goo blog サービス終了のお知らせ 

逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

80回目の終戦の日

2025年08月15日 14時41分37秒 | 日記・エッセイ・コラム
今日も暑いですね。

今日は第二次世界大戦が終結してから80年目の節目の終戦記念日です。

80年目というのはとても大きな意味をもち、実際に戦地で戦闘を体験した人は若い方でも100歳前後となり、すでに亡くなられている方がほとんどで、戦地に行かずとも内地で戦時の体験をした方も、人間の記憶がはっきり定まるのが5歳前後からですので、最も年少の方でも85歳前後となります。すなわち戦争の実体験を語ることの出来る方がそろそろ寿命を迎えられ、今後は実体験を語ることの出来る人がほとんどいなくなっていく、というのが『80年』の持つ重みです。

今後は戦争体験のない人が、本や映画やマスコミ報道等からの想像で戦争について考えていくことになります。ですが、戦争は想像している以上に悲惨で非人道的なものです。

かつて戦地での戦闘を経験した人、戦争体験のある人の話を色々聞きましたが、話を聴いた全ての人が『戦争は絶対反対』でした。僕自身も戦後生まれで、戦争の実体験はありませんが、父方の祖父を大阪大空襲が原因で無くしたり、戦争を体験した方の話を聴いたり、書かれた書物を読み、また世界を飛び回っていた頃、ヨルダンで中東戦争で家を追われたパレスチナの戦争難民のキャンプを実際に見て、いかに戦争がすべてを奪う悲惨なものか知りましたので、今までのブログ記事でも書きましたが、戦争は絶対反対です。戦争に勝者も敗者もありません。どちらも人道上の『敗者』です。

日本は太平洋戦争で、日本人だけで310万人もの戦没者を出しておきながら、なぜこのような悲惨な戦争を起こしたのか、だれに責任があるのか、どうすれば戦争を起こさないのか、この80年間、国家として、詳細に検証・評価・反省もせず、責任もうやむやにして、国民の総意を形成してきませんでした。連合軍による極東軍事裁判はありましたが、これは戦勝国が敗戦国である日本を一方的に裁いたもので、不条理な部分も多々あり、日本国民が評価・責任を明確にしたものではありませんでした。

日本人特有の『死者に鞭打たない』や『済んだことは仕方がない』というある種の淡白さと潔さと諦念と無責任体制から、あまり過去のことをあれこれ評価しない性質があるのかもしれませんが、それではいつまでたっても歴史から学んだり、教訓を得ることは出来ず、過去の失敗をまた繰り返します。旧軍人で潔い人は敗戦の責任を感じて自決しましたが(それすらもしないで、責任を逃れ、戦後も国会議員などになり、のうのうと生き延びた旧軍人や高級官僚は大勢おり、彼らよりはましですが)個人が自決したからそれで全ての責任から解放される、という軽い、都合のよいものではありません。

自衛隊の存在意味、憲法改正、天皇制、日米安保など戦後を代表する大きな問題は国家として検証し、総意を形成することを怠ってきたために生まれました。そして、今日蔓延しているのは、自称左翼の『日本はアジア諸国を侵略戦争で苦しめたので謝罪を続けなければならない。憲法9条改定は絶対反対』や、かたや自称歴史修正主義者や右翼の『欧米列強からの侵略からの自衛として開戦はやむをえなかった。日本はアジア諸国を欧米の植民地支配から解放した。独立国であるなら防衛のため、当然軍隊は持つべき。』というような、歴史学的検証に基づかない感情的でイデオロギー的な個人的な持論ばかりで、議論は平行線を辿るだけで、問題が解決することはありません。この現象も日本が国家として歴史学的に事実をしっかり検証し、評価してこなかったことが原因です。

一方、枢軸国として、日本と同じ運命をたどったドイツでは、日本と同じように戦争指導者層の責任逃れや逃亡などもありましたが、戦勝国が裁くニュールンベルグ裁判だけではなく、ドイツ国民がドイツを評価、判断するドイツ国民による裁判もありました。(アウシュビッツ裁判など)日本では戦争を検証する自国民による裁判は皆無です。ドイツでは自国民による裁判などを通じて、ドイツ国民としての総意が形成されましたので、戦後の政策はその総意に基づき、策定されていきました。もちろん人間のすることですので、完璧ではなく、課題も多々ありましたが。

