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逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

食わず嫌いをかえられないか? その 2

2013年02月24日 13時59分47秒 | 旅行記

今日も寒い一日ですね。

さて先日の記事からあっという間に一週間経ってしまいましたが、今日はその続きです。

前回の記事にも書きましたが、高校時代は、強いて勉める ”勉強”は拒絶反応を示し、自分の好きな世界史(と現代国語)しか得意科目がありませんでした。当時は、そして今でもそうかもしれませんが、数学(今にして思えば、数学の基礎をベースにした解答ドリル)と英語(単語と文法主体の暗記)は大の苦手でした。

主要 2 科目が不得意ですと、相対的な成績は下位になりますね。 思えば “数学”と ”英語” は学年の順位や、偏差値、はたまた入れる大学や学部や学科にまで直接的に即決してしまうので、現実を直視するのが嫌な僕は、何となく想像をかきたてる世界史や現代国語の世界に逃避していたのだろうと思います。

一浪してようやく滑り込んだ第 3 志望の大学でも、その嗜好は続きました。しかし、演劇と映画が好きで、英語劇を少し齧ったので、英語に対してはアレルギーはなくなりましたが、それでも大学の英語の成績はよくなかったです。

さて、29 歳 (1987 年だったと記憶しています。)に中東 10 か国へ出張に行くことになりましたが、当時は、そして今も中東は日本人にとって危険地帯。しかも、僕はそれまで海外に行ったことがなかったので、パスポートさえ持っていない始末です。

当時はインターネットなどなかったので、先輩社員に訊いて、ひいこら外務省の旅券課までいって、パスポートを手に入れ、そこから中東諸国の入国ビザを日本から要請するのですが、これがまた大変です。当時の中東諸国は、バーレーンなどを除き、ビジネス上の現地のスポンサーが身元を保証した上での商用ビザでしか入国出来ませんでした。特にイスラム宗主国のサウジアラビアの入国ビザの取得は厳しく、申請から在日サウジアラビア大使館でビザを取得するまで、3 ヶ月ぐらいかかったと思います。

当時は、日本人は、中東でアラブにシンパシーがあるにせよ、ないにせよ過激派のイメージがあり、中東諸国は日本人にとって警戒すべき印象を持たれていたことと、イスラム諸国では、平日でもビザ発給の役所は午後 3 時までしか仕事をせず、断食月のラマダンに入ると、ほとんど仕事すらしなくなるので、ビザ発給に時間がかかったのだと思います。もちろん一般の観光客には、観光ビザはおりません。

また当時の航空券は、冊子のようになった航空券をチェックインカウンターで一枚ずつちぎって搭乗券に交換する方式で (随分後で行ったロシアでは”来た者順の自由席”で搭乗券すらありませんでしたが。) 10 か国回るとなると、ちょっとした束のようになります。この束について、僕は何をするのかもわからず、先輩社員に、『 この束をどうすれば、飛行機に乗れるようになるんですか?』と当たり前のようなことを尋ねたりしました。

よくチェックインカウンターでは、間違えて 3 枚分ぐらいちぎってしまうことがありますので、係員のちぎり方には注意して観ておかなければなりません。

そんなこんなで、パスポートの取得から、それぞれの訪問国の入国ビザの手配、航空券とトラベラーズ・チェック (現地ではクレジットカードなどはまだ普及していなかった。)の準備などで、出張準備に 4ヶ月ほどかかったと思います。(それぞれの国の在日大使館に、パスポートを提出すると、アラビア語の切手を巨大にしたようなビザをべったり貼るか、でかいスタンプを押してパスポートを返してくれます。(パスポートに張りつけられる当時のビザの典型的な写真は↓。個人情報部分は読めなくしていますが、当時のUAEの入国ビザです。今はUAEは国際金融センター化していますので、もっと楽に入国出来ます。)大体それぞれの大使館にパスポートを提出して、ビザを付けて返してくれるまで、3 日~ 4 日かかった。パスポートは一つの国の大使館に提出中は、他の国の大使館には提出出来ないので、非常に効率が悪い。)

日本から出国するときは、当時は成田空港は第 2 ターミナルがなく、第 1 ターミナルだけでした。また、羽田空港は、国内線だけでした。
出張前だけの準備がかなり煩雑でしたが、ようやく日本で出来る準備はなんとかやり終え、出張前夜は、まだ見たこともない国への期待と、それと同じぐらいの不安で、眠れぬ夜を過ごしました。

Uaeー長くなりましたので続きはまた次回書きます。-

 

 

 

 

 

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食わず嫌いをかえられないか ? その 1

2013年02月17日 22時00分47秒 | 旅行記

また寒さがぶり返してきましたね。こういう気温の上下をもう 2 ~3 回繰り返して春になっていくのでしょう。

最近は一日に 1 時間ほど、ぼちぼちと米国公認会計士の勉強をしています。もともと自分の好きな分野ではないと思っているので、集中の密度は高くないですね。勉強の時間も少なく、かつ集中もしていないので、なかなか成果は上がりませんね。

