団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

世界最大の太陽電池工場

2007年10月31日 | 太陽光発電

  

このところ日本の太陽光発電にとっては気のめいる話ばかりを取り上げてきました。私だってワクワクするような話題の方が楽しいのですが、この業界は日本政府の策の無さに世界での競争力まで失いそうな気がしてきました。

 またまたそんな日本の太陽電池メーカーにとって脅威になりそうな記事がありました。

  日経エコロミー

  (10/26)ノルウェー太陽電池大手、シンガポールに世界最大工場建設

 【シンガポール=野間潔】ノルウェーの大手太陽電池メーカー、リニューアブルエナジーは26日、今後5年間で約30億ユーロ(約4900億円)を投資し、シンガポールに世界最大の太陽電池の一貫生産工場を建設すると発表した。太陽電池用シリコンウエハーから電池パネルまでを製造する。原油高騰や環境問題の高まりで拡大する太陽電池需要に対応する。

 新工場は2010年にも生産を開始する。シリコン自体は米国の同社拠点などから調達し、シンガポールでウエハー、セル、太陽電池パネルを一貫生産、日米欧市場で販売する。完成時の生産能力(発電能力換算)は年1.5ギガ(ギガは10億)ワット。同社によれば昨年の世界の太陽電池生産能力約2ギガワットの75%に相当する規模になる。

 完成後の従業員数は3000人を予定。将来の技術開発に備えて研究開発所や予備生産施設建設の余裕を持たせた。

 今度はノルウエーですか。このリニューアブルエナジーは第2558回で触れていました。それにしても、世界中に太陽電池メーカーが育ってきているようですね。第2959回でも書いたように日本のメーカーが作り上げた市場が日本の政府の無策によって刈り取られるという悔しい結果になりそうですね。

 CPUのインテル、OSのウィンドウズ、メモリーなど本来なら日本が世界を牛耳ってもおかしくなかったものが日本政府の無策で市場を失ったものは沢山あります。最近では液晶テレビも危なくなりそうな予感がします。

  しかしながら、この太陽電池がその最も代表的な商品になりそうな気がするのは私の思い過ごしでしょうか。

そうであれば良いのですが!