽電池パネルの新工場を建設する。2011年度までに370億円を投じ、年産能力を現在の12倍の150メガ(メガは100万)ワット前後に引き上げる。同社の太陽電池は厚さ1ミリ前後と薄く、折り曲げが可能な点が特徴。複雑な形状の屋根に設置したり、携帯電源として利用したりできるシート状の発電装置として新規需要を開拓する。同社は今春、熊本工場(熊本県南関町)で同タイプの太陽電池の生産を始めたばかり。大型投資に踏み切り、折り曲げ可能な太陽電池パネルの市場を一気につくり出す狙いだ。新工場は既存工場の隣接地に08年度、09年度に1棟ずつ建設に着手、11年度までに各棟で年間50メガ―60メガワットの生産体制を築く。これに先立ち、既存工場の能力も09年度までに増強、現在の3倍の40メガワットに引き上げる。

  参照:富士電機システムズ FWAVEサイト フィルム型アモルファス太陽電池の生産設備増強について

  生産を始めたばかりで新工場の建設を決めたということはそれだけ需要の見通しが立ったと言うことなのでしょうか。

 いずれにしても、こうした折り曲げができる電池は今まで不可能だったところへの設置が見込めるだけに面白い存在になりそうです。

 この部屋で何度も書いているように京都の神社仏閣の大屋根をこうした太陽電池で埋めたいですね。兎に角、日本中の屋根と言う屋根は太陽電池で埋めてしまいたいものです。そぅなれば、太陽光発電だけでもかなりの発電量になるでしょうし、生活を太陽に合わせる事によって自家消費分くらいは太陽光発電で賄える家庭も増えてくるのじゃないでしょうか。

 そして、どうしても足らないものをどう賄うかとなり、原子力にするのか、他の自然エネルギーにするのか、それとも石油や石炭にするのかを充分議論できそうです。

先行きどうなるかも大事ですが、まずやってみて考えることも必要なのじゃないでしょうか。やってみないと分からないことも沢山あります。考えるばかりで何時の間にか手遅れになってしまっていたなんてのは本当にばからしいですから。

兎に角やってみること!


駐輪場

2007年10月07日 | 自転車・公共交通

  私が未だ若き頃興味を持った企業に、第393話で取り上げた日本で一番夏休みの多い日亜化学工業株式会社と技研製作所と言って工事現場のくい打ちを静かに圧入する工法で音をなくしたという会社がありました。あのガーンガンという蒸気でくいを打つ騒音をなくした機械を発明したと言うだけで感心したものですが、それ以上に面白いと思ったのが、営業マン全員に営業車としてBMWを使わせているというものでした。何とも、面白い経営者がいるものだと感心したものでした。

  その技研製作所の社長を思わぬところで目にしました。

 13日、読売新聞コラム「キーパーソン」

 建設機械開発メーカー「技研製作所」社長 北村精男さん66(高知市)

  約150台の自転車を地下に格納出来る駐輪場「エコサイクルを開発した。大きさは、直径約7メートル、深さ約10メートルの円筒形。地上には、エレベーターのドアのような入り口があるだけだ。しかもカードで読み取らせるだけで、約10秒で自転車が出てくる。画期的なアイデアと評価され、今年8月には「第2回ものづくり日本大賞」の経済産業大臣賞を受賞した。

 自転車を地下に納めて地上をすっきりさせればいい、という思いはずっとあったんです。くい正確に地中に押し込む「圧入」という工法開発が主力事業なのですが、技術が進化して、施工が可能になった。・・・以下略 

  やっぱり只者じゃ無かったですね。この駐輪場は良いですね。これを駅の地下に沢山作れば放置自転車の問題も減りそうです。それ以上に、これからの路面電車や自転車と歩行者を中心とした都市交通の整備に力を発揮しそうです。
  さすが、騒音をなくしたくい打ち機を開発した社長だけに環境問題にも感心があるようですね。

頑張って増やしてもらいたい!


