団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★脳にチップを埋め込み、神経疾患や脊髄損傷患者を活性化

2024年02月06日 | アメリカ

 

医療の世界にも半導体が進出してくるようです。いよいよ人類は半導体に征服される時が来るのでしょうか。

  宮崎さんが取り上げてくれています。実際に疾患をお持ちの人にとっては朗報なのでしょう。不安はあるでしょうがすがりたい気持ちもあるのは間違いないでしょう。
  さて、どうなることやら。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)2月4日(日曜日)
  通巻第8116号 

  脳にチップを埋め込み、神経疾患や脊髄損傷患者を活性化
   医学界には『猿の惑星』議論はなく、患者等は「光明が射した」

 キリスト教世界らマスクへの批判は現時点では見あたらない。
 医学界からは前向きの反応が目立つ。また患者らは反対を論じる前に、手術の成功は朗報だとしている。

 医学界では以前から唱えられてきた。脳にチップを埋め込むことで、障害が緩和されるとする学説は古くから説かれた。このような考え方は障害に悩む患者らに 希望をもたらすものだった。インプラントは脳損傷に対する初の効果的な治療法になる可能性があると研究者らは述べ、カリフォルニア大学サンフランシスコ校 のキャサリン・スキャンゴス医学博士が「脳内の腹側線条体(ふくそくせんじょうたい)部位に刺激を与えることで、うつ状態を改善することができた」として きた。

 米国だけでも、脳損傷により、500万人強が後遺症を抱えている。単純作業にも集中できず、仕事を辞めたり、学校を中退したりするケーが目立つ。

 2024年1月28日、イーロン・マスクの「ニューラリンク」が、人間の脳にチップを埋め込む手術を行ない、結果は良好だと発表した。
ニューラリンクは、脳に埋め込むチップや手術器具の安全性と機能性についての研究を承認されていた。「有望な神経スパイク検出」がみられた。この製品は「テレパシー」と呼ばれ、四肢が使えなくなった患者を対象にする。
「例えばスティーブン・ホーキング博士が、高速タイピストや競売人より速くコミュニケーションできることを想像してほしい。それが目標だ」とマスクは会見で述べた。

 ニューラリンクはチップを埋め込んで人の脳とコンピューターを接続する技術の開発を5年がかりで進めてきた。会社は2016年に設立され、初期にはサンフランシスコでオープンAI社と同居していた。2020年には豚で実験した。
 この手術で改善されるとされる疾患は神経疾患(パーキンソン病、てんかん)が脳とコンピューターの直接的な接続によって神経信号の制御や調整が可能になり、症状の改善や管理が期待されるという。
また背髄損では、脳からの信号を電子インタフェースを介して損傷した脊髄に送ることで、運動や感覚の回復が期待され、神経精神疾患(抑うつ症、統合失調症 などの神経精神疾患)も脳内の神経回路の活動を制御することによって、症状の緩和や神経の正常化が期待されるとしている。

 2022年二月に、実験したサルが死んだため動物虐待の疑いがでた。
カリフォルニア大学デービス校霊長類センターは実験動物の使用に疑問を呈した脳にチップを埋め込み、神経疾患や脊髄損傷患者を活性化。新しい医療機器や治療法はすべて、人間での倫理的な試験が可能になる前に動 物実験を行う必要があるが、手術後の実験猿はニコンピューターゲームを楽しみ、実際に公開された動画にはカーソルを動かす様子が映った。

 ニューラルリンクの発表に先立ち、米非営利団体「責任ある医療のための医師の会」は米農務省に違反を指摘する書簡を送り、「侵襲的な脳実験で使われたサルの扱いに関連して動物福祉法の重大な違反があったとみられる」として調査を求めていた。

 2022年5月、米食品医薬品局(FDA)はニューラリンクによる人の臨床試験を承認し、同社は脊髄(せきずい)損傷や筋萎縮性側索硬化症(ALS)による四肢まひの患者を募り始めた。

 臨床試験はニューラリンクが実施する「PRIME研究」の一環で、チップ埋め込みや手術ロボットの安全性を検証し、装置の機能性をテストする目的で行 う。患者は脳の動く意思をつかさどる部分にチップを埋め込む手術を受ける。チップはロボットによってインストールされ、脳の信号を記録してアプリに送信す る。最初の目標は、「コンピューターのカーソルやキーボードを思考だけで操作できるようにすること」と同社は説明した。

  EVで苦戦しているマスクですが、こんなことにも手を出しているんですね。やはり、並の男ではないようです。
  まだまだ、高転びするかどうかは分からないようです。それにしても、保守の貴重な金持ちには生き残って貰いたいものです。


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