”英語”に限らず、何かを身につけようとすれば、必ず伸び悩みというか、スランプの時期はやってきます。
理由は、ある程度のレベルまでは、やればやっただけ、比例して伸びますが、あるレベルを超えると、そのレベルを落とさないように維持するだけでも相当の時間を要するのに、さらに底上げしようとすると、さらに時間を要するからです。
人によってそれぞれですが、僕の場合は英語学習を(通勤時間も含めて)一日2時間やってようやく現状維持、それ以下ではどんどんレベルは下がっていくようです。
今年の夏は暑いので夏バテぎみだし、はっきり言ってスランプ状態、たるみぎみです。僕の場合は幸か不幸か、一応英語を使う部署にいるので、TOEIC や 英検の結果を見るまでもなく、日々英語でアウトプットしなければならないので、『どうしてこんなに上達しないのだろう。』という自覚もひとしおです。
そんな時、僕はいつも、『原点回帰』することにしています。
僕の若いころの”英語のカリスマ”といえば、國弘正雄先生と松本道弘先生です。
お二人とも僕の目を海外に向けさせて頂いた師です。(こちらが勝手に師と思っているだけですが。。)
今日は、『國弘流 英語の話し方 (たちばな出版 國弘正雄 著)』を読んでみました。(すでに読まれた方も多いと思いますが。)
英語を身につけるのに、ここまでやるのか、ここまでやらなければならないのか、という王道が書かれています。『Pass 単』を 5 回ぐらい回しただけで、覚えられない、とスランプに陥っている僕が、いかに低次元か、感じさせてくれる本でもあります。
世には 、昨今のTOEIC ブームに便乗して、不安心理につけ込むかのように、『2週間でTOEIC XX 点』とかいうような安直な対策本が溢れていますが、この本を読めば、そういう安直で楽な誘惑にも惑わされることがなくなります。
僕のように、伸び悩み、スランプを感じている方には、是非読んで頂きたい本です。きっと目先の雑音や小手先の誘惑に悩まされることもなくなると思います。