駐輪場

2007年10月07日 | 自転車・公共交通

  私が未だ若き頃興味を持った企業に、第393話で取り上げた日本で一番夏休みの多い日亜化学工業株式会社と技研製作所と言って工事現場のくい打ちを静かに圧入する工法で音をなくしたという会社がありました。あのガーンガンという蒸気でくいを打つ騒音をなくした機械を発明したと言うだけで感心したものですが、それ以上に面白いと思ったのが、営業マン全員に営業車としてBMWを使わせているというものでした。何とも、面白い経営者がいるものだと感心したものでした。

  その技研製作所の社長を思わぬところで目にしました。

 13日、読売新聞コラム「キーパーソン」

 建設機械開発メーカー「技研製作所」社長 北村精男さん66(高知市)

  約150台の自転車を地下に格納出来る駐輪場「エコサイクルを開発した。大きさは、直径約7メートル、深さ約10メートルの円筒形。地上には、エレベーターのドアのような入り口があるだけだ。しかもカードで読み取らせるだけで、約10秒で自転車が出てくる。画期的なアイデアと評価され、今年8月には「第2回ものづくり日本大賞」の経済産業大臣賞を受賞した。

 自転車を地下に納めて地上をすっきりさせればいい、という思いはずっとあったんです。くい正確に地中に押し込む「圧入」という工法開発が主力事業なのですが、技術が進化して、施工が可能になった。・・・以下略 

  やっぱり只者じゃ無かったですね。この駐輪場は良いですね。これを駅の地下に沢山作れば放置自転車の問題も減りそうです。それ以上に、これからの路面電車や自転車と歩行者を中心とした都市交通の整備に力を発揮しそうです。
  さすが、騒音をなくしたくい打ち機を開発した社長だけに環境問題にも感心があるようですね。

頑張って増やしてもらいたい!


誇大報道

2007年10月06日 | マスメディア

  

10月3日の産経新聞のコラム「産経抄」には驚きました。何と朝日新聞への反論でした。反論にも驚きましたがもっと驚いたのはその中身でした。

  産経抄

  拝復 朝日新聞論説委員室さま。9月28日付夕刊の「『産経抄』の良心」と題されたコラムを拝読しました。安倍退陣について「靖国神社参拝や村山、河野談話の見直しを求め続けたあなた方の身びいきこそ、(安倍氏に)重荷だったのではないか」とご指摘いただきましたが、物は言いようだとつくづく感心致しました。

  「事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく」ともご忠告をいただきましたが、その言葉はお返ししなくてはなりません。そう、先月29日に開かれた沖縄戦での住民の集団自決をめぐる教科書検定への抗議集会の報道ぶりです。

  貴紙は1面で「沖縄11万人抗議」と大見出しをとり、きのうも「県民大会に11万人が参加した」と書いておられます。でも、11万人は主催者発表の数字です。記者は何の疑問も持たなかったのでしょうか。

  抄子は宜野湾市内にある会場を何度か訪ねていますが、会場の面積は約2万5000平方メートル、つまり160メートル四方に過ぎません。当日の航空写真を見ると空きスペースもあり、どう数えれば11万人にもなるのでしょう。

  もったいぶってすみません。関係者によると、参加者は最大で4万3000人だそうです。沖縄の警察は、主催者の反発を恐れてか真実を発表できないのです。江藤淳先生が生前、指摘された「閉された言語空間」がなお存在するようです。

  主催者発表通りに集会の規模を2・5倍も誇大に報道する姿勢は、戦時中に大本営発表を垂れ流し続けた貴紙の過去とだぶってしまいます。そうそう、貴紙は論調の異なる読売、日経とネット事業や販売部門で提携されるそうですね。思い切った決断に拍手を送りますが、新聞でもネットでも事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく。 敬具

  あの大々的に11万人とマスコミが報道した人数がこれほどの誇大報道とは恐れ入ります。
 私も、テレビで上空からの映像を見た時にあんな狭いところに11万人も居るのだろうかと疑いました。一体、どちらが本当なのでしょうか。いつもの巡回でも何件かこれを取り上げていました。

   反日議員を落選させる会 → 「11万人沖縄集会」をでっち上げ

   クライン孝子の日記 → 20071004


  毎年、正月の初詣の各神社仏閣への何百万人という人出の数字にも何時もどうやって数えるのか知らないが本当なのだろうかと半信半疑のところがありますが、それでもその誤差は態勢に影響のあるものではないので気楽に聞いていられます。ところが、今回の場合は見過ごすような問題では無いでしょう。

  それが証拠に、その人数に驚いて政府が見直そうとしている位なのですから。こんなでたらめな数字を素直に信じてあたふたする政府も政府ですが、平気でこんなことをするマスコミの恐ろしさを改めて感じます。いよいよこの国は危なそうです。

何とも怖いですね!


