第3020回でも取り上げたように照明は白熱灯から蛍光灯への移行さえまだまだ進んでない状態ですが、技術面ではLEDへと進んでいるようです。
時事ドットコムより 1/17
エネルギーを光に変換する物質の蛍光体を使わない白色の発光ダイオード(LED)の開発に京都大と日亜化学工業(徳島県阿南市)の研究グループが成功した。蛍光体を使う従来の方法に比べて消費電力が3分の2で済み、正常な細胞とがん細胞を見極める照明といった医療分野への応用も期待できるという。研究成果は17日、応用物理学会の科学誌「アプライド・フィジックス・エクスプレス」電子版に発表された。
LEDは赤、青、緑などの原色を出すことに優れているが、白を含む淡い色はLEDのみではつくれない。このため、これまでは青色LEDと黄色の蛍光体が発する光を混ぜるなどして白色を得ていたが、蛍光体を使うことでエネルギーのロスが発生していた。
研究グループは、一辺が0.5ミリ以下の窒化ガリウムを原料とする半導体の表面に数十本の溝を付けて凹凸を形成。それぞれの面から赤、青、緑など異なる色を発光させ、LEDのみで白色をつくり出した。溝の幅を変えると混ざる色の配分が変わり、多様な色をつくり出せるという。
蛍光体を使わない白色LEDって無かったんですね。蛍光体を使う従来のものより消費電力が3分の2というのは蛍光灯型電灯が白熱灯の5分の1と言いますからかなりの減少にはなりそうです。
いずれにしても技術は進んでいるが未だに白熱灯が巾を利かしているように使用者の方が付いていけてないのが悲しいところです。
尤も、太陽光発電と同じで良い事は分かっていてもコストで明らかなメリットがなければ普及はどうしても進みません。結局は心意気よりコストは仕方の無いことなのかもしれません。
やはり、メーカーさんにコストダウンにどりょくしてもらうしかないのでしょうか。
そんなことで良いのでしょうか!
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