China機の台湾領空侵犯の異常さの裏には人民解放軍内部で深刻なことが起きているのじゃないかと宮崎さんが指摘されています。
経済がボロボロの状況で習皇帝が国内の注意を外に逸らす狙いもあるのかも。果たして、真実はどこにあるのでしょうか。
とは言え、この異常状態は間違って戦争に繋がる可能性もあるのじゃないでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)10月6日(水曜日)
通巻第7074号
中国機の台湾領空侵犯、三日間で100機以上の異様さ
本当は人民解放軍内部で何か深刻な事態が起きているのでは?
十月一日国慶節(台湾は10月10日の双十節)から、中国軍機は台湾領空への飛行を増やした。10月5日には56機と最新 記録更新。台湾本島に接近もあるが、東沙諸島上空をうかがっている。
米軍は、この領空侵犯という異常事態に強い関心を寄せ、また蔡英文台湾総統は「破局となる怖れがある。やめるべきだ」と批 判しつつ台湾空軍のスクランブル発進を続ける。さきにも台湾は高速道路を滑走路に見立てた軍事訓練を行った。
シナリオの一つは台湾の防備体制の脆弱な東沙諸島制圧だろう。
東沙諸島とは言っても、満潮時には海に沈む環礁ばかりで、例外が東沙島。台湾が実効支配し、滑走路があり、百人程度が駐屯 している。
位置的は香港の南東340キロで、台湾本島からパシー海峡を越えた南側、行政区分は台湾高雄市に所属する。
蒋介石時代の大中華思想によって、台湾が戦略的領有を続けてきたが、南シナ海を中国が埋め立てて七つの人工島を造成したよ うな、軍事利用の野心は台湾にはない。
したがって中国人民解放軍が戦意高揚、国威発揚の象徴的軍事行為として東砂占拠という戦術行使にでる可能性は否定できな い。
とはいうものの、中国の台湾領空侵犯を繰り返す異常さは、じつは国内で、それも軍の内部で、深刻な事態が発生しているので はないか。外に注意を逸らし、不都合なことは隠蔽するというのは古来よりのシナの体質である。
これも、習皇帝がいよいよ追い詰められた挙句の行動であれば面白いのですが、さて、何が起きているのか。
いずれにしても、Chinaの崩壊は近いと信じたい。
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