米国 (英語)での会計の勉強でなければ、好きなことしかしない、飽きっぽくて気分屋、根性無しの僕は絶対に 1 日にわずかの時間でも続けていないでしょう。今の時代、働いて、稼いで、家族の面倒をみるだけでも大変なことです。生きていくだけでも大変です。生きて、働いているだけでも褒められるべきかもしれません。

以前にも書きましたので、詳しく書きませんが、高校時代は英語も大嫌いでした。数学はもっと嫌いでした。強いて勉めると書いて勉強と読みますが、数学も英語も高校時代に成果を出そうと思えば、徹底してパターン・プラクティスをしなければならない、強いて勉める ”勉強科目”だったので、飽きっぽく、粘りと根性のない僕はまっさきに嫌いになりました。主要 2 科目が嫌いでは、当時は大学受験では圧倒的に不利でした。(今でもそうだと思います。)完全に劣等生の僕は一浪しても志望校には入れませんでした。

好きだったのは、高校の科目の中では、現代国語と歴史(特に世界史)で、現代国語は根性のない僕でも強いて勉めなくともよかったから、歴史は、暗記科目で、強いて勉める科目でしたが、好きだったので、教科書を離れた色々な本も読んで、歴史の大枠を掴んでいたことと、好きだったから少々の暗記も苦にならなかったことがあります。

社会人になってからは、数学とは完全におさらばしてホッとし、英語は相変わらず嫌いでしたが、世界史が好きだったので、世界を駆け回り、自分の目で見ることが出来る部署に自ら志願して異動(実は今の会社に入社しようと思ったのも、世界中に製品を輸出していたからという単純な理由)したら、なんか英語の流暢な人や英語好きな人、英語の達人のような人ばかりで、英語が半公用語みたいに飛び交っていたので、嫌でも英語を使わなければ仕事にならず(自分が志願して来た部署でもあるし)仕方なくぼちぼち英語のテープを聴きはじめました。

多少英語に対して、好きにならないまでも、すこしは面白いな、と思い始めたのは、29 歳の時に初めて中東に出張した時のことです。エリート社員は当時は欧米を担当していましたが(今でもどの会社でもその傾向がありますが)、その部署で半公用語の英語も出来ず、完全に落ちこぼれの僕はあまり人のやりたがらない(身に危険の多い)中東を担当させられました。

ー長くなりましたので、続きは次回書きます。ー

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英検 1 級 背景知識 対策本 発見!?

2013年02月11日 22時00分02秒 | 英検1級学習記録

英検 1 級の 2 次試験が近づいてきましたね。

僕も、このブログを通して、皆さんのコメントに支えられ、2012 年度の第一回試験に運よく合格出来たので、何かお役に立つ情報を提供したいのですが、こと英語そのものについては、浅学な僕はお役に立つ情報をご提供することは出来ません。

僕のように、1 次試験は 6 回受けてようやく合格、2 次はなんとか 1 回で合格出来ましたが、自己採点では、50 点程度だか、試験官の心証がよかったのか、76 点(自分の受験した出来のレベルも把握できていない、すなわち、まぐれ)というような不出来な受験者はたぶん勉強方法も間違っているのでしょう。

決して謙遜ではなく、自分の英語力が未熟なことは自分が一番よく分かっています。

洋画を見ても英語は半分も聴きとれず、購読を続けている 『 TIME 』も頭を絞ってよほど集中しても、日本語を読むスピードの 3 分の 1 にも達しません。

僕が提供出来るのは、自分はこうしてきた、という自分の学習の経緯の記録と紹介および現在まだやっていることの紹介だけです。

英検 1 級の英語そのものについていえば、1 次はいつ受けても常時 100 点以上(満点は 113 点)、2 次は85 点以上(満点は 100 点)の方は、本当に英語の実力がおありだと思いますので、そういう方からの情報提供は、ブログの記事や本が沢山出ていますので十分に検討してみる必要があります。そして、その多数の情報の中から、自分の性格やライフスタイルや学習に使える時間を考えて、自分に会う方法を選択されればよいと思います。

従って、ここからは、完全に僕の個人的な持論、むしろ邪道にしかすぎません。

英検 1 級に関しては、英検協会は、完全に英語のみの能力を計るテストにするため、他の専門分野(医学や生命工学や会計学など、英語以外の専門知識)を持った人に有利にならないように、長文読解問題などでは、中立な(ほとんどの人が知らない)トピックを選ぶようにしている、と謳っています。

これも一理あると思います。主に帰国子女の方ですが、専門知識を持つまでに至っていない小中学生でも、突出した英語力がある人は英検 1 級に合格しています。

しかし、僕の個人的考えですが、英検協会の謳っていることは問題作成者は作成時に一応そのような努力はしていると思いますが、100 % 英語力だけを測定する問題を創るのは不可能だと思います。

鶏が先か、玉子が先かの議論になりますが、言語はどの国の言語であっても、何か伝えたい意志や情報や思想があって初めて発達してきたものです。言語が先にあって、その後に意志や情報や思想があるわけではありません。

