第 410回の「LINEを使うって」で書いたように、韓国系のものをタダだからと言って何の警戒もしないで使 い続ける日本人て本当に危機感がないようです。
尤も、未だに、ソフトバンクを利用している人が居るのですから危機感の無さは筋金入りのようです。それに比べて台湾 がやってくれたようです。
第 491回の「台湾独立が必要」でも取り上げたように中国に対する政治は日本の政治と同じように取り込まれて いてどうにもならないようですが、韓国は大嫌いなようでピシッと手を打ちますね。それどころか、中国メーカーも販売禁止 を考えているそうですからやるときはやりますね。
それに比べて、やりたい放題やられても、何の手も打とうとしない日本って一体どうしたのでしょうか。それ程に、韓国 や中国が怖いのでしょうか。情けないですね。
ロイター.co.jp 2014年 09月 24日
台 湾は政府機関のLINE使用を禁止、セキュリティー懸念で
[台北 24日 ロイター] - 台湾総統府は23日、韓国の検索サイト大手ネイバー(035420.KS: 株価, 企業情報, レポート)の日本子会社でスマートフォン向け無料通信アプリ(応用ソフト)のLINEに対し、総督府の業務関連コンピューターでの利用を禁止すると声明で 発表。セキュリティーに対する懸念があるためだという。
LINEの広報担当者は、この件について調査中だと述べた。
また、中国の新興スマートフォン(スマホ)メーカー、小米科技(シャオミ)[XTC.UL]をサイバーセキュリ ティーに問題があるとの疑いで調査していると声明で発表した。
台湾総統府は、3カ月以内に調査結果をまとめる。台湾での小米科技製スマホが販売禁止につながるかどうかは不明。
同社製の一部スマホは、本社のある中国・北京のサーバーに自動的に顧客情報を送る仕組みになっている。アナリストの 間では、中台の経済協力の拡大により、中国が台湾の民主主義へ影響を与える可能性が高まるとの批判が出ている。
小米科技はコメントを拒否している。
日本人もいい加減気が付いて、ソフトバンク・ロッテなどと一緒に不買運動をやるべきでしょう。国が守ってくれないの なら自分でやるしかないでしょう。
第 5040回の「木造復活」や第 5481回の「バイオマス発電」などで日本の先人が守り続けてきた呉れた貴重な日本の財産でる森林資源を活 かすことこそが日本の進むべき道と書いてきました。
もし、このまま森林資源を放置したままにすれば、日本は荒れ果ててしまい取り返しのつかないことになるのじゃないで しょうか。もう猶予はないと思われます。アベノミクスに林業の復活を取り込むべきです。
そんな木を利用する面白い記事がありました。
greenz.jp グリーンズより 2014.09.22
枕 で世界を救いたい!建築会社の社長が提案する、間伐材チップを利用した寝具シリーズ「フィトンの寝具」
みなさんが毎晩お世話になっている枕。
その中身には何が入っているか、ご存知ですか?
現代ではほとんどが、ポリエステルなど石油由来の素材でつくられていて、木綿(綿 花のワタ)や真綿(絹のワタ)、そば殻などの天然素材は少数派。
1日の約3分 の1を占める睡眠の間じゅう、地下深くから掘り出し た持続不可能なモノの上に頭をのせているのは、健康的といえるだろうか?
山梨県の豊かな大地で、自然の恩恵を受けつつ暮らしてきた横内靖英さんは、ふと疑 問を抱きました。そして、地元南アルプス山系のヒノキやスギのうち、森の手入れで発生する間伐材と、曲がりなどが理 由で製品化できない木材を、スライスして枕に詰めることにしたのです。
今回はそうして誕生した「フィトンの寝具」をご紹介します。
身近な環境の変化に心を痛めて
フィトンの寝具を展開する横内さんの本職は建築業。1980年 に有限会社を立ち上げ、プレハブ住宅や輸入住宅や新建材が台頭する世の中で、社員3人 と常駐の大工7人を抱え忙しく働いてきました。
会社は成長しましたが、本来は無垢の木材を加工し構造物をつくることに魅力を感じ て起業した横内さん。アルミ サッシやウレタン、ポリエステル、塩ビなど石油化学製品ばかり扱ううちに、職人としての技、心意気、人情、情熱、向 上心、創作心が削がれていくのを感じ、 生き方に悩み始めます。
ついに9年前、工事の量より質だ と割り切って会社の規模を縮小。やりたかった家づくりに向き合おうとしましたが、その頃には、思い描いていたような 無垢の木材を使う仕事自体が、ほぼ無くなっていました。
横内靖英さん
もう無理はせず、人員や借金を整理して守りの人生に入ろうと思いました。しかし、 職人としての血が騒ぐんですよね!
