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団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

大学生の生活費

2010年04月14日 | 日記・その他

  昔々の学生時代の下宿生活を思い出させてくれるような記事がありました。ちょっと悲惨な状況に驚きました。

  4月8日、読売新聞より

  大学生1日の生活費は1123円  首都圏の私大下宿生

  首都圏の私立大に昨春入学した下宿生の1日の生活費は、調査を始めた1986年度以降で最低の1123円だったことが7日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査でわかった。東京私大教連は「アルバイトをしないと食べていくことができない学生が増えている」としている。
  調査は昨年5~6月、首都圏の1都5県にある計18の私立大・短大に入学した新入生の保護者4900人を対象に、アンケート方式で実施した。
 下宿生への仕送りは、ピークだった94年度(12万5000円)から下がり続け、月額9万3000円だった。家賃を引いた生活費は月額3万3700円。ひと月30日とすると1日に使える額は1123円で、この中から光熱費や携帯電話代も捻出。1日あたりの生活費に最も余裕があった90年度(2460円)の半額以下に落ち込んでいた。

  44年前の1966年、京都で下宿生活を始めた私の仕送りは月額2万円でした。家賃は隣(ちなみに、隣にはハイジャック犯の岡村武が住んでいたこともあります)とはふすまの4畳半で4000円。光熱費も含まれていたので残りは16000円です。
  学校に行っているときは学食のランチが主食でした。月の終わり頃、残金が少なくなった時は3食インスタントラーメンなんてこともありました。
  しかし、そうひもじい想いをしたことは余り無かったような気がします。特に、家賃が今と比べればべらぼうに安かった。尤も、今の学生はふすま越しの4畳半なんて我慢できないのでしょうね。当然携帯電話なんて無かったので、16000円の殆どが食費に使えたのですから今の学生さんより余程恵まれていたのかもしれません。
   しかし、こうなると日本の高度成長は何だったんでしょう。身の回りに余分なものが増えただけで何にも裕福になってない。実質は貧しくなっているのかもしれません。

どうなんでしょう!