冒頭書きましたように、戦争の直接体験者が少なくなっている中で、最近では先の参議院選挙で当選した参政党のS女性議員が『核兵器は安上がりなので日本も核武装すべき』という驚くべき発言が登場する始末です。ヒロシマとナガサキで被爆した多くの被爆者および子孫がいまだ苦しみ続けている、唯一の被爆国の日本の国民を代表する国会議員からこのような発言が出るとは怒りを通り越してあきれ返りますが、彼女は戦争の実態についてあまりにも無知なのでしょう。一度ウクライナへ行って戦場を実体験したらよいと思います。

彼女にも読んでもらいたい本があります。それは『沖縄戦 なぜ20万人が犠牲になったのか』  林  博史 著  集英社新書 です。

ヒロシマやナガサキの悲惨な状況については、ノーベル平和賞を受賞した被団協をはじめとする方々のご努力によってかなり知られるようになりましたが、日本本国で唯一戦場になった沖縄については、1972年までアメリカの統治下にあり、情報も規制されていましたので、あまり知られていません。林氏は、歴史学者の立場から文書・証言を調査・分析し、沖縄戦の実態を伝えています。僕は沖縄戦のことは、色々な書物を読み、かなり知っている方だと思っていましたが、林氏の書く史実は、それよりもずっと悲惨で衝撃的なものでした。また林氏は、戦争を引き起こした原因について、歴史学者としての立場から、信頼性のある資料に基づいて考察しています。

直接の戦争体験者からの話を聴く機会が少なくなりつつある現在、S議員だけではなく、多くの日本人に読んでいただきたい本です。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カムチャッカ地震騒動と酷暑 ②

2025年08月03日 22時11分36秒 | 日記・エッセイ・コラム
毎日すさまじく暑いですね。
前回のブログではカムチャッカ地震の津波警報と報道は大げさだったが、ロシアの領土が震源地のため、正確には予測できない事情があり、津波警報と報道は大げさでも、もし巨大津波が来て避難していなければ、何千、何万の命が奪われたであろうことから、まずはよかったのではないか、ということを書きました。

一方地震以外の異常な気象状況は、6月から続いているこの酷暑と台風や豪雨の多発です。
つい20年ほど前には、気温が35℃を超えることなどはなく、32~33℃になったら、『すさまじく暑い、暑い』と言っていましたが、現在は毎日当たり前のように35℃を超え、別に珍しくもなんともなくなってしまいました。

僕は世界で最も暑いと言われるアラビア半島やインドの夏も出張で経験しましたが、今の日本は蒸し暑さも加わって、それらの夏以上の熱感があります。気象庁やマスコミは、今日の各地の最高気温は何℃で何か所が猛暑日を記録したとか、熱中症で何人が病院に搬送されたとか、台風何号は発生したとか、線状降水帯はどこで発生したとか表面的な現象しか報道せず、この酷暑と海水温の上昇による台風や豪雨の根本原因については、触れようともしていません。