負ける胆力

2007年10月05日 | 日本再生

  第2869回第2878回で大相撲のガッツポーズに違和感を覚えて、あんなことで大相撲の将来は大丈夫だろうかと書きましたが、もう既に遅かったのかもしれません。

 あの新弟子がリンチとは、それも親方がからんでいるようじやぁもう救いようは無いのじゃないでしょうか。

 それにしても、柔道や大相撲と日本の精神を重んずるスポーツがこの体たらくというのは日本の現在の乱れを現しているし、将来の消滅を暗示しているのじゃないでしょうか。もう一度昔の日本に帰ることはもう不可能なのかもしれません。

 日本の武道についての素晴らしい考えがありました。

 武田邦彦 (中部大学)より

  コーヒータイム  つきあう人を滅ぼすNHK

 相撲は美しい。鍛え上げた肉体、見事に作るあげられた土俵、そして吊り天井から赤房、白房まで日本文化を見事に完成した一つの形である。

 そこには日本人の魂、勝負の哀しさがにじんでいる。決して感情を顔に出してはいけない。負けてどんなに悔しくても土俵を叩いてはいけない。そっと頭を下げ自分が至らなかったこと、捲土重来を期して土俵を去る。

 69連勝をした双葉山は、鍛錬し、身を清め、滝に打たれ、そして相撲という武芸を完成させた。

日本以外の国の勝つ闘技は勝つことに目的があり、日本の武道は負けてもくじけない精神力をつける、自分をやっつけた相手を尊敬する心を養うためにある。目的が正反対だ。

 そこに外国の力士を入れた。そのこと自体はそれほどの問題ではないかも知れないが、世界的に特異な日本文化と武道の精神を入門してから親方は継続的に外国人の弟子に教えなければならない。

 勝つことが目的ではない、負ける胆力をつけることだと。・・・以下略

  「負ける胆力をつけることだ」とは素晴らしいですね。こんな考え方は日本人だけなのかもしれません。
  そして、「日本以外の国の勝つ闘技は勝つことに目的があり、日本の武道は負けてもくじけない精神力をつける、自分をやっつけた相手を尊敬する心を養うためにある。目的が正反対だ。」
 この言葉こそ
第2922回で柔道は単なる格闘技に陥ってしまった、もう脱退して日本だけの柔道に戻るべきじゃないかと書いたことを見事に言い表しているのじゃないでしょうか。
  やはり、日本の武道は安易に世界に持ち出すものじゃなさそうです。日本国内で、その精神が本当に分かる者(外人も含めて)が引き継いで行けば良いのです。そして、日本人がその精神が分からなくなったときには滅びの時かもしれません。

もう手遅れなのかも!


芝生

2007年10月04日 | 文科省・教育改正

  第971話第1392回第1421回で取り上げてきた校庭の芝生化が東京都で全公立小中学2000校で採用されることが決まったことを第2853回で取り上げました。
  文部科学省もその気になったそうです。

  時事ドットコムより

2007/10/01 校庭、市民グラウンドの芝生化推進=スポーツ楽しみ、体力向上-文科省

  文部科学省は1日までに、子どもが屋外で運動しやすいよう、校庭や市民グラウンドの芝生化を進める方針を決めた。安全にスポーツを楽しめる環境を整え、低下傾向が続く子どもの体力を向上させるのが狙い。芝生の維持管理方法や活用策などのノウハウも収集し、広く普及させたい考えだ。事業費として2008年度予算概算要求に1億1000万円を計上した。

 同省企画・体育課によると、07年5月1日時点の公立学校の校庭の芝生化整備率は、全国平均で3.72%にとどまっている。同省は、転んでもけがをしにくい芝生化を進めることで子どもに屋外での運動やスポーツを促し、体力の向上・健康の増進を図る。

