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★ロシアで大物オルガルヒがつぎつぎと謎の死

2022年09月06日 | 国際

 

ロシアで何とも恐ろしいことがおきているようです。ウクライナ戦争に反対する大物オルガルヒが次々に謎の死を遂げているようです。
  やはり、プーチンの仕業と考えるべきなのでしょう。

  宮崎さんが報告してくれています。やはり独裁の恐ろしさですね。まさにウシハクの世界です。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和四年(2022)9月2日(金曜日) 通巻第7449号 

 ロシアで大物オルガルヒがつぎつぎと謎の死
  ガスプロム会長が病院から「飛び降り」。何だかなぁ

 ロシアでルクオイル、ガスプロムや他の大手企業幹部の「怪死」が続いている。
 ロシアの石油大手「ルクオイル」のラヴィル・マガノフ会長が、入院先の病院の窓から『転落』して死亡した。モスクワの中央臨床病院はロシアの高層部、金持ち専用で、一般庶民は入れない。

 マガノフは6階の窓から落ちた。心臓病の治療を受けていたとされる。事情通はルクオイルが、ウクライナ戦争に反対の立場を表明してきたことと政治的な関連があるとする。
 マガノフは 1993 年にルクオイルに入社し、2020年に取締役会長となった。彼はロシア石油大手の「タトネフチ」CEOのネイル・マガノフと兄弟である。

 年初来、ロシア富豪の「怪死事件」が連続している。
 1月、ガスプロムの最高幹部、レオニード・シュルマンがサンクトペテルブルク近郊のコテージで死亡していた。「自殺」と発表された。

 2 月 25 日、ロシアのガスプロムの県連企業CEO、サンクトペテルブルク近くの自宅のガレージで首を吊っていた。
 2月28日、イギリスのサリー州でミハイル・ワトフォードが縊死していた。

 3 月 24 日、億万長者でロシア医療用品大手「メディストム」オーナーのヴァシリー・メルニコフと妻、2 人の息子が、ニジニ ノヴゴロド市のアパートで刺殺されていた。

 ガス会社ノバテックの副会長セルゲイ・プロトセンヤは、4月にスペインの別荘で縊死していた。妻と娘も刺されて死亡した。
スペインのメディア報道は、バルセロナ近郊のリョレト・デ・マルの賃貸別荘で死亡しているのが発見されたと報じた.

 4 月、ロシアの大手金銀行「ガスプロム銀行」の元副社長、ウラジスラフ・ アヴァエフと妻と娘の遺体がモスクワのアパートで発見された。ピストル自殺だったと警察は発表した。

 五月、ルクオイルの元マネージャー、アレクサンダー・サブボティンの遺体が友人の家の地下室で発見され、毒殺らしいと報じられた。サボディンの跡を継いだのが、マガノフだった。

 そして8月30日、ペレストロイカ、グラスノスチでソ連を崩壊させ、冷戦を終結させたミハイル・ゴルバチョフ元大統領が入院先の病院で静かに息を引き取った。
9月3日に国葬となるが、プーチンは欠席する。

  それにしてもここまで露骨な暗殺を平気で行うプーチンにはもう人の心も残ってないのかもしれません。
  これこそが独裁の恐ろしさなのでしょう。権力を手にすると心がなくなるのでしょう。


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