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団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★ミネラルリッチは皮肉にもアフガニスタン

2021年09月13日 | 国際

 

アフガニスタンには豊富な資源があるとは聞いていましたが、どうやらその量は想像以上のものがあるようです。

  宮崎さんが詳しく書いてくれて今す。これはチャイナが狙っているのは間違いないでしょう。
  それを狙って泥沼に入り込んで崩壊のきっかけになることを期待します。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和三年(2021)9月10日(金曜日) 通巻第7047号  

 スマホもIC開発競争も、レアアース争奪という側面がある
  ミネラルリッチは皮肉にもアフガニスタンなのだ

 アフガニスタンはミネラルリッチ、オピュームリッチの国である。スマホ部品、IC基盤材料に欠かせないレアアース、現代工業の最高精度を高めるためのレアメタル。これらを血眼になって求めているのが工業覇権国だ。

 タリバンが支配することになったアフガニスタンは、殆どが山岳地域ゆえに鉱物資源が豊富で、銅、レアメタルに恵まれており、クロマイト、石炭、金、鉄鉱石、鉛なら基礎資源に加えて、天然ガス、石油もでる。貴石、宝石が含まれ、エメラルド、ラピスラズリ、ガーネット、ルビーなどは業者の垂涎の的となっている。

 とりわけ世界の産業が必要としているのはEVのための電池材料リチウムである。アフガニスタンに豊富な埋蔵がある。最大の鉱山がメイ・アイナク(「ささやかな銅の泉」という意味)鉱山だ。首都カブールの東南30キロの岩石地帯、周囲は砂漠化した不毛の荒野に近いが、地下には凡そ1140万トンの銅鉱石が眠っている。
 ハイテク産業は、これらの地下資源に注目をしている。

 はやくから手をつけていたのが中国で、2012年に開発を開始していた。開発権を落札したのは中国の二社(中国冶金科工集団と江西銅業)で、開発権は30億ドル。このうち2400万ドルが手付け金で支払われ、中国から鉱山開発関係のエンジニアなどが投入された。

 異常事態が発生した。
 第一は治安の悪さだ。2014年に中国人エンジニア8名が殺害され、警備に問題があること。中国人技術者を守るのがアフガニスタン政府警察で、その給与の半分は日本の援助資金から廻されたことも問題となった。

 第二はインフラ整備の難しさである。中国は道路建設と鉱石運搬のための鉄道建設を約束し、それらを支える発電所建設も入札条件に含まれた。これらのインフラ整備はまったく手つかずのままである。

 第三が採掘現場の多くが、仏教遺跡の地下に位置し、欧米ならびに国際機関は、これら仏教遺跡の発掘と保存が先行するべきだと主張した。仏教遺跡は紀元前から四世紀の大規模な仏教都市とされ、実際に一部は発掘され、夥しい仏教の文物、彫刻などが出土した。
 バーミャンの石仏をミサイルで破壊するタリバンにとって、これらは破壊の対象であり、ここで国際社会と意見が対立した。

 中国は2018年に開発を中断した。こうした経過から、再開発には慎重な態度をとるのが、じつはタリバンと協力すると豪語している中国の姿勢であり、タリバンは喉から手が出るほどに欲しい外貨のために、中国の再開発を督促するという構図に成っている。

 タリバン政権は、事実上の「タリバンニスタン」であり、彼らはパシュトーン人主体だからウズベク、ハザラ、タジク系、カザフ系を排除している。だから別名「パシュとニスタン」とも言えるだろう。

 ロシアの『プラウダ』が書いた。「一帯一路プロジェクトに巻き込んで鉱山開発などを前進させると口だけのこと、治安の回復がない限り、投資が無駄になることくらいは中国も認識している」(2021年9月9日)。

  紛争地帯にこうした資源があるというのも何かの皮肉なのでしょうか。いずれにしても、これを狙った争いが激しくなるのは間違いないでしょう。
  願うのは、それがチャイナの崩壊に繋がることです。


★青山さんの決断

2021年09月13日 | 政治の崩壊

 青山さんは有料の場では総裁選に出馬することを話されていたそうです。それにしても700名の方達から情報が漏れなかったことに感心します。それだけ青山さんに心服されているのでしょう。
  やはり、情報は只では手に入らないようです。今更ですが、極貧の身では諦めるしかなさそうです。

