日本製鉄がChinaの宝山との『合弁を解消』したそうです。日本製鉄の新しい経営陣が目覚めたということでしょう。
宮崎さんが取り上げてくれて今す阿G、その解釈は違うようです。さて、本当はどちらでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)7月25日(木曜日)弐
通巻第8343号
日本製鉄、宝山との『合弁を解消』とは穏健な表現である
実態は中国が『日本製鉄』をしゃぶりつくしたのだ
日本製鉄が宝山と合弁の自動車鋼板製造「宝鋼日鉄自動車鋼板(BNA)」を設立し、半世紀に亘って協力した合弁事業から撤退する。ようやく悟ったのだ。中国進出そのものが誤りであったことを。
最初は猫なで声で日本を「先生」だと言って、仰ぎ見た。演技だった。技術陣は日本から一万人が派遣された。日本側の勘違い、その善意にもほどがある。
中国は日本の特許を平然と侵害し、技術を盗みつくし、日本の資本やらなにやら、その総てをしゃぶりつくすや、用済みというわけだ。
阿漕な遣り方、マナーがない、礼節の国ではなかったのかと日本人は憤慨するが、欺しと裏切りは中国の常識であって、そうした本質も理解しないで中国へ進出したのが、そもそもの間違いなのだ。川崎重工は新幹線技術をごっそりと中国に盗まれ、世界最長の中国新幹線は『中国の独自技術だ』と嘯いている。
原型は中国の歴史そのものの権謀術数にある。孫子にあり三国志にあり、毛沢東は三国志の愛読者だった。
日本を戦争に巻き込んで、中国国民党をしっかりと疲弊させた。
国民党は蒋介石夫人がアメリカでアジ演説を展開し莫大な援助を貰った。近代兵器も供給された。
共産党は『国共合作』などと偽って国民党内部を蚕食し、気がつけば国民党もアメリカもシャブリ尽くされていた。日中合弁は大失敗、その典型がこの日本製鉄と宝山の合弁解消事件である。
日本製鉄が散々利用されたのは間違いないが、やっと、目覚めて手を切ったことは快挙でしょう。
進出企業が全て目覚めてくれることを願いたいものです。
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