地震は事前に予測することは難しく、ましてや発生を防ぐことは現在の科学技術をもってしても不可能です。しかし、酷暑を生む地球温暖化は、人為的に予防あるいは悪化を防ぐことが出来ます。地球の温度は確かに数万年単位で上下を繰り返しています。これは説明すると本が一冊書けるほどの量になりますので、詳細は割約しますが、セルビア出身の科学者のミランコビッチによって20世紀前半に考察・提唱され、現在ほぼ正しいことが証明されているたミランコビッチ理論によります。彼の理論をものすごく簡単に説明すると、1,地球の公転軌道が他の惑星(主に土星と金星)の重力の影響を受け、楕円軌道を取るため、太陽と地球との距離も変化し、太陽から受ける熱量も変化するので、地球の温度も変化する。この軌道の変化の1サイクルは約10万年周期である。2、地軸の傾斜  地球の自転軸が垂直(90°)ではなく、傾斜しており、それが地球の季節の変化を生んでいることは皆さんご存じのとおりですが、この地軸の傾きが太陽と月と地球の内部質量の変化により変化し、太陽からの熱量が変化するので、地球の温度も変化する。その地軸の傾きの変化の1サイクルは約4万年周期である。3,地球の自転軸そのものも太陽と月の重力によりゆらいでいる。(歳差運動)これはちょうど独楽の回転速度が遅くなるとゆらゆらと振れるのと同じですね。この地球の自転軸の変化により太陽から受ける熱量が変化するので、地球の温度も変化する。その地球の自転軸の変化の1サイクルは約2万年~2.6万年周期である。

コンピューターもAIもない時代に、手計算で物理学と天文学と数学の知識を駆使し、膨大な観察データをもとに地球の気温変動の3つの周期を計算したミランコビッチの努力は称賛しますが、コンピューターが発達した現在でも、ミランコビッチの説はほぼ正しいことが証明されています。(ミランコビッチの説に追加して太陽の核融合反応の変化そのものが地球の温度に変化を与える、などの説も最近提唱されています。)

いずれにせよ、地球の公転や地軸の傾き、太陽の活動など宇宙物理学的な大きな変化は20年や30年では起きず、数万年単位の時間をかけて起こります。20年前と比べ、公転軸や自転軸がしょっちゅう変化していては、しょっちゅう氷河期になり、それこそ困りますよね。従ってここ20~30年の地球の気温の大きな上昇は、人為的、すなわち人間による温室効果ガス(主に二酸化炭素)の排出にあることが世界中の科学者の一致した見解です。

20年ほど前に、元アメリカ合衆国副大統領のアル・ゴアが『不都合な真実』というドキュメンタリー映画を作ったことはご存じの方も多いと思います。この映画は第79回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞と歌曲賞を受賞し、アル・ゴアは2007年のノーベル平和賞を受賞しました。彼は政治家を引退した今でも、地球環境保護活動に熱心に取り組んでいます。

アル・ゴアが地球温暖化に警鐘を鳴らした20年ほど前から世界中が真剣に温室効果ガスの規制に取り組んでいれば、現在の日本を始め、世界中の高温化は避けられたのでしょうが、もう後戻りできないレベルまで地球の高温化は進んでいます。

2023年の二酸化炭素の排出量は中国が世界全体の30.1%、アメリカが11.3%とこの2か国で40%以上を占め、以下インド7.8%、ロシア5.0%、ブラジル2.5%と続き、日本は2.0%(世界の50分の1)に過ぎません。このうち、アメリカはトランプ政権になって2025年に温室効果ガスの削減を決めたパリ協定から離脱し、化石燃料は掘って掘って掘りまくれ、売りまくれ状態、中国とインドはパリ協定は批准していますが、中国は2060年までにカーボンニュートラルを目標とし、インドも2070年までにカーボンニュートラルを目標とするという緩やかな目標で、厳しい温暖化の現状では2060年や2070年まで待ってはいられません。

パリ協定のもっとも大きな共通目標は、世界の平均気温上昇を産業革命以前と比べ、2℃より低く保ち、1.5℃以内に抑える努力をする、ということでしたが、すでに現在は1.2℃~1.3℃上昇しており、1.5℃到達は2030年代前半に現実化すると言われており、目標の達成は極めて困難です。

WWF(世界自然保護基金)の試算によれば、産業革命以降、地球の気温が1.2℃上昇するとサンゴ礁や北極の海水などのシステムに高いリスク、マラリアなど熱帯の感染症の拡大(まさに今起こっている。)2℃上昇すると作物の生産高が地域的に減少する。2.7℃上昇すると利用可能な水が減少する。3℃上昇すると広い範囲で生物多様性の損失が起きる。4℃上昇すると多くの種の絶滅リスク。世界の食糧生産が危険にさらされるリスクがあると予想しています。決して大げさではなく、今世紀の終わりには人類は滅亡しているかもしれません。