  高市さんがそれじゃあ私が青山さんの邪魔をしたことになるとの発言も面白い。

  そんな高市さん支援の経過を青山さんが「ぼくらの国会」で詳しく語ってくれています。


  それにしても、出馬を決心していた青山さんの決意には感動でした。やはり諦めずに挑戦することは素晴らしい。その心があるから日頃の発言が出来るのでしょう。
 高市さんの次を狙ってもらいましょう。


★米国、9・3兆円もの武器をアフガンに注ぎ込んで。多くがタリバンの手に

2021年09月13日 | 国際

 

ニセ大統領(バイデン)のアフガン撤退ば莫大な置き土産を残してきたようです。何と、9・3兆円もの武器だそうです。
  これは、日本の国防費のほぼ倍近いものです。それなら、弾丸も無い日本に欲しかった。
  タリバンに渡れば紛争が激しくなるだけでしょうに、と言うかそれが狙いだったのかも。

  宮崎さんが詳しく書いてくれて今す。ここでも日本がバカな金を出すようです。どこまでお人好しなんでしょう。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和三年(2021)9月9日(木曜日)弐
 通巻第7046号  

 米国、9・3兆円もの武器をアフガンに注ぎ込んで。多くがタリバンの手に
  軍用車両、機関銃など武器密輸でタリバンの外貨稼ぎに

 ハンビー(高性能多機能用途装備車両)が2万2千両。MRAP(対地雷、伏撃防護装甲車)155両。小型軍用車を4・2万台。そして自動小銃が36万丁。重機関銃6万、ピストル13万丁など。
 対空砲、地雷、バズーカ、ゴーグル、通信設備、測定器財など付属する備品や燃料など、計り知れない軍事関係装備品が、タリバンの手にわたってしまった。

 アフガニスタン政府軍に注ぎ込んだ米国の武器供与は総額で850億ドル(邦貨換算で9兆3000億円)。そして育成したアフガニスタン政府軍30万人は武器とともに「闘わずして」、姿を消してしまった。祖国のために死ぬ兵士はいなかった。そのうえ米軍が援助した武器の悉くが「蒸発した」。

 米軍は引き揚げるときに多くの武器、車両、軍用機、通信設備などを破壊して去ったが、それは一部であり、すでにタリバンのカブール制圧前から、アフガニスタン政府軍の腐敗は深刻で、武器の横流しから、ガソリンの売却など、軍服や軍帽、軍靴などは、バザールで売られていた。

 タリバン軍事パレードに米国製武装兵(UH60)が登場し空を舞った。米国軍事専門家は、軽攻撃機など軍用機が38機、ヘリが13機。ドローンが7機、すでにタリバンの手にわたったと分析している。

 嘗てソ連との闘いに明け暮れたムジャヒディンの時代、米国はスティンガーミサイルを250基、供与した。それでソ連の敗退が決定的となった。ソ連の武装ヘリも輸送機もスティンガーミサイルの犠牲となったからだ。

 残留武器に目を付けているのは中国、露西亜、北朝鮮、そしてイランである。
 イランは1972年から76年にかけて、米国の武器輸出国ナンバーワン(現在はサウジアラビア)。イスラム革命後、最新鋭ジェット戦闘機などイランに置き去りにされたものが部品供与もなくさび付いた。

 タリバンは麻薬のほかにドルを稼げる輸出品目がない。のどから手が出るほど欲しいドルのために、これら米国製武器を密輸するだろう。
 イランがすでにタリバンから入手したのはハンビーとMRAPと言われる。

 米議会下院ではジム・カマー(共和党、ケンタッキー)とグレー・グロスマン(共和、ワイオミング)が中心となって三十三名の議員が連署して、「すぐさま調査に乗り出し、残留兵器をいかに回収するべきかを検討せよ」とする書簡をまとめ、オースティン国防長官に送った。

 タリバンと高性能武器の引き渡しを狙うのは中国、露西亜、北朝鮮などで、早速中国はワクチン8100万ドル供与を取引条件に米国製武器入手の交渉にはいったとみられる。日本は、ことここに到ってもなおインフラ支援など人道援助のために、決められている200億円余にプラスして新規71億円を、「無条件」でアフガニスタンに供与する方針である。
 日本外交は馬鹿がつくほどのお人好し?

