キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ネクター 

2007年09月18日 | Weblog
しつこく最近まで桃を食しておりましたが、試飲会の出張から帰って来ると、さすがに美味そうな桃は果物屋の店頭から消えておりました。その代わりネクタリンが沢山並んでおります。日本では油桃といわれてきましたが、表面の皮が油を引いたようにつるつるしているところからそのように呼ばれているのでしょうか。

ネクターといえば子供の頃から不二家のピーチネクターが大好きで良く母にねだったものです。が、時代は変わりうちの子供たちが小さかった頃でさえ、既に彼らは見向きもしませんでした。神様も好みが変わってしまったのでしょうか。

シャトー・ベルトランからネクターというワインが近ゞ入荷します。何度かご紹介させていただいているのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2003年のヴィンテージでギダシェットはじめ各誌各界で大評判を博し、シャトーで試飲をさせていただいたもの売るべき商品が無く、2005年のリリースを一年ほど待っての入荷です。それでも入手できたのは僅かに100本ほどでした。はてさてこのワイン、地に堕ちたネクターを再び神々の飲み物の位置にまで引き上げることが出来るでしょうか。

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シャンパーニュ・コラン

2007年09月18日 | Weblog
先週の試飲会は多くのメーカーが来日したもので、秋からの新商品が隙間に追いやられて影が薄くなってしまいました。今週はその隙間ワインから注意を引いたアイテムを取り上げてご紹介したいと思います。

自社で瓶詰めしたシャンパーニュを愛でる傾向が最近ありますが、確かにそのとおりで、シャンパーニュはコニャックに似ていて、大手のメーカーが農家から原料を買い上げ自社のブランドで製品化して市場に流しているやり方を長く続けてきましたので、本当に良いものは小さな造り手で、いまだ名の知られていないところに有りがちです。コニャックの例でいきますと、私ヘネシーやレミーマルタンなんて有名ブランドは飲みません、飲むならシャトー・ボーロンかレイラです。もう断然モノが違います。人気が無くなったコニャックでは、このような小さくて本物を造っている所を探し出して大騒ぎするということはありませんが、高い人気を維持しているシャンパーニュではその現象が起きており、日本のインポーターも血なまこになって小さな蔵を捜し求めているという次第です。

横浜ワインコレクションではシャンパーニュ・コランを初めて皆様に飲んでいただきました。今までは密かに私が楽しんで繊細優雅な気分に浸っておりましたが、どさくさの試飲会の中でも傑出したものは埋没しません、きちんと皆さん存在を確認して帰られたようです。人物と同じですね、才有る者は市井に身を潜めて隠れとおす事など出来ないものです。
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