先月末30日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBAスーパーライト級戦:
挑戦者アイザック クルス(メキシコ)TKO8回56秒 王者ロニー ロメロ(米)
*現役最強戦士の一人であるジャルボンテ デービス(米)を相手に、無類のタフネスぶりを発揮したクルスと、そのデービスにTKO負けを喫してているロメロの対戦。デービス戦後もその勢いを保っていたクルスが、その強さでロメロを飲み込む形になりました。
初回から、ロメロの足をぐらつかせたメキシカンは、その後も優位に試合を進めていきます。7回に再び王者をピンチに追い込んだクルス。続く8回にもストップを呼び込むことに成功。念願の世界のベルトを腰に巻くことになっています。
技術師WBC王者デビン ヘイニー(米)、総合的な戦力が整っているWBO王者テオフィモ ロペス(米)に続く形でライト級から転向してきた突進型のクルス。今後の活躍が非常に楽しみです。
また一人、面白い存在が世界王座に就いたスーパーライト級。この試合が終わった2024年3月30日時点での、同級の王者たちを確認しておきましょう。
WBA:アイザック クルス(メキシコ/防衛回数0)
WBA(暫定):イスマイル バロス(ベネズエラ/0)
WBC:デビン ヘイニー(米/0)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/1)
WBO:テオフィモ ロペス(米/1)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/1)
WBOアジア太平洋:永田 大士(三迫/0)
日本:藤田 炎村(三迫/2)
WBCフライ級戦:
王者フリオ セサール マルティネス(メキシコ)判定2対0(114-112x2、113-113)挑戦者アンジェリーノ コルドバ(ベネズエラ)
*3回に2度のダウンを奪うなど、前半戦で大きくリードしたマルティネス。しかしその後、コルドバの反撃に手を焼く形でフルラウンドを戦うことになってしまいました。
結果として序盤戦でのダウンが物を言ったこの一戦。王者が防衛記録を伸ばすも、安定した評価を得ることは出来なかったようです。
下記は2024年3月30日時点での、フライ級のタイトルホルダーたちとなります。
WBA:ユーリ 阿久井 誠悟(倉敷守安/防衛回数0)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/6)
IBF:ジェシー ロドリゲス(米/0)
WBO:ジェシー ロドリゲス(米/1)
OPBF(東洋太平洋):桑原 拓(大橋/1)
WBOアジア太平洋:畑中 建人(畑中/0)
日本:飯村 樹輝弥(角海老宝石/0)