  やはり、日本の政治は狂っている。高市さんが立て直してくれることを期待したいものです。


★経済界、自民党総裁選へ注文 豊田氏は脱炭素対応を批判

2021年09月13日 | 日本的経営の崩壊

 散々、政界に圧力を掛けて来た経済界が政府の余りにとち狂った動きを批判しているようです。
  特に豊田さんは脱炭素を批判しているようです。この問題は自動車産業にとっては命取りになりかねないだけにその気持ちは分かります。
  とは言え、未だにチャイナから撤退しないことをどう説明するのでしょうか。


  この問題も高市さんがチャイナからの撤退と交換条件で解決するなんてことになれば面白いのじゃないでしょうか。
  いずれにしても、正しい国家観と歴史観を持つ腰の引けない高市総理を期待します。


★日本発の入域、原則再禁止を発表 EU、デルタ株拡大で

2021年09月13日 | 政治の崩壊

 何と、EUが日本からの旅行客を原則禁止だそうです。あのデルタ株の拡大の為だそうです。
  そうか日本は支那肺炎が蔓延していると思われているんですね。やはりオリンピックの無観客がそう思わせているのでしょうか。
  今や、減少傾向になっているようですが、はていつまで続くのでしょうか。


  結局、イベルメクチンも使わず国民の命を蔑ろにしてきた付けを払うことになるのかも。
  これも、高市さんが解決してくれるのじゃないでしょうか。やはり、正しい国家観と歴史観を持った総理は楽しみです。


★平教経(たいらののりつね)と建礼門院(けんれいもんいん)

2021年09月13日 | 誇れる日本

 刀や弓、鎧などの武器を芸術品の域にまで作り上げて来たのは日本人くらいじゃないのでしょうか。
  刀や弓・鎧なんてその素晴らしさに圧倒されます。何時まで見ていても飽きないものがあります。日本の国宝の大半が刀というのも解る気がします。

  そんな武器で戦った源平合戦を琵琶法師が語ると色鮮やかな光景が目に浮かぶとねずさんが書いてくれています。
  そうした芸術の域に達した多くの武器や工芸品などが明治に海外に持ち去られたのは返す返すも残念ですね。世界からもう一度買い戻すとなると天文学的な金額になりそうです。

  何時ものように全文をリンク元で読んでください。

  ねずさんの学ぼう日本より     2021/09/04

  平教経(たいらのの りつね)と建礼門院(けんれいもんいん)

  ・・・略
 
 さて、その大原寂光院には、建礼門院が日々経をあげられていたお地蔵様もそのまま遺されていたのですが、2000年(平成12 年)5月9日の未明に放火に遭って全焼。いまは復元された本堂が建ち、焼け残って炭のようになったお地蔵様が展示されています。
焼け跡からプラスチックの容器の燃えかすと灯油が検出されたことから、京都府警は放火と断定しましたが、結局犯人逮捕に至らず、 いまは公訴時効となりました。
滅多なことは言えませんが、当時、日本の文化遺産に、わざわざ外国からやってきて放火して本国に逃げ帰るという犯行が流行ってい ましたから、もしかするとこの事件も、そんな一連の犯行のひとつであったのかもしれません。

 さて、琵琶法師の語る平家物語は、実に色彩が豊かで、まさにそれは総天然色フルカラーの世界。
その口演が、一話2時間くらいで、12話で完結です。
二時間分の話し言葉というのは、だいたい1万字ですから、法師の語る平家物語は、全部でだいたい12万字、つまり、いまならちょ うど本一册分くらいの分量です。
それだけの文学作品が、なんと13世紀頃にはできあがっていたというのですから、これまた日本というのはすごい国です。

 平家物語は、歌舞伎や講談で、義経千本桜、熊谷陣屋、敦盛最期など、各名場面が興行され、多くの人の喝采を浴びました。

 日本は、ほんとうに古くて長い歴史を持った国です。
その日本を、守り育み、取り戻す。

 私たちは、日本という国をご先祖から受け継いで生まれてきました。
私たちにとっての日本は、ご先祖からの預かりものなのです。



  それにしても、こんな凄い祖国を教えない教育って何なのでしょう。教えていて心が傷まないのでしょうか。
  と言うか、教えているご本人が知らないのかもしれません。何とも困ったものです。やはり、教育の改正が急がれます。それなくして日本人が日本を愛する心は育まれないでしょう。