日本の環境省は、もともと高度成長期に排水や排気ガスの垂れ流しで、公害問題が深刻化した時に他の先進国に遅ればせながらできた省庁です。現在年間予算5兆円も使いながら、熱中症でなくなっている人も全国で数十人もおり、豪雨や台風などの被害に苦しんでいる人も何千人もいるのに、基本的な国民の命さえ守ることができないでいます。

アメリカや中国やインドが化石燃料をエネルギー源とする理由は、エネルギー生成量あたりのコストが安いからですが、日本のクリーンエネルギーの技術をもってすれば、クリーンでコストの安いエネルギーの生成システムを日本だけでなく、諸外国に技術供与出来るはずです。

このブログは政府批判の目的のブログではありませんが、政府は次期首相を誰にするかなど、国民から乖離していることに血道をあげるのではなく、環境省が主体になって、緊急の国民の命にかかわることに優先順位をつけて対応してもらいたいと強く思います。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カムチャッカ地震騒動と酷暑 ①

2025年07月31日 17時57分04秒 | 日記・エッセイ・コラム
一昨日7月30日朝、、1か月半ごとの心臓の検査のため、ニューハート渡辺国際病院に行ったら、病院のテレビで、各テレビ局ともまるで第3次世界大戦が勃発でもしたかのように、独占的かつ繰り返しカムチャッカ半島で起こった大地震と日本に押し寄せるであろう津波のニュースを放送しており、何事が起ったのかとびっくりしました。カムチャッカ半島と言えば半島の面積だけで日本全体の国土とほぼ同じ面積のある巨大半島で、活火山も多くあります。温泉も沢山あり、現在は人があまり住んでいない極寒の秘境ですが、もし観光開発されれば、魅力的な地域です。

津波といえばまず思い起こされるのが東日本大震災で、その時は事前の警報や避難指示、報道の遅延などの初動対応の遅れが後で非難されましたので、今回の津波予報と警報は、避難を免れるための予防線からか、非常に速い時点で大げさに出され、『3m以上の津波』とか、『津波は繰り返し来襲し、第1波より、第2波、第3波の津波の方が大きい』などといった警報や報道ばかりでした。

地震の発生時期と規模を事前に予測することは、非常に困難ですが、地震発生後の津波については、AIによるシュミレーションやビックデータの解析が急速に進歩している現代、地震の規模と震源までの距離、海底の地形と深度、海水の流体量と海流、潮の満ち引き、気象条件、海水温などのビックデータから、日本の各海岸線に到達する津波の高さと時間は気象庁はかなり正確に予測できるはずですが、まだまだ日本の津波予測技術はこの程度のものです。津波予測どころか、もっと解析が容易な台風の進路でさえ、今の日本の技術では正確に予測することは出来ません。

もっとも、気象庁を庇うわけではありませんが、カムチャッカ半島での震源の特定までは正確に出来ていましたが、海底の地形や海流や気象環境の情報等はロシアの領土で国家機密ということもあり、詳しく把握できていませんでした。またロシアが日本の津波予報のために、詳細なデータを迅速に日本に提供するような仕組み・状態にはなっていなかった、ということがあります。従って、正確な津波予測をするためには必要な情報が不足している状態だったと言えます。

結果として非常に大げさな最大リスクを考えた警報・報道になってしまいました。『大げさ』な警報・報道により避難した人は200万人、避難の最中に自動車事故を起こし、亡くなった方や酷暑の避難で熱中症になった方、またほぼ終日に及ぶ経済活動の中止による何百億円もの経済損失など、様々な問題はありました。

しかし、前述のようにデータが不足している中で津波の正確な予測は困難であり、もし巨大津波が来た場合、避難していなければ、何千、何万の生命が奪われることになるので、今回の最大リスクを考えた警報・報道はやむを得なかったと思います。

一方、現在の気象現象で最も顕著な、気象台始まって以来の酷暑と台風の多発については、今回のカムチャッカ半島地震と性質が異なり、人為的かつ予防・予測が可能と考えますが、長くなりますので次回のブログで書きます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝ドラ『あんぱん』

