キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

シャトー・カブザック

2008年02月24日 | Weblog
先日モンペリエ通信でお話したアンモナイトのワインのドメーヌへ佐和さんが行き、その報告をいただきました。以下はそのレポートの一部です。

“車でBelbezeとCazellesの畑を見学。Belbezeの畑は標高250~300mでアルジロカルケールの土壌。幹のしっかりした古木。畑は非常に丁寧に手入れがされていて、他の畑とは手の入れ具合が全く違った。もう1つの畑は標高400mに位置し、非常に広大な面積で石灰岩がごろごろしている土壌。昼間の気温を吸収して熱をためて、夜の低温時には地中深く葡萄に熱を与えてくれる。この畑も非常に丁寧にCultivateされており、繊細なワインが造られる理由が納得できる。
セラーは新樽が整然と並べられ、見事でした。タンクは比較的大きめのタンクを使用。
Mr.Dondainは何年か先に 彼の標高400mの畑の一番高地にシャトーとセラーを作り、余生はワイン作りにささげるとのこと。彼の本業の会社はFamily Companyで現在株を親族に売却しているところ。近いうちに彼は引退し、ワイン作りに専念するとのこと。“

中々詳細な報告書で大変満足しております。南仏のワインに繊細さを与えている理由は、標高の高いところに畑が位置し、日中でも比較的低温、加えて夜温が低く果実に酸の集積がされる事。古木であり収穫量が少なく果実にエキス分の集約がされワインに複雑さと軽さを与えている事。土壌がアルジロカルケールのためミネラル分がワインに複雑さと奥行きを与えている事。やはり金に飽かして新樽をふんだんに使っているのは予想通りでしたね。それと見逃してはいけないのが、アンモナイトの作者ドンダィン親父ののワインにかける情熱、金持ちの余技かと思いましたがお見それいたしました。

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