周りを見回せば、田んぼも畑も山も荒れ放題になっているじゃありませんか。「この ままじゃいかんよな!」と奮起して、もし失敗したとしても最終的にゼロで終わることができればいいと、新規事業を立 ち上げたんです。
こうして、全国的な課題でもある間伐材の活用も目指して開発したのが、「フィトン の寝具」シリーズでした。山荒れから環境問題へと関心が広がり、吸水性が高く、熱を吸収し油を吸着し、消臭効果もあ る木の特性を学んだ結果、寝具に行き着いたのです。
ところが枕の試作を始めてすぐに、先人のご苦労と、なかなか世間に普及しない原因 が分かりました。どんな加工 をしても、天然素材の羽毛や羊毛、綿などと同じで、「へたり」や「つぶれ」は避けられないのです。どうりで、市場に 出ている枕の中材としての木は、サイコ ロ型のみなんですね。
自然のものは長持ちしない上に価格も高い。一方、石油化学製品は耐久性があり価格 も安い。普通ならここで「なるほどね~」と諦めてしまいそうですが、横内さんは諦めませんでした。
人工のものが人気を得る理由が分かった。それならば、木で「へたりづらい」「つぶ れにくい」ものをつくろうと考えました。そして、既存の道具や機械を改造して完成したのが「カールチップ」です。
これで、目標の「へたりづらい」「つぶれにくい」は達成できました。それでも、ま だ石油化学製品の耐久性にはかなわない。そこで、次に開発したのが「板ばねチップ」です。
「カールチップ」は、くるくるとカールしたスライス状の木片。木ならではの柔軟性 を保ちつつ、しっかり反発力があります。
「板ばねチップ」は、その名の通りバネのような弾力。これなら長持ちしそう
この「板ばねチップ」で座布団を試作したところ、非常に硬いけれど座り心地が良く 「これまでに無い感覚」「元来の日本人の生活に合う」と好評。そこで、座敷用の座布団だけでなく、敷き布団や車いす 用の座布団にも採用し商品化しました。
枕に詰まっているのは、軟らかい方のカールチップ。ほんのりと漂うヒノキの香りに 頭を沈めれば、森の中で寝転がっている気分です。
「枕を着替える」というコンセプト
長く使っている人からは「肩こりが楽になった」「枕に熱がこもらず、さわやか」 「首回りに汗をかくことがなく快適」といった声が届いているのだとか。
横内さんはさらに、「枕を着替える」というコンセプトも提唱しました。チップの詰 め替えが自由にできる「ひのき枕キット」に加えて、敢えて使い捨て商品も発売。約2年 ごとに枕を丸ごと取り替えることを勧めています。
数年使用したヒノキチップは汗や脂分を吸着しており、どうしても機能が低下しま す。もちろん「モッタイナイ精神」で長く使っていただきたいのですが、再生可能な資源でできた循環型製品なので、処 分しても温室効果ガスの発生はゼロカウントです。
健康的でさわやかな睡眠のために、ときどきは枕も“着替えて”いただきたいので す。
一般の枕でも、カバーは洗っても本体はなかなか洗わないもの。寝汗を毎晩吸い込む 枕はカビやダニの温床になりやすく、手入れを怠った枕は、かなり不衛生だと聞きます。
フィトンの寝具の枕は、2年で使い 捨てた場合、1日9円。 この価格をどう考えるかは、睡眠にかける思い次第なのかもしれません。
寝ている時間が多い高齢者や赤ちゃんにこそ良い寝具を
横内さんがまず「フィトンの寝具」を届けたのは、高齢者向け介護施設でした。寝た きりの方の床ずれ防止にも良いと考え、モニター利用を依頼したところ、やはり非常に好評。ひと安心したものの、いざ 施設に販売しようとすると思わぬ壁にぶつかりました。
介護施設で使うパジャマやシーツ、布団、枕、枕カバー、バスタオル、タオルなどリ ネン類の通年入居者お一人当たりの費用は、調べてみたところ1日わずか54円。 これ以上はリネン費をかけられないそうなんです。
施設には、一日中ベッドの上で過ごす方がたくさんいます。人生の大先輩たちが認知 症などで、満足に意見も言えないまま最低限の寝具で過ごしている実情を知り、寂しくなってしまいました。