2025年07月06日 18時07分37秒 | 日記・エッセイ・コラム
毎日暑い日が続いていますね。
僕が学生時代は授業もそっちのけで、演劇ばっかりやっていたのは、前にも書きましたが、いまでもその影響で、演劇やドラマ、映画を観るのは大好きです。NHKの朝ドラと日曜日夜の大河ドラマは、視聴料で成り立っている予算の潤沢さと、反面、公共放送としての表現の限界はありますが、いずれにせよドラマの王道で、僕も興味がある作品は、毎回観ています。(興味がない作品の場合は全く見ない。)

その中で、今年上半期の朝ドラの『あんぱん』は非常にいいですね。ご存じのように『あんぱんまん』の作者のやなせたかしさんとその妻の生涯をもとに中園ミホさんが脚本を書いた作品です。中園ミホさんと言えば、『ハケンの品格』や『Doctor-X』や『花子とアン』といった、芯のある女性が主人公の作品を多く書いています。

今回の『あんぱん』もやなせたかしさんの妻役(のぶ)を演じる今田美桜さんは生き生きとした頑張り屋さんを熱演しており、とてもいいです。またのぶの妹役の、若手の女優の中で、最も注目されている河合優実さんや、原菜乃華さんの演技もとてもいいです。またやなせたかしさん役(崇)を演じる北村匠海さんも、以前『君の膵臓をたべたい』でいい演技をしていましたが、『あんぱん』でもどこか頼りない、繊細で抑制のきいた演技をしており、なかなか良いです。俳優は、いくら演技をしても、その人の『本来の地』は必ず現れるものです。『あんぱん』の登場人物の性格と俳優の『地』が近いものがあるのでしょう。

『あんぱん』の戦争中の描写については、崇が軍隊に入隊してなんどもビンタされるシーンがありましたが、中国に出兵しても軍服もきれいだし、髭はきれいに剃っているし、実際の軍隊の駐屯生活はそんなものではないという突っ込みどころはありますが、これはフレッシュな朝に放送しなければならない、朝ドラの限界でしょう。

俳優は、発声や演技技術は後天的な努力で身に着けることは出来ますが、人に対して感情の変化を見せる仕事なので、人を引き付けるオーラが必要であり、これは努力だけではいかんともしがたく、天性の才能が必要だと思います。朝ドラの主役級を張る俳優は、何千人ものオーディションから選ばれてくる人が多いので、そのオーラを持っている人が多くいます。

僕が今まで朝ドラ出演の俳優の中で、最も天性のオーラを持っていると感じたのは、『あまちゃん』の時代から注目していましたが、のん(もと能年玲奈)です。透明感のある目の輝きと力に天性のオーラを感じます。一時、事務所とのトラブルで、TVから干されている時期もありましたが、映画の世界では活躍を続けており、一部のTVドラマには再び登場し始めていますが、いずれTVドラマでもまた主流となるでしょう。

僕は、天性のオーラを全く持っていないので、役者になる道は早々に見切りをつけ、演出家になりたいと右往左往しているうちに、大学を卒業し、食べていかなければならないため、とりあえず会社に就職してそのままずるずると40年ほど『さらりーまん』をやってしまいましたが、今でも演劇、ドラマ、映画は好きで、一生懸命取り組んでいる若い人を見ると応援したくなります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メジャーリーグ東京シリーズ

2025年03月20日 22時03分46秒 | 日記・エッセイ・コラム
3月15日から19日まで、メジャーリーグのドジャーズとカブスが来日し、エキジプレシーズンマッチ4試合と公式戦2試合が行われ、日本中は大フィーバーでした。

以前も書いたように、スポーツ観戦が大好きな僕は、チケットは入手出来ませんでしたが、3月16日のドジャーズ対巨人のプレシーズンマッチ、3月18日のドジャーズ対カブスの公式戦開幕戦、3月19日のドジャーズ対カブスの公式戦第2戦をテレビでじっくり観戦しました。