★石破茂「日本は慰安婦問題について韓国が納得できるまで謝罪し続けるしかない」

2021年09月13日 | 魂を悪魔に売った奴

 菅(スガ)さんが総裁選挙出馬を諦めた途端、勝ち目が無いと諦めていた石破が色気を出して来ているようですが、やはり20人の推薦人が集まらないのじゃないでしょうか。
  それにしても、これや野田聖子などは本当に自分が分かってないのでしょう。まさに恥知らずでしょう。

  ネットの時代は古傷がどんどん暴かれるのですから、正しい国家観も歴史観も持たない売国奴どもの出番はますます無くなるでしょう。
  と言うか、早くそんな時代になって欲しいものです。

  石破はニセ慰安婦問題さえ理解出来ていないようです。本当に分かってないのか、それとも言えない弱みを握られているのか。


一つ言えるのは、韓国メディアは野田氏、石破氏に好意的だということ 🤔

  凄いですね。日本国民よりコリアでの人気が高いようです。どうぞあちらの国で立候補してください。


★刀伊の入寇──平安時代、最大の対外危機

2021年09月13日 | 日本再生

 元寇より以前に対馬が襲われた刀伊の入寇なるものがあったというのも、ネットで初めて知りました。
  日本の歴史教育の酷さがここにも表れています。やはり特亜3国に忖度しているのでしょうか。

  その刀伊の入寇を冠した歴史書が初めて出たようです。宮崎さんが書評で取り上げてくれています。
  そこで拉致された日本人を助けたのが新羅だそうです。どうやらその頃も日本を利用するために擦り寄る性癖はあったようです。
  やはり人種の性と言うものはそう簡単には変わらないようです。やはりお付き合いは遠慮すべき国でしょう。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和三年(2021)9月3日(金曜日)弐
 通巻第7037号  
    
  書評   

 対馬壱岐から1289人を連れ去った刀伊(女真族)の海賊
  シナの奴隷市場で売る目的、牛馬380頭も食い尽くして去った。

 関幸彦『刀伊の入寇──平安時代、最大の対外危機』(中公新書)

 刀伊の入寇と冠した歴史書は、おそらく初めてではないか。歴史通でも、この事件を知っている読書人は少ない。
 凶暴な海賊が大挙しての襲来。この前段は新羅船の来襲事件だった。寛平六年(894)九月、新羅の海賊(?)四十五艘 が対 馬に来襲した。
 日本側は直ちに防衛態勢を固めて海賊を撃退し、射殺三百余。敵大将三名を捕虜とした。新羅は飢饉に襲われたため国王命 令で 穀物と衣類を奪う目的だったことがわかった。
 その記憶がまだ新しかった。
新羅海賊の急襲から百二十年ほど後、寛仁三年(1019年)、都は飢饉、疫病で治安が悪化し、盗賊が放火し、追いはぎも 多 く、京は荒れていた。
藤原道長を叔父とする藤原隆家が、この時期に大宰府に赴任する。
 『刀伊ノモノ五十余艘、対馬島に来着、殺人、放火』の報が飛び込んできた。
 海賊のなかでも凶暴で獰猛、対馬と壱岐を襲い、住民を殺戮、農作物からなにか何まで盗み出したうえ、おもに壮年男子の 島民 を大量に拉致した。不意の来襲に防衛態勢が間に合わず、被害は甚大だった。
白村江戸の敗戦いらい、日本側の防衛努力があって、固めてきた防衛態勢と兵のネットワークが機能し、海賊どもを押し返し た。
 対馬と壱岐から1289人を連れ去った女真族の海賊の目的は、シナの奴隷市場で捕虜たちを売ることだった。牛馬380 頭も 食い尽くして去った。歴史教科書でも一行ほど教えるのだが、平安時代の大事件である。
 撃退に際して日本側は鏑矢を用いた。これは「鏑穴の音響で相手を射すくめ、威嚇する効果があった。その「鳴鏑」の音が 刀伊 軍の撃退に図らずも機能した」のだが、現場の指導者・藤原隆家が地元の有力武者を率い、「迎撃でという受動的防衛ではなく、 積極的攻撃姿勢が功を奏した」(81p)
 刀伊とはtoi、朝鮮語で「東夷」を意味した。正体は女真族海賊である。八世紀に佐渡に漂着した粛清人(みしはせ) も、阿 倍比羅夫が追っ払ったが、ツングース系で、女真族ではなかったかと言われた。
 来襲されると、住民らは寺社へ祈願をなした。
「異国凶賊、鎮西ニ着スルノ事ニヨリ、諸社ニ御幣使ヲ立テラレル(『小右伝』、寛仁三年四月二十一日条)。
「神仏への祈願は内外の危機にあっては常のことだった」と著者は言う。
大宰府の官吏らは「新羅の海賊」と判断したのも九世紀の前例を思い出したからだ。
しかし日本側の迎撃、追撃には重要な軍律があった。
 「追撃については対馬、壱岐に至るところまでとし、日本の領域に限り襲撃するように、新羅との境に入ってはならない」 とす る軍令を出したことは注目されてよい。まさに、専守防衛の起源である。