意味のない記号の羅列ではなく、言語である以上、必ず情報や意志や思想、すなわち背景があります。

僕が100 % 英語力だけを測定する問題を創るのはほぼ不可能だという根拠は、昨年 2004 年度版から 2012 年度版までの過去問題集を全て 2 回ずつやってみましたが (2004 年度版、2006 年度版、2008 年度版 の 3 冊はアマゾンで中古品を手に入れました。新品より高かった。) 長文読解問題のうち、自分の好きな、よく知っている歴史や芸術を扱った問題はほぼ満点が取れましたが、自分がよく知らない生物や医学を扱った問題は 6 割~5 割しか取れませんでした。。。

背景知識が少しでもあると、興味から集中力も増し、また、速く読めます。ないとまず苦手意識の抵抗があり、かつ速く読めません。

何を隠そう、僕が 1 次試験に合格した2012 年第一回目の長文問題 (大問 3)の最初の問題はスタニフラフスキーの演劇の話で、スタニフラフスキーは知らない人は知らないでしょうが、演劇を少しでも齧った人には常識で、これは問題文をざっと読むだけで、選択肢だけ精読すれば解けました。

さらになにを隠そう、過去 6 回受けた 1 次試験のなかで、長文問題で 7 割の合格ラインを越えたのは、この 2012 年第一回の試験だけでした。

僕のように、ボーダーライン上をうろうろしていた程度の人間が合格したのは、実はこの程度の背景があります。英語力そのものは、試験と試験の間のインターバルの数か月程度の短期間にそうそう簡単に上がるものではないと思います。

よく英検 1 級の 1 次は合格するまで受ければ合格する、受け続けることが大事だと言われますが、ある程度 (70 点を超えるレベルの人)であれば、5 回、6回、10 回と受け続ければ、かならずそのうちの 1 回は、自分になじみの”背景知識”を持った長文問題に出くわします。ただし、背景知識だけで 10 点以上押し上げることはないと思いますが。

しかし、2 次試験については、個人的な体験から、”背景知識”がかなり影響すると考えます。日本語でも知らないこと、話せないことをを英語で話すことは出来ません。

かなり長くなりましたが、邪道ついでにその”背景知識”を高めるために、まとまったよい本はないかと考えたところ、ありました!

『137億年の物語ー宇宙がはじまってから今日までの全歴史ー (文芸春秋社刊)』写真 ↓

本の帯には小学校高学年から大人まで、とあります。なるほど、小学校高学年で読めますが、その中には、大学の教養課程、ある部分は専門課程で習うものと同じレベルのものが含まれています。しかも 20 年前ではなく、最新の発見や理論について触れています。難しいことを小学生にでも分かるように簡単に表現するのはたいへん難しいことです。定価は税込 3140 円とやや高価ですが、そういう意味ではこの本は名著ではないか、少なくともお買い得だと思います。

僕の個人的な感想ですが、英検 1 級の長文問題のトピックもほとんど網羅しており、2 次でも喋る話題が豊富になり、不自由しなくなることと思います。特に僕のように完全に文科系で、理科系のトピックを見ただけでアレルギーを起こし、白旗を上げる人には福音になろうかと思います。また、”背景知識”の獲得などとカタイことを抜きにして、読み物としても面白く出来ており、自分の知らなかった目からウロコの新事実を知ってワクワクしたりもします。

英語の発音と文法体系は日本語と全く違うので、基本的な反復練習は欠かせません。しかし、邪道かもしれませんが、英語をどう喋るか ( how to speak )から何を喋るか ( what to speak )の段階に入ってくると、英語そのものよりも、何を喋るか、喋る中身の勝負になってきますので、また僕の僅かな海外経験でも、英語はたどたどしくても (僕は全く自慢になりませんが、今でもよほど意識しないと TH の発音は出来ませんし、RとLの区別はつけられませんし、Aの発音は全てクリアAです。) 話す中身が面白いとネイティブはよく耳を傾けてくれるので、背景知識の蓄積もあながち無意味ではありません。

英語で読んだり聴いたりして自然に英語で背景知識を蓄積出来る人は、すでに英語の達人の域に達しているので、もはや英検 1 級を受ける必要はないでしょう。

僕のように英語での情報収集力、理解力が日本語のそれらと格段に開きがある場合は、逆説的ですが、このような日本語の本を沢山読む、ということも英語での内容を豊かにするために必要だと感じています。

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米国公認会計士の学習を再開

2013年02月03日 22時14分50秒 | 米国公認会計士

時の流れは速いもので、あっという間に 2013 年も 1 月が終わり、2 月になってしまいました。

米国公認会計士の学習は、1 月に入ってから、1 月 21 日の TOEIC IP テストの準備などでほとんど出来ず、TOEIC IP テストが終わってからも、ちょっと疲れがでて、ほとんどやっていませんでしたが、今日から再開します。

2 月から 6 月末までは、米国公認会計士の学習に集中し、7 月から 8 月の末までは、通訳案内士試験の 『 日本地理 』 と 『 日本歴史 』 を学習し、9 月から 12 月末まではまた米国公認会計士の学習をします。

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