見どころはやはり3月18日のドジャーズ対カブスの開幕戦で、山本由伸投手と今永昇太投手の両先発の投げ合いと、大谷翔平と鈴木誠也がどういうバッティングを見せるか、でしょう。

それにしても、両チームの開幕戦の先発投手を日本人で、主力のDHも両チームとも日本人が占め、そのゲームが東京で行われるなどというのは以前から大リーグの来日試合を知っている僕からすれば、まるで夢のようです。日本の野球も実に世界で通用するようになったな、という気持ちです。

日本での開幕戦でプレッシャーのかかる中、山本、今永両投手とも、ほとんど一球投げるごとに雄たけびをあげて気合の籠った圧巻の投球を見せました。

大谷翔平も素晴らしく、4打数2安打。彼の凄さは誰もが認めるところですので、今更僕ごときがクドクド言いませんが、恵まれた体格からくる恐ろしいパワーと大男でありながら柔軟性と敏捷性も兼ね備え、しかも性格は謙虚で努力家で、チームのことをいつも考えているという、どこから見ても好青年で、100年に一人の選手でしょう。

3月19日の第2戦は、注目の佐々木朗希投手が先発しました。制球が定まらず無失点ながらファーボールを5つ出してしまい、3回を投げて降板しましたが、160kmを超える豪速球は何度も見せてくれました。鈴木誠也は開幕戦、第2戦を通じてヒットはありませんでしたが、地力のあるバッターなので、米国に戻ったらすぐに活躍すると思います。

メジャーリーグの試合は、ピッチクロックも採用され、テンポが速く、またピッチャーの球速も、バッターの打球速度も日本のプロ野球より数段早く、守備もファインプレーの連続ですので、日本でも人気が高いのはうなずけます。また選手の年棒も、日本の選手とは一桁違うので、日本のプロ野球選手がメジャーリーグを目指すのも、よく分かります。

少しだけ苦言を呈すれば、今回のメジャーリーグ『東京シリーズ』は日本のメジャーリーグファンからすれば、たまらない楽しみですが、選手にとってはまだオープン戦の時期から気候も環境も全然違う日本で公式戦を戦うのは大変な負担になります。時差一つとっても、僕は若い頃仕事で海外を飛び歩いていたからわかりますが、米国との時差は大きく、人間の時差調整能力は大体1日に1時間半程度ですので、完全に時差が取れるまで、5日から1週間ぐらいかかります。その中で、来日後2日程度ですぐ試合というのは、長時間の移動とも相まって身体に相当な負担がかかります。それでも大リーグ機構が日本で試合を行うのは単純に日本でやるほうが、儲かるからです。

また、大谷翔平の凄さは前述のとおりですが、あまりに騒ぎすぎなような気がします。テレビ中継の間のコマーシャルにも彼は驚くほど多く出演しています。彼はフィジカルもメンタルも強靭ですから平気なのかもしれませんが、メジャーリーグは日本のプロ野球が年間143試合に対して、162試合もあります。(お互いにポストシーズンを除く。)選手への配慮も必要だと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フジテレビ2回目記者会見

2025年01月27日 22時25分53秒 | 日記・エッセイ・コラム
本日午後4時からフジテレビが17日の記者会見に続いて2回目の記者会見をやっています。午後4時から始まったのに現在午後10時半で、6時間半経ってもまだやっています。

フジテレビの嘉納会長と港社長の辞任報告から始まった今日の記者会見ですが、途中「なぜ影の権力者の日枝取締役相談役が会見に出席しないのか。日枝氏は退任しないのか。」や「事件が起きたのは2023年の6月なのに、どうして中居氏を最近まで番組に起用し続けたのか。」や「社内のコンプライアンス推進室は何故事件を知らされていなかったのか。組織として機能しているのか。」や「女子アナの性接待にフジの社員は関与しているのか。」といった質問がほとんどであり、会見に出席したフジテレビ・フジメディアHDの役員の回答も相変わらずうやむやで、要領を得ません。