落胆した横内さんは介護業界に施設単位で導入してもらうことは一旦あきらめ、今 は、おじいちゃんおばちゃんにプレゼントする人など、個人向けに販売しています。
新シリーズ「フィトンの寝具 for Baby」
また、高齢者と同じように寝ている時間が長く思うように不快を言い表せない上に、 とても汗っかきでもある赤ちゃんのために、「フィトンの寝具 for Baby」 も2014年に発売しました。
お母さんたちからは「すやすや良く眠る」「敷き布団の下に湿気がたまらなくなっ た」といった声が届いているそうです。これは、出産祝いに贈っても喜ばれそうですね。
フィトンの寝具は、要らなくなったら中身のチップを庭にまいて土に返すこともでき ます。保育園など施設単位での利用が増えれば、使用済みチップを回収してペレット燃料の素材にすることも可能でしょ う。
使い始めも使い終わりもエコな寝具を、人生の最初と最後に使っていこうという、建 築会社社長からの提案。ちょっと面白いと思いませんか?
これは面白そうですね。人間は木の香りに癒されるのでしょうか。チップもいろんな木を利用すれば、違った香りを楽し めるし、自分に合う木なんてのもあるかもしれませんね。
日本中の寝具がチップになれば量もバカにならないものになりそうです。意外と森林資源復活のカギになるかもしれませ んね。
このチップやバイオマス発電、割りばしの復活、木のガードレールなどあらゆるものに木を使って、コストダウンを計れ ば輸入木材に対抗できる可能性も出て来るのじゃないでしょうか。
昨日の第500回「戦 地から帰ってきた人」で書いた80年代に一線を退いた戦前の教育を受けた今の日本人が足元にも寄れない人達を思い出させ るような人が今台湾から日本に来られています。
そうです、李登輝さんです。この方を見ていると、本当に古武士という言葉がぴったりに思えます。戦前の人達はこうし た人が多かったのでしょうね。
この人をしても、台湾を独立させることは難しかったのでしょうね。その人が、日本の本当の独立を強く主張してくれて います。日本の政治家にこれだけ はっきりと発言できる人が居ないのは寂しいですね。一番近いのが安倍さんなのかもしれませんが、やはり、雰囲気が全く違 いますね。
こんなこと言うと顰蹙を買いそうですが、この方を見ると、同じように長老と言われている中曽根元総理の売国奴振りが 余りにも情けなく思えて仕方ありません。
MSN産経ニュースより 2014.9.21
「安 倍首相の活躍に期待」李登輝氏東京講演
来日中の台湾の李登輝元総統(91)は21日、東京都内の「大手町サンケイプラザ」で講演し、日本の集団的自衛権の 行使容認は日米同盟を強固にするものだとして、「決断した安倍晋三首相に心から敬意を表したい」と語った。
李氏は「くしくも今日は安倍首相の60歳の誕生日だ。さらなる活躍を台湾から期待している」と安倍首相にエールを 送った。
李氏は「国際政治では力の均衡は無視できず、武力の必要性は排除できない」と防衛体制強化の必要を強調。1996年 に台湾で初めて行われた総統直接選 挙に際し、中国が弾道ミサイルの発射などで威嚇したことを振り返り、「私が強い信念と手段をもって対抗したからこそ、民 主選挙が実現した」と述べ、安全保 障を確保する上で政治指導者の決断力が重要だと指摘した。
その上で、重ねて日本に憲法改正による「自立」を要求。「それが結果的に東アジアの平和と安定につながり、日本と台 湾にさらに良い関係をもたらす」と訴えた。
李氏は同日、大阪から東京へ東海道新幹線の最新車両「N700A」で移動した。李氏は乗り心地は「非常にいい」と 語った。(田中靖人)
安倍さんも李登輝さんの期待に是非応えて欲しいですね。安倍さんが憲法改正を成し遂げられなかったら、多分、後継者 でそれだけの気概のある人は当分出てこないのじゃないでしょうか。それだけに、安倍さんには頑張ってもらいたいもので す。