 芝生化は全国9ブロックごとに、公立小中高計10校と、市民グラウンド2カ所で実施する。同省の委託を受ける形で、都道府県が専門家らをメンバーとする協議会を設置し、芝生の管理方法、活用策に関する先進事例を収集。これから芝生化に取り組む学校などを対象に、専門家を招き講習会も開く方針だ。

  これは楽しくなりそうです。10年もすれば多くの学校で芝生の校庭を見ることが出来るようになりそうです。是非、全校に広めて欲しいものです。
  これを契機に日本中の空き地でも芝生化が進めば温暖化対策にも効果があるかもしれません。
  こうなると手入れにも人手が要ります。是非十分な予算でプロの養成にも力を入れて欲しいものです。そうなれば新たな雇用増にもつながります。

綺麗でしょうね!


シリコン

2007年10月03日 | 太陽光発電

  昨日の太陽電池の市場動向に続いて、第2917回でも取り上げたシリコンについての面白い記事を見つけました。昨日のQセルズサンテックが又しても取り上げられています。

  Tech On!より

Solar Power】主要メーカーのCEOが太陽電池市場の今後を議論 2007/09/27

 米国で開催中の太陽電池関連イベント「Solar Power」の2日目は,主要な太陽電池メーカーのCEOが登壇して今後の太陽電池市場について議論する「CEO Panel」で幕を開けた。参加したのは,米Kyocera Solar,米Sharp Solar,ドイツQ-Cells AG,ドイツConergy AG,中国Suntech Power Holdings Co., Ltd.,米SunPower Corp.の各CEOである。

 パネル・ディスカッションでは,SuntechCEOであるZhengrong Shi氏が終始,強気の数字を示す展開となった。特に,今後の世界の太陽電池市場について,多くのCEO2010年に510GWとしたのに対して,Shi氏は2010年に15GWとした。

 各CEOの意見が一致したのが,Si材料の需給の見通しである。Suntechを含めたいずれのCEO23年でSi材料不足が解消されるとした。

 午後から開かれた,アナリストが太陽電池市場について議論する「Investing in Solar Stocks: What Need to Know」でも,Si材料不足が2010年ごろに解消されそうだとの見解が示された。さらにアナリストらは,その影響で太陽電池モジュールが供給過剰に陥る懸念を同時に示した。

  やはり後2、3年でシリコンの供給体制は整いそうですね。その後は供給過剰の懸念とは難しいものですね。そんなことになると又メーカーが設備投資に尻込みしそうです。
  とは言いながらも、兎に角シリコン不足が解消されればコストダウンも実現しそうです。いよいよ太陽光発電の時代が到来するのでしょうか。
  しかし、その時には日本政府に足を引っ張られた日本のメーカーは世界で生き残ることができるのでしょうか。ドイツのみならずアメリカや中国そして韓国にまで抜かれているなんてことになりそうな気がします。

心配です!


市場動向

2007年10月02日 | 太陽光発電

  第2920回で太陽電池の世界の市場動向に詳しい記事を取り上げましたが、ここに来て太陽電池が注目を浴びているのか又しても詳しい記事がありました。今までこの部屋で取り上げてきたことをまとめてくれているような記事です。これを読めば今の太陽光発電の状況が良く分かります。こういう記事が出て来ると言うことはやっと太陽光発電の時代が来たのでしょうか。

 bp special ECOマネジメントより

 特集 日本の技術力-8 市場競争が激化する太陽電池産業 日本は世界トップの座を守れるか

 中国企業などの本格参戦で市場に波乱

 長年にわたり世界のトップを走ってきた日本の太陽光発電ビジネスが揺らいでいる。世界の太陽電池市場が急成長するなか、ドイツ企業や中国企業の猛追を受けてシェアを落とし始めているのだ。累計導入量でも、1997年に米国を抜いて以来8年間守ってきた世界一の座を2005年にドイツに譲るなど、地盤沈下が始まっている。