途中、東京新聞の名物記者の望月衣塑子さんからの質問で、会見の出席のフジテレビ・フジメディアHDの役員に対し、「あなたたちはこの事件に関して(中居氏)に怒りを感じないのか。とても怒りを感じているように見えない。」と厳しく詰め寄ったのが一番の見どころでした。

しかし最初の2時間半ぐらいは僕も会見を観ていましたが、繰り返しの質問が多いので、途中で観るのを止めました。

今回は入場制限なしのオープンな会見でしたが、記者の質問も望月さんのような厳しいものは少なく、質は非常に低い。フジテレビだけでなく、会見に集まった記者も含め、日本のメディアは極めて質が低いことを露呈した会見でした。

いずれにせよ、フジテレビは役員は全員辞職し、組織を根本的に改変しないと、生き残れないでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フジテレビ問題

2025年01月26日 22時10分40秒 | 日記・エッセイ・コラム
すでにメディアやSNSで毎日報道されているように、フジテレビが大変なことになっていますね。
かつて、バブル全盛期は、「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」など、数々のヒットドラマを連発し、僕も夢中になって毎週見ていましたが、最近は大したヒット作がなくなったと思ったら致命的な不祥事疑惑です。

TV業界が変われる時期が2回あり、1つ目は2003年のTV放送デジタル化です。これは、視聴者側が長時間録画出来るようになるため、好きな時に好きな番組を選んで観ることが出来るということと、コマーシャルをカットして観ることも出来るということで、TV業界が変わるキッカケとなったはずです。(が、業界の体質はほとんど変わらなかった。)もう1つは2010年以降の急速なインターネットを基盤としたユーチューブの普及です。TV放送は放送局から視聴者への一方通行のコンテンツの伝達に過ぎませんが、インターネットを使えば、視聴者参加型の面白い番組が作れ、またTV放送では流しきれない関連情報を流すことが出来るということで、ホリエモンはこの点に目をつけ、フジテレビを買収しようと思ったのですが、フジテレビの防衛にあって結局買収出来ませんでした。

フジテレビの経営陣はほとんどが70代、80代で、バブルの頃の、コンプライアンスもセクハラもパワハラという言葉すらない時代に、イケイケどんどんのノリでいい思いをしてきた人ばかりなので、未だバブルの頃の気分のままでいると思います。

バブル当時は派手なTV局に限らず、ふつうの会社でも、例えばクリスマスの頃に自社の女子社員と取引先とでパーティでどんちゃん騒ぎをやっていたこともありますが、さすがに性加害まではなかったと思います。

明日またオープンな形でのフジテレビの記者会見がありますが、時代遅れの経営陣の退陣などを発表しないと、世間は収まらないと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トランプ大統領就任演説と就任初日

2025年01月21日 22時36分45秒 | 日記・エッセイ・コラム
トランプ氏が、米国時間1月20日午前12時にアメリカ第47代大統領に就任しました。

就任演説を全部聞きましたが、政治信条ではなく、選挙期間中から語ってきた、アメリカ ファーストの具体的な政策が多かったですね。カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税をかけるだの、南部の州に非常事態宣言を出し、軍を派遣して、不法移民を完全に取り締まるだの、アメリカでは正式なジェンダーとして、男性と女性しか認めないとか、パナマ運河をアメリカに取り戻すとか、メキシコ湾の名前をアメリカ湾に変更するとか、突拍子もない、物議を醸す発言が多かったですが、就任前からトランプ氏が言ってきたことですので、あまり世界には影響は与えませんでした。日本でも日経平均が大暴落するかと思っていたら、125.48円の上昇で、今日の段階で日本経済にさしたる影響はありませんでした。

就任演説の後、今日だけで40以上もの大統領令に署名しましたが、これも今の段階ではさほど世界に大きな影響は与えていません。今日は中国からの輸入品の関税について、触れなかったせいかもしれません。

