フィリピンのドゥテルテ大統領の中国訪問で、 10 月 30 日 (日)、第 6237回の「米 国にさよなら」のような中国寄りの発言で驚かされました。
とは言いながら、その後の日本訪問でどんな発言をするかを見てみないと判断はつかないと待っていました。
その安倍さんとの会談などでは、日本寄り発言で日本人を喜ばしてくれました。リップサービスもあるのでしょうが、ど うや ら本音のように思ったのが大方の日本人じゃないでしょうか。
産経ニュースより 2016.10.26
【暴 言大統領】「米国との同盟は重要」安倍晋三首相との会談で一致 南シナ海問題の平和的解決でも
安倍晋三首相は26日夜、フィリピンのドゥテルテ大統領と官邸で会談し、中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題を念頭 に、 日米同盟と米比同盟のネットワークが地域の海洋安全保障を促進することを期待する共同声明を発表した。ドゥテルテ氏は米国を 敵視する姿勢を強めていたが、アジア太平洋地域の平和と安定には米国の存在が重要との認識を共有する形となった。
両首脳は共同声明で、南シナ海問題の平和的解決に向け、自制と非軍事化の重要性も確認した。ドゥテルテ氏は会談で「国 際法 に基づき平和裏に問題を解決したい。われわれは常に日本の側に立つ」と表明。南シナ海をめぐる仲裁裁判所の裁定について「判 決に基づいた話しかできない」と尊重する考えを強調した。首相は共同記者発表で「紛争は武力に訴えず、平和的に解決する 重要 性を確認した」と述べた。
両政府はフィリピン海軍の警戒監視能力向上のため、日本政府が海上自衛隊のTC90練習機5機を比海軍に有償貸与する 取り 決めに署名した。日本政府が防衛装備を国外に移転するのは初めて。比海軍はTC90を南シナ海での警戒監視活動のほか、人道 支援・災害救援などに活用する。比海軍パイロットの教育・訓練でも協力。大型巡視船2隻とテロ対策のための小型高速艇の 供与 でも合意した。
首相は会談で、ドゥテルテ政権の麻薬撲滅対策を支援するため、麻薬中毒者の更生支援策などを年内に具体化したい考えも 伝え た。
どうやら、ドゥテルさんは日本は信用しているが、中米に関しては腹に一物あるようです。それだけに、上手く付き合え ば日 本にとっては良い方に向かいそうな気がします。
時事ドットコムより 2016/10/28
「暴 言やめる」と宣言=神のお告げ-比大統領
【マニラ時事】フィリピンのドゥテルテ大統領は27日、国際的に物議を醸している自身の暴言について「今後は やめ ると約束する」と述べた。神のお告げがあったのが理由という。日本から帰国した際、南部ダバオの空港で記者団に語っ た。
ドゥテルテ氏は日本からの帰途、機内で空を眺めていたら突然声が聞こえ、「ののしるのをやめないとこの飛行機 を落 とす」と警告されたと説明。「誰なんだと聞いたら『神だ』と言われた。だからもうしない」と話した。
ただ、記者から欧米への暴言もやめるのかと聞かれると、「タイミングによる」とはぐらかした。
今回の訪問で、残念だったのがドゥテルさんが期待していた天皇陛下との会談が中止になったことですね。会談が行われ てい れば、ドゥテルさんの日本贔屓は完璧になったのじゃないでしょうか。あの薨去にどんな意味があったのかを考えると複雑なもの があります。
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