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逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

連休中に読んだ本

2025年05月06日 11時33分44秒 | 読後感
トランプ・ショックによる日本の株価の下落も底を打ち、上昇機運に入ってきましたが、90日の関税の実行猶予期間が過ぎると、どうなるかまだまだ見通せませんので、予断を許さない状況ですね。

さて、ゴールデンウイーク中はどこに出かけても大混雑で疲れるだけですので、自宅で本を読んで過ごしました。以下、読んだ本です。

日本人「総奴隷化」計画 1985-2029   森永卓郎 著

今年の1月に亡くなった森永卓郎氏の最後の本です。森永氏と僕はほぼ同世代です。(森永氏の方が一歳年上)森永氏の生前はあまり彼の事が好きではなかったので、彼の著作は全く読んでいませんでした。理由はあまりにもTVを含めマスコミへの露出が多いためです。
僕は民間企業を定年退職したあと、東京都立大学と一橋大学に勤務しましたが、そこで知り合った教授や准教授はものすごく忙しくて、とてもTVなどマスコミに出ている暇はなかった。教授や准教授は自分の専門分野の研究の他に、週に何コマかの学生への授業、単位認定試験の準備と実施と採点、修士論文や博士論文の査読や認定、さらには最近大学ではみずから自立して経営を成り立たせなければならなくなったため、大学経営に関する政治的な業務など、目の回るような忙しさで、事実、僕が親しかった某教授は、毎日夜中の1時~2時まで働いていました。そんな中で獨協大学経済学部の教授でもある森永氏がしょっちゅうTVやラジオなどのマスコミに登場するのを見て、『売名行為』『出演料稼ぎの金儲け主義』と考え、もっと大学の教員として大学に貢献しろよ!と思っていましたので、好きになれませんでした。(今でもマスコミにしばしば登場する大学の教授、准教授に対しては、同様の考えを持っています。)
しかし、森永氏が死の直前に『だれにも忖度せずにありのままを書いた』という本書は、中々面白かった。主に日航機の御巣鷹山の墜落事故の裏部隊と財務省の支配的な思惑について書いてありますが、それなりに説得力はありました。

日航123便はなぜ墜落したのか? 森永卓郎 著

上記著作に影響され、御巣鷹山の日航機墜落事故について、もっと知りたくなったので買いました。マンガです。
御巣鷹山の日航機墜落事故については、世界最悪の航空機事故として、発生当時は世間に大変な衝撃を与えましたし、僕も大学の同級生が日航のキャビンアテンダント(当時はスチュワーデスと呼んだ)としてこの羽田-伊丹の路線もしょっちゅう乗務していて、もし墜落の日にアサインされていたら、犠牲者になったかもしれないので(ちなみに犠牲者のキャビンアテンダントはみんな彼女の知り合いで同期か先輩)、他人事ではなく、大変なショックを受けましたので、未だに忘れがたい出来事です。
当時から墜落原因は色々取りざたされてきましたが、森永氏は墜落の原因を当時正式に発表された圧力隔壁の破損ではなく、自衛隊によるミサイルの誤射だという説を取っています。かなり奇抜な説ですが、墜落機のフライトレコーダーやボイスレコーダーは遺族の再三の要請にもかかわらず、40年近く経った今でも、公開されておらず、森永氏の説も否定できません。
なお、当時犠牲者となったキャビンアテンダントの後輩だった青山透子氏が、先輩の死に納得できないため書いた『日航123便 墜落の新事実  河出文庫』という書物もありますので、興味のある方は併せて読むとよいと思います。

ザイム真理教     森永卓郎 著

これも上記著作に影響され、財務省について、もっと知りたくなったので買いました。
財務省の実態について、かなり赤裸々に描かれています。
僕も民間企業に勤めていた頃、官僚にはさんざんいじめられたので、森永氏の書く財務省の実態には共鳴出来る部分があります。彼らは全く国益のことは考えていない!

99%の日本人が知らない明治維新の大嘘     三橋貴明  著

これは色々と毀誉褒貶のある三橋貴明氏の本。
僕は右翼でも国粋主義者でもありませんが、かつて世界を席巻した『ジャパン アズ ナンバーワン』の時代に世界を駆け回っていたビジネスパーソンの一人として、最近の日本の卑屈さと自信のなさと自虐史観には辟易していましたので、三橋氏の主張には溜飲が下がる思いがしました。
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