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団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★九条という病

2022年06月26日 | 憲法

 9条を利用して経済発展を成功させた自民党はその成功体験が忘れられないのか、それともその成功に飼い慣らされて変える気が無くなったのか。
  いずれにしても、この期に及んでもその動きは殆ど無いようです。人間、ここまで劣化できるものだと感心するしかない。

  そんな現状に西村幸祐さんが怒りの本を出してくれています。宮崎さんが書評で取り上げてくれています。
  それにしても、未だに目覚めない日本はやはり滅びる運命なのか。それとも、いよいよとなれば目覚めるのか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和四年(2022)6月13日(月曜日) 通巻第7365号  <前日発行>

  書評  

 中立国のスイスもロシア制裁に加わり、オルガルヒの資産を凍結した
  この措置に震えたのはスイスに隠し預金をもつ中国人富裕層だった

 西村幸祐『九条と いう病』(ワニブックスPLUS新書)

 平和憲法を「こんなもの」と言ったのは福田恆存、『踏みにじれ』と言ったのは西部邁。憲法改正を訴えて三島由紀夫は自 刃し、三島の改憲遺志を継いで政治生命をかけると言ったのが石原慎太郎だった。「改憲四人組」は不在となった。
しかし、国民の多くが改憲を当然と思っている。したがって九条論は格別に新しいことでもないが、この西村氏の新作におけ る論考は、ウクライナがロシアに侵攻され戦争となったことに結びつけて,憲法と平和を現代の視点から考え直しているポイ ントにある。

 ウクライナ侵攻は日本人に防衛問題、憲法改正論議に深刻な思考を強いる機会ともなった。
 また本書の最後に聖徳太子の十七条憲法、明治憲法、そして現行憲法が資料として掲載され総合的な判断ができる編集上の 工夫がされている。
 「こんなもの」があるから独立主権国家である筈の日本に外国軍が居座っている。平和憲法の所為であると冒頭から西村氏 は疑問を投げかける。
 ウクライナ国民は侵略者に果敢に立ち向かった。日本では『降伏しろ』と暴言を吐いた有名人がいたが、あいかわらずテレ ビで世迷い言を言い続けている。
本当に日本はおかしな国になった。
 戦争になったら逃げるという若者が多数派、じつに『若者の怯懦が国を滅ぼす』(チャーチル)のだ。

 プーチンは核兵器使用を仄めかしているが、ウクライナの地下鉄の駅が核シェルターになっている周到さには驚かされた。 ソ連時代の名残だろう。
核シェルター普及率となると人口比で、スイスとイスラエルが100%、米国が82%、ロシアが72%だというのに、日本 の核シェルター普及率は、0・02%である。平和ぼけ、病膏肓に至る。ついに脳幹が冒されたらしいなぁ。

 恐るべき現実とは、中国が核ミサイルを実戦配備しているが、そのなかで日本を標的としている弾頭数は200にも及ぶ。
 ながく中立を保ってきたフィンランドとスウェーデンがNATOに正式に加盟を申請した。中立国のスイスもロシア制裁に 加わり、オルガルヒの資産を凍結した。プーチンのみか、わかれた前夫人と娘たち、そしてプーチンの愛人の隠匿口座も凍結 した。
 この措置に震えたのはスイスに隠し預金をもつ中国人富裕層だった。中国の富裕層とは共産党幹部のことであり、中国はロ シアへなした西側の制裁、その迅速な結束ぶりに,肝を冷やした筈である。

 北京の奥の院では,強硬路線を走ってきた習近平への批判が起きており、李克強首相が最近元気なのも、その後ろ盾に長老 たちが控え、とくに朱容基元首相が李を支援しているとされる。
 ドミノで次に波乱があるのは、たぶんに北京ではないか。

 

  もうここまで来ると、人類滅亡が起きても「ああやっぱり」とすんなりと受け入れる
ことが出来るような気がします。
  あっさりと人類が滅亡してくれた方が地球にとっては幸せなのじゃないでしょうか。

  それにしても、日本人の劣化は酷すぎる!

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