8月3日と8月4日の学習記録(2日分まとめて)
『1日1分レッスン TOEIC Test ーパワーアップ編ー (中村澄子 著 祥伝社 黄金文庫)』
この本は1年ぐらい前に買って、ほっぽらかしていたのですが、自分としては苦手な TOEICのPart 5 と Part 6 (文法、語法と語彙の問題)の練習にちょうどいいと思い、昨日と今日で、1冊(137問)をやってみました。
ご存じの方も多いと思いますが、中村澄子さんは、TOEIC のスペシャリスト(今やカリスマ講師の1人といっていい)でTOEICに絶対に出ないような極端に難しい文法、語法、語彙問題はこの本には全く出ていないので、TOEIC 対策としては、奇問、難問に取り組み過ぎて、学習時間を浪費することのないよう、ポイントをよくまとめた本だと思います。また文庫本サイズで、1ページの表が問題、裏が解答と解説になっているのも、どこでも持ち運べて、片手でも出来、Part 5 とPart 6の対策を最短でやりたい人にはおすすめの本です。
『Pass 単』と『TOEIC 公式問題集』のリスニングを1時間30分ほど。
『TIME』 14 ページ。ようやく”先週号(8月2日号)”を読み始めています。
表紙にあった、Japan's Tough Climb " というカバー・ストーリーの見出しが気になっていたので、その記事から読み始めました。
案の定、日本の現在の厳しい状況が、手厳しくストレートに書かれています。この記事はTerashima という日本人(おそらくコレスポンダント)が書いています。(ちなみに、TIME にもたまに日本人の書いた記事が載ります。TIME に記事が書けるだけでも、すごいな~、と思いますが、日本人の書いた記事は、どこがどうと言葉では言えませんが、文体が柔らかくないので、『日本人の書いた記事』 だと、すぐ分かります。そういう意味では日本人にとって読みやすい記事でした。)
いわく、4年間のうちに6人も首相が変わり、国を引っぱるリーダーシップがなく、中国にGDP で抜かれ、マイナス成長(2009年度はGDP前年比 - 5.2%)と、GDP の193%に及ぶ多額の債務の中で、クリエイティビティのある製品も打ち出せず、地方公共団体は相変わらず、製造メーカーの工場誘致といった、1970年代の頃の時代遅れの成長戦略に血道をあげている。。。
また、日本の会社の work-your-way-up-the ladder promotion と consensus-based-decisionmaking (この2つの表現は言い得て妙だと思いますが)が大きな阻害要因だ、とも書いてあります。
耳の痛い話で、そんなもん言われなくても分かっている、でもどうしようもなんだよう~。と言いたいところですが、その記事の次のページの Mark Clifford という人(おそらくネイティブ)の記事では、
いやいや、日本も捨てたもんじゃないよ、バブルがはじけて労働時間が短くなり、モーレツ型から、ライフ・ワークバランスも見直すようになったじゃないか。もともと資源がほとんどないので、環境エネルギー産業が発達し、高い技術を持っている。
都心部ではメトロでどこへでも安全に行け、環境に悪い車は必要ない。教育水準は高く、治安は相変わらず世界で最もよい。文化的なクオリティーはまだまだ高く、たとえば東京には160,000 ものレストランがあり、ミシュランで星のついているレストランの数は、パリとニューヨークのそれを足した数よりも多い。
また、先進国の中では、一番最初に人口減を体験しているので、少子高齢化に見合ったビジネスモデルが成功すれば、世界の先進国への模範となる。
などを書いてくれています。
通常、TIME (TIME でなくても)や英米の雑誌は、Pros と Cons, 賛成と反対、光と影の両方を扱っているので(今回は”光”の部分は記事の分量は僅かでしたが)、内側から見るととかく悲観的になりがちですが、今回は”光”の部分になるほど、と思う部分もありました。