 新羅はすでに滅びており、朝鮮半島は「高麗」となっていたが、その領海、元山沖で海賊集団の帰路に待機していたのは高 麗軍 だった。高麗は日本と敵対関係にあったが、半島ならびにシナの政治事情から、ここで日本との関係改善を急いでいた政治動機が あった。
 高麗軍が女真族海賊を迎撃し、勝った。日本人捕虜のうち、生き残った270名を救出し、日本に送り届けてきたのだ (『高麗 史』では男女259名。海賊船8艘を捕獲)。
 日本人捕虜を救出,しかも本国送還という「人道的行為」は額面通り受け取るべきか、高麗使節団を対馬から大宰府へ招く かど うかで議論があった。
 第一に高麗使には絹、コメを供与し、帰国させる。なぜなら、これは高麗の陰謀ではないかという疑惑。さらに上陸させる と、 日本の内情探査が排除できないため、土産をもたせてさっさと返せと廟議はもめたという。
第二にもし高麗使が長期滞在となると、日本の国力の脆弱さが潜在敵性国家に把握されるという懸念があった。
 これらを総括した著者は「大陸半島に対する軍事的脅威と劣等感」だとし、神功皇后の新羅征伐は「自己優位の外交の幻 想」と 批判する。
 白村江は確かに「敗戦」だが、それは局地戦であり、王族並びに百済の技能集団2400名を連れ帰っている。
 白村江の敗戦以後、日本は強力な防衛網を拡げ、城を築き、体制を固めたが、むしろ日本のご機嫌伺いに、白村江以後、何 回と なく朝貢をくりかえしてきたのは新羅だった。新羅は、日本の報復を恐れていたのである。
 つまり評者(宮崎)に言わせれば、白村江は局地戦では負けたが、全体的は五分五分であり、新羅は日本が必ず捲土重来を 期し て来襲すると懼れていた。
あべこべに日本は防人を配置し、防衛態勢を固め、太宰府に水城を造り、筑紫各地には防塁を築いて、あまつさえ近江に遷都 して までしていた。
その西国の防人たちの疲弊と不満の爆発が、天武天皇のクーデター(壬申の乱)で天智天皇の皇子、大友皇子を守る意思がな かっ たことに繋がった。そのうえ大友皇子の母親は采女だったため、血筋正しき天武天皇が勝つことを望んでいたのである。
  当時の北東アジアの地政学では、高麗(新羅の後継)にとっては鴨緑江を挟んで北に女真、契丹の脅威があり、これ以上に南 の脅 威である日本とは敵対関係を続けるのは得策ではなかった。そうした時代背景があった。
日本の保守思想がいかんなく発揮されて時代でもあった。
  
  やはり先人の国を守るという意識は強かったようです。この精神をもう一度取り戻さない限りとんでもない隣国に囲まれた日本が生き残る道はないでしょう。
  それを長い間こつこつと仕掛けてきている特亜3国の恐ろしさを肝に銘じて備えるのが先人が築き上げてきてくれたこの素晴らしい国を守る為には絶対に必要です。

やはり、目を覚ませ日本人です!