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逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

ブラジル出張(続編)

2016年04月29日 23時43分10秒 | 旅行記

前回ブラジル出張の記事の続きを少し書きます。

4月16日に日本を出発して、ニューヨーク JFK空港まで飛行機で約13時間、JFK空港で4時間トランジットでまた飛行機でサンパウロまで10時間、合計27時間の移動(しかもエコノミーで!)は海外旅行ズレしている僕でも相当キツかった。

行く前は、JFK空港のトランジットは2時間もあれば十分と思っていましたが、昔はトランジットの場合は出国のパスポートコントロールも荷物検査もなく、搭乗口を移動する程度の簡単なものでしたが、昨今の一連のテロ騒動で、出国のパスポートコントロールはもちろん、その前にCBP(Customs and Border Protection)の自動認証機で指紋とパスポートをスキャンし、顔写真を取り、その情報のプリントアウトを持って、またパスポートコントロールの列に並ばなければなりません。

JFK空港の夜、しかも土曜日の夜に到着したので、アジアやヨーロッパからの到着便が多く、自動認証機の前は多くの人だかりで、プリントアウトを出すまでに、2時間ぐらいかかりました。

それからパスポートコントロールの列に並び、カルーセルでスーツケースを受け取った後、こんどはスーツケースの検査、それを経てようやく出国出来ます。要するにアメリカ入国であろうと他の国へのトランジットであろうと、一旦アメリカに足を踏み入れたら、威信をかけてテロは逃さないぞ、という構えのようです。

15年前にブラジルに出張した時より、よほど不便になっています。
僕は人やモノや金の流れが自由に行き来出来るようになればなるほど、経済や文化は活性化、発展していくと考えています。(ちょうど戦国時代の織田信長の楽市・楽座のように。)

欧州ではEUの設立の意義は欧州内で人やモノや金の流れを自由化することで、個々の国ではなく、欧州全体を活性化・発展させようということであったはずです。

賛否両論ありますが、最近ISISとシリア等からの難民に起因して、EU加盟国間のボーダーが高くなりつつある印象を受けます。(ベルギー・フランス間のボーダーが甘いから昨年11月のパリの同時多発テロが発生したんだ、また、今年の3月のブリュッセルでのテロが発生したんだ、という考えです。)

米国は15年前の2001年9月1日の国家のセキュリティの威信を根底からあざ笑うかのような同時多発テロ以来、ボーダーのセキュリティを強化してきましたが、それに加えて今回のパリ、ブリュッセルのテロでのさらなるセキュリティの強化(というより意地になっているような過剰さ)を体感してみると、なにか世界はボーダレスの発展とは逆の自国の国益だけに向かっているような気がして、残念です。

ただ、ほとんど同時にJFKに到着して、同じようにセキュリティー・チェックに数時間並んだ、エール・フランスでパリから来た人達は、パリのテロの経験からか、少し話してみましたが、全く文句も言わずに粛々と長い列に並んでいました。

サンパウロについてからの大統領の下院の弾劾決議に伴うデモなどの様子は前回書いたとおりです。

4月18日、19日はサンパウロの関係会社と打ち合わせし、20日は、サンパウロからブラジル南部にあるポルト・アレグレに行きました。ここも15年ほど前に行ったことがありますが、あまり記憶に残っていません。

ブラジル最南端にある州のリオ・グランデ・ド・スール州の州都で、人口140万人、ポルト・アレグレはポルトガル語で「陽気な港」と言う意味で、港で栄えた都市です。

ブラジルもここまで南下すると熱帯のような暑さはなく、外観は写真のように美しい港湾都市です。またブラジルというとポルトガルからの移民が多いと思われがちですが、この都市はドイツやイタリヤからの移民が多く、ほとんどヨーロッパ的です。

しかし、ブラジルの都市はサンパウロもリオ・デ・ジャネイロも遠くから見ると皆非常に美しいですが、この都市もまた、裏通りに入ると怖いところが沢山ありますので気は抜けません。

20日はその日のうちにサンパウロに戻り、翌日21日夜にサンパウロからロサンジェルスにまで飛行機で13時間かけて飛び、ロサンジェルス空港で4時間30分のトランジットの間にまたいやになるぐらいのセキュリティ・チェックの後、一旦出国して、また入国審査して、ロスアンジェルスから成田まで飛行機で12時間かけてようやく日本に戻ってきました。日付変更線を越えて一日時が進むので、成田に到着したのは23日の夕方でした。

僕の数々の海外出張の中で、時差と移動時間からみて、最も厳しい出張でした。

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ブラジル出張から帰国

2016年04月24日 20時46分29秒 | 旅行記

2日前の土曜日の夜、ブラジルの出張から帰国しました。

ブラジルとの時差は12時間、日本とは真逆で分かりやすいのですが、さすがに疲れて日曜日は午後2時頃まで寝ていました。午後2時とは言っても、ブラジルでは午前2時です。(午後2時頃起きなくても、いくらでも眠れるぐらい眠い。)今この記事を書いている午後11時頃からだんだん頭が冴えてきます。

出張中の仕事が溜まっているので、今日は会社に行きましたが、やはり午後1~2時は眠くて仕方がなかった。

ブラジルには1999年~2000年頃に7回行ったことがありますが、当時に比べて時差が身体にこたえます。(大体人間の時差調整能力はもちろん個人差もありますが、1日1時間半だと言われています。若いころは2日あれば時差ボケを解消できたのですが、最近はきついですね。)

前回に行ったころと比べ、パッと見はビルが増え、街ゆく車もボコボコの車ではなく、きれいになっていましたが、国家の状況としてはずっと悪くなっています。

2000年頃は経済も上向きで、当時の成長市場のBRICSの一国として、成長していくエネルギーを感じましたが、2015年頃からGDPの伸びは減速、