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「終身独裁者」を目指す習近平国家主席

2017年11月12日 | 中国

  いよいよ習の独裁が明らかになってきましたが、果たして、これがどんな結果を産むことになるのか。どう考えても、中国の人民にとって良いことは無いとは思いますが、中国崩壊に導いてくれれば、それは世界にとっては最良の結果になるでしょう。

  そんな習の独裁政権が、どれ程恐ろしいものかを、身を持って体験した石平さんが詳しく書いてくれています。

  産経ニュースより    2017.11.2

 【石平のChina Watch】「終身独裁者」を目指す習近平国家主席 災難もたらす暗黒時代へ「先祖返り」

 先月25日、中国共産党第19期中央委員会第1回総会において、新たな最高指導部メンバーである政治局常務委員が選出された。習近平総書記(国家主席)の後継者と思われる50代の人物はその中に一人もいなかったから、習氏は2022年開催の次回党大会でも引退せずに総書記ポストを続投するだろうという観測が高まった。

 江沢民、胡錦濤政権時代、最高指導者は2期10年務めた後に次世代の後継者にバトンタッチするのが慣例となっていた。習氏が5年後にこの慣例を破って続投するなら、さらなる5年後の党大会でも引退しない可能性が濃厚だ。このままいけば、習氏は2期10年どころか、4期20年も権力の座にしがみつき、毛沢東に近い「終身独裁者」となっていくのである。

 習氏が毛沢東にならって自らの名前を冠する思想を党の規約に盛り込んだのもそのための布石であろう。習近平思想が党と国家の「長期的な指導思想」となった以上、彼が毛沢東同様、死ぬまで共産党の最高指導者であり続けることは可能なのである。

 その一方で、今回の党大会で誕生した新しい政治局には、習氏のかつての部下・同級生・幼なじみを大量に送り込み、党の指導部を自分の側近で固めた。そして今、「習家軍」(習家の兵隊)と呼ばれるそれらの側近幹部が中心となって、共産党党内では習氏のことを全知全能の偉大なる指導者として「神格化」する動きが広がっている。

 幼稚園の園児までがテレビの前に座らされ、習氏の演説を聞かされたり、お年寄りが公園で習氏をたたえる歌を歌ったりするような、まさに文革時代ならではの風景が再現されている。

 先月24日に閉幕した共産党大会の前後には、毛沢東時代晩期を特徴づける終身独裁・個人崇拝・側近政治などのあしき伝統が一気に復活してしまい、中国共産党政権は40年前に先祖返りした格好だ。その原因は、習氏という指導者の強い権力志向以外に、2000年代に入ってから中国共産党政権が直面している存続の危機が背景にある。

 鄧小平の改革開放路線以来、中国は経済的に大きな成功を収めた一方で、貧富の格差の拡大、腐敗の蔓延(まんえん)、環境の破壊など、深刻な問題が起こり、国民の不平不満は高まる一方だ。胡錦濤政権時代の末期、暴動・騒動事件が全国で年間18万件も起きていたことは、まさにそのような危機的状況の表れであろう。

 5年前に習政権が誕生すると、党内の腐敗摘発を強力に進めて国民の不平不満を和らげようとする一方で、毛沢東時代に開発したあらゆる統制手段を持ち出して反体制運動に厳しい弾圧を加え、全国民の思想統制を強化してきた。

 終身独裁・個人崇拝・側近政治を特徴とする毛沢東政治が復活してきたのもやはり、危機に面したときの中国共産党政権の、自己保存本能による先祖返りであろう。習氏たちからすれば、1人のカリスマ指導者の強い意志で国民全体を完全に支配した毛沢東の政治こそが危機の中で政権を維持していくための最善の統治モデルとなるのである。

 しかし彼らが忘れがちなのは、共産党の統治を盤石にした毛沢東政治はその一方で、国家と国民に多大な災難をもたらし、中国現代史上の長い暗黒時代を出現させたことである。

 鄧小平時代、毛沢東政治の弊害に対する反省から、中国共産党は「指導者終身制」の廃止や集団的指導体制の導入などさまざまな政治改革を試みてきたが、今の習政権の下でそれらが全部ひっくり返され、政治スタイルは一気に40年前に逆戻りしたわけである。

 中国国民は再び、かつての暗黒時代を体験しなければならないのか、心配でならない。

 中国国民にはお気の毒ですが、これも、自分達が放置してきたことなのですから、やはり、その報いは受けてもらうしかないでしょう。
 それが、特亜3国の消滅という素晴らしい結果を齎せてくれれば、世界史に世界の最大の僥倖だったと名を残すのじゃないでしょうか。
 もし、この習政権が存続することになれば、世界は終わるかも知れないのじゃないでしょうか。

 それでも、世界は、金に目が眩んで、中国を延命させるのでしょうか。

吠え面をかくなよ!


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