ただ、今後は中国との駆け引きや、各国への関税や、防衛費の負担など、色々要求してくると思われるので、注視が必要です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

goo ブログの不具合

2025年01月03日 17時02分41秒 | 日記・エッセイ・コラム
僕は、ブログの作成にNTT ドコモ系のgooブログを使っています。理由はブログ開始の15年前から使っていることと、ある時ブログを引っ越ししなければならなかった時に、gooブログからgooブログへの引っ越しは、記事だけではなく、いただいたコメントやその返事も全て移管出来るということで、未だにgooブログを続けています。(今ではもっと進んだブログサイトや他の動画系や画像系のSNSもたくさん開発、実用化されていますが。)

昨日1月2日朝ににNTT ドコモの傘下のgooポータルと関連するgooブログや代金決済サイトがサーバー攻撃を受け、全く使えなくなりました。昨日の夜にほぼ全ての機能が回復しましたが、昨年のJALの搭乗システムへのサイバー攻撃といい、最近さらにサイバー攻撃が増えています。

サイバー攻撃は、こんなことをして何が面白いんでしょうかね?聞いた話によると、企業や組織が強化しているセキュリティの網をくぐりぬけて、システムダウンを引き起こすことに、何か難問を解決した時のような快感を感じるらしいです。セキュリティを掻い潜れるのでコンピューターシステムやインターネットに長けた優秀な技術を持った人が多いとも聞きますが、もっとまともなことにその技術を生かしてほしいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明けましておめでとうございます

2025年01月01日 16時39分06秒 | 日記・エッセイ・コラム
新年明けましておめでとうございます。
皆様にとりまして、本年も良い年でありますように。

いつも毎年元旦には1年の目標を立てるのですが、今年は昨日のブログの記事のように、昨年死にそうな大病になったため、目標は
1,現在の身体と心を維持し、自分の意思で考えたり、行動出来る心身を維持する。
〇 年齢的にも心身が完全な状態の日はほとんどないですが、人手に頼らず、寝たきりにならず、自分の意思で考え、行動出来ることは自分らしく生きることの基本です。
〇 要は心身の健康維持ということですが、健康でなければ、「遊ぶこと」さえ出来ません。心身の健康を維持するため、昨年から行っているジムを継続したり、昨年は療養期間が長かったので、中々外に向けての活動が出来ませんでしたが、今年は徐々に増やしていき、読みたい本も読みます。

2.AI の進歩に反発するのではなく、かつAIに取り込まれ、虜になるのではなく、AIと人間を総合的に俯瞰し、それぞれを補完、成長させ合い(要するにAIと人間のそれぞれ良いとこ取りをする)AIに任せられるところはAIに任せ、自分は人間として自分がしたいことでAIが出来ないことをやる。
〇 なんとも曖昧な目標ですが、僕らの年代は就学期にはパソコンは稀で、もちろんインターネットやEメールや携帯電話などあるわけもなく、ワープロも就職してから職場で僕がやっと最初に使い始めた程度でした。生成AIなどはSFの世界でした。

人間は現状維持欲求があり、新しいテクノロジーや考え方には、一部の常識にとらわれない先進的な人を除き、普通は抵抗感があります。僕の知る限り年を取れば取るほど、その抵抗が強くなり、「老害」と言われる、自分の考えを頑として変えない、社会の進歩を阻む困った老人を生み出します。

しかし、現在の生成AIの進歩は材料の半導体のナノレベルでの微小化によってすさまじいものがあります。小説はテーマとあらすじさえ与えれば、生成AIが人間より上手く、感動的に書いてくれるほどです。ただ主に半導体の技術革新による生成AIへの反発や問題だけを見出すのではなく、まず最新の技術革新を理解し、人間にはできない良いところを最大限利用することにより、時間が生み出され、本来の自分が人間としてやりたいことに取り組める、より多くの時間と機会が持てるようになると思います。まずは現状を知り、使えるようになるために、僕の稚拙なパソコンの技術をもっと上げ、生成AIソフトも使えるようにするところから始めます。

あとは、ゴルフのスコアをせめて病気する前の100にする、やNHKラジオの第2放送の『ラジオビジネス英語』を今年も続けるなど、細かいことはたくさんありますが、まず大きな目標は上記1と2になります。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする