キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

CD3枚を買う

2020年08月25日 | Weblog
野坂昭如が読み終わってしまったので、机の前に座り、また右側の書棚を眺めて次に読むのを探してみたが、早稲田の社会学者橋本健二の「居酒屋の戦後史」が目に飛び込んできたので手にした。
祥伝社新書で2015年に出たもので、発売後直ぐに買って今まで温めて置いたものだ。
熟成期間が終わり、いよいよ読みごろになったという事か、今、古本で買えば100円か200円で手に入るけど、本は手に入れるタイミングというのがあるから、その気になったら直ぐに買えと先人に言われたので、なるべくそれを守っている。
もちろん人それぞれだから、思うようにすればいいんだけど、どんなに安く買ったとしても読まなければ高い買い物になる。

江利チエミがジャズスタンダードを歌ったアルバムを聴いているが、戦後進駐軍と共に入ってきたジャズに当時の若者が夢中になった。
父は14歳で志願して予科練に入り、16歳で終戦になり鹿屋基地から帰って来て、仲間と一緒にジャズとダンスで遊びまわっていたらしい。
国家に裏切られた気持ちが強かったようで、学問を修めていなかったから、帰って来てから勉強をすることなど考えなかったらしく、やるせない気持ちを遊びにぶつけていたようだ。
十代に何かに熱中すると、何であれ上達するから、歌と踊りギターが上手かった。
5年ほど遊んでから会社員になったようで、最初は平塚の日産車体に行っていたが、兄に誘われ川崎の昭和石油に替わった。
昭石では野球に熱中して、ピッチャーだったらしい。
僕が物心ついてからは、野球の審判で休みの日には出かけていた。
晩年、カラオケをご近所のご老体と共に熱心にやっていたが、もっぱら演歌を歌っていた。
江利チエミは「チエミのさのさ」を聴いた事があるくらいで、ジャズを歌ったのを知らない。
英語を習う機会が無かったので歌えなかったのかもしれない。
それでも、このアルバムを聴くと、父の事を思い出す。

今日は昨日と違い朝から日が出てカラッとしていて、風があり光の強さの割に暑さを感じない。
でも、昨日までの秋の雲とは異なり、空は入道雲だ。

5時に目が覚めて渡邊哲也の番組を視聴して、6時半に起きて朝飯を作った。
茄子の味噌汁、ピーマンと獅子唐の卵炒め、スグキ、胡瓜と茄子の糠漬け。
台所へ降りると長男が魚の処理をしていた。
カンパチとコノシロを釣ったようだが、カンパチはともかく、コノシロはルアーで釣れるのだろうか、
1月にコノシロ付きの鰤を釣る時には、スレで掛かったコノシロをそのまま投げて釣るから、カンパチがコノシロに付いていたのか。

9時半にJA湘南へ出かけた。
茄子、胡瓜、ミニトマト、無花果、アスター、ユリを買った。

昼は凄く久し振りに「チャルメラ」醤油味を食べた。
昔から塩はサッポロ一番、醤油はチャルメラと思っていたが、多分20年ぶりくらいに食べたんだと思うが、麺が進化していて美味かったなあ。
他のインスタントラーメンを食べたことが無いから、単なる思い込みに過ぎないが、思い込みは確信に変わるから余計に美味いんだろうねえ。
午後は母とのリモート面談で渋沢に向かった。
途中、ヤマダ電機でUSB充電器とオーディオケーブルを買った。
ついでにブルトゥーススピーカーを見たが品揃えが少なくてがっかりだった。

母は相変わらず手や足が痛くてもう駄目だ、生きているのが辛いと言っていた。
コロナで直接の面会が出来ないので精神的に参っているが、対応のしようがない。
帰りに渋沢BOでCDを3枚買った。
ZARD「Good-Bye My Lonliness」1991年、これでZARDのオリジナルアルバムはすべて揃った。お膝元なんでZARDの品揃えは豊富だが、この6曲25分のデヴューアルバムは3枚あった。
直ぐに聴いてみたが若々しい、表題曲は歌手になる夢がかなった楽曲なので、晩年まで最も思い入れが強かった。
南沙織「17才」レコードは1971年、CD化は多分2013年、持っているレコードと内容はすべて同じだが、40年ぶりに聴いてみて、擦り切れるほど聴いたのに、思っていたのと歌詞メロディーが違うので、ちょっと意外だった。
A面が有馬三重子と筒美京平のコンビによる楽曲、B面がポップス。
大黒摩季「MOTHER EARTH」1998年、90年代は大黒摩季の時代でもあった。
勢いがあるし、音もいい。ちなみにGood-Bye My Lonlinessでは、デヴュー前の大黒摩季がコーラスに参加している。

5時半に大磯方面へ散歩に出て、葛川で翡翠を観た。
堤邸下あたりで、川上に向かって飛翔していたがダイヴして狩りをして、切り返して川下に向かいもう一度ダイヴ、獲物を得られず川上に向かって一直線に飛び去った。
このパターンの捕食行動を初めて観た、結構器用なんだなあと驚いた。

風呂に入って晩飯、カンパチ、二宮の小鰺、鰹の刺身、茄子の胡麻煮、ひじき煮、栄螺壺焼き、ミニトマト、胡瓜と茄子の糠漬け、バタピー、チーズスナック、無花果、プリン、アサヒノンアルコールビール。
アルコールを飲まないと暑くならないので快適だ。

昼観られなかったので、つい先日観たような気がするが、宮沢りえに釣られて「ぼくらの7日間戦争」1988年角川事務所を観た。
内容は大したことないが、とにかく少女から女になる端境期の宮沢りえは観る価値がある。
女になってからは、あまり好みじゃなかったんだけどね。

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