なんとなく、すっきりしない天気の終末ですね。
イギリスのTVドラマのダウントンアビーは、最初の頃はあまり興味がなく、全然観ていなかったのですが、シーズン3の終わり頃からは毎回観ています。

20世紀のタイタニック号の沈没あたりから、1930年代頃までの古き良き時代の典型的なイギリスの貴族の一家が、時代の流れの中で翻弄されていく姿を描いたドラマで、イギリス版の大河ドラマとも言えます。また、今まであまり前面の主役として描かれでこなかった、貴族に仕える執事や従僕やメイドや料理人などの悲喜こもごもの人間関係もリアルに描かれており、ドラマとしてもとても面白いです。
出演している俳優も、伯爵夫人のコーラ役以外はほとんど全てイギリス人なので、イギリスの上流社会の英語がどんなしゃべりかたなのか、良く分かります。
とはいってもいきなり音声多重放送で、英語で観ても、僕にはほとんど意味が掴めませんので(またDVDを買うのがもったいないので)まず日本語の吹き替えを観て、その後DVDレコーダーに録音していたものを英語で観るようにしています。
字幕では、画面にテロップを流す時間的制約があり、かなりオリジナルとはニュアンスが違っている場合が多いのですが、日本語吹き替えとオリジナルの英語を比較すると、かなり微妙なニュアンスまで翻訳されており、この回りくどいイギリス英語をここまで訳せるのか、と感嘆します。まさにプロの仕事ですね。
毎週末観るのが楽しみになっています。『シンデレラ』 のりりー・ジェームスも主要な役ではありませんが、貴族の跳ね返り娘の役で出ていますしね。
さて、イギリスの上流社会の英語とは真逆ですが、最近は海外との仕事の交信はほとんど全てEメール。たまにTV会議が入る程度です。僕の会社は外資系でも、英語公用化を目指している会社でも何でもない、典型的な日本企業ですので、仕事の中ではEメールを書くことが最も多いです。(15年ぐらい前は、結構レターを書くこともありましたし、FAXを送ることもありましたが、今ではほとんど絶滅しています。)
Eメールを書く上で重要なことは、失礼にならない程度に要件を簡潔に書くことですが、ある程度の決まり文句があります。
覚えていそうで案外忘れている決まり文句。
『説得力のある英文ビジネスEメールが書ける実例表現とトレーニング(柴山かつの 著 ペレ出版)』 は基本的ですがあまり覚えていない表現がよくまとまっています。

日頃の仕事ですぐ使えそうな表現が多いですが、TOEICのPart 7 の最後の20問はダブルパッセージで、Eメールでのやり取りを材料にしたものも多く、役に立つと思います。