 地球温暖化問題に対する関心が高まるなか、無尽蔵の太陽エネルギーから得られるクリーンエネルギーとして注目される太陽電池市場は急速に拡大し始めている。世界の太陽電池生産量は2005年には約1727MWに達しており、1996年に245MWにとどまっていた累計導入量も2005年には3700MWと、10年足らずで約15倍に急増した。こうしたなかで力をつけてきているのが、ドイツの太陽電池専業メーカーのQセルズ日本の太陽電池メーカーMSK(東京・新宿区)を買収したことで注目を集めた中国の専業メーカーのサンテックだ。このほかにも新規参入を窺う企業が多く、シェアが大きく変動する可能性が強まっている。

 実際、ここ12年で、市場の様子は大きく変わり始めた。2005年の生産量上位5社は、シャープ、Qセルズ、京セラ、三洋電機、三菱電機の順で、2位のQセルズを除くと日本企業が世界市場を圧倒していた。ところが2006年には、2位のQセルズのシェアが9.3%から10.1%へと拡大する一方で、1位のシャープは、それまで、ほぼ4分の1を占めていた世界シェアが17.4%に低下した。Qセルズの生産量は、2007年には前年の253.1MWから370MWへと拡大が予想されている。一方、中国のサンテックは2006年に、世界シェアを6.3%と大きく伸ばし、三洋電機、三菱電機を抜いて4位に浮上した。

 こうした背景には、国策として太陽電池導入を進めようと力を入れ始めたドイツや、エネルギー不足に悩む中国の国情がある。地球温暖化問題の克服に向けて再生可能エネルギーの導入に力を入れるドイツは、2005年に再生可能エネルギー法を改正。従来の電気よりも割高な価格で再生可能エネルギーを買い取る「フィードインタリフ制度」を取り入れている。これに対し日本では、住宅用の補助金制度(1994年からモニター制度を開始)が2005年度に終了、導入に対するインセンティブが低下した。こうしたことも、累計導入量で世界一の座をドイツに明け渡した理由の一つと考えられている。

 この後6話まであります。しかし、こうしてみると心配していた通り日本のメーカーの優位は風前の灯火状態のようですね。

 いくらメーカーが頑張っても自国の市場が伸び悩んでいるのでは限界がありそうです。折角のチャンスと思われたエネルギー大国への道は厳しいものがありそうです。

 それにしても、日本の政治はどうなっているのでしょうか。日本人の足を引っ張る政治なんて本当に要りませんね。そんな絶望感に捕らわれながらも何とか生き残る方法を考えないと誰も面倒は見てくれそうもありません。

夢のない政治は困りものです!


汚職

2007年10月01日 | 日本再生

  

社会保険庁の年金問題などを見ていると日本の官僚や政治家はどこまで腐っているのかと腹立たしい限りです。しかし、それでも日本は良い方だと良く聞くのですが本当なのでしょうか。

 そんな疑問に答えてくれる面白い記事がありました。

  時事ドットコムより

  日本の「清潔度」、17位で変わらず=ミャンマーとソマリアが最下位-汚職番付

 【ベルリン26日時事】世界各国の汚職の実態を監視する非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナル(TI、本部ベルリン)は26日、2007年の汚職に対する「清潔度」番付を発表した。調査対象は180カ国・地域で、日本は昨年と変わらず17位だった。

 この調査は、各国の官僚や政治家などが贈賄などの不正行為に容易に応じるかどうかについて、専門家に意見を求めた14の調査を基に10点満点で採点したもので、日本は7.5点だった。

 トップはデンマーク、フィンランド、ニュージーランドの3カ国が9.4点で並び、最下位は軍事政権への抗議デモが拡大するミャンマーとソマリアの両国。このほかの主な国のランクは、英国12位、ドイツ16位、フランス19位、米国20位、中国72位、ロシア143位。

 180カ国で17位だったら悪いとは言えそうもないですが、そんなものなのでしょうか。きっと日本人は真面目な方なんでしょうね。とは言いながらも他国との比較より絶対値として限りなく10点に近い評価を取って欲しいと思うのは当たり前じゃないでしょうか。

 こんなことで他国と横並びを喜ぶより、ここでこそ世界の非常識日本を発揮してダントツの評価を得てもらいたいものです。その位日本人の意識は高いと思いたいのは私だけでしょうか。

 それにしても、こんな日本が上位にいるとは人間とはなかなか奇麗事ではいかないようですね。

多くを求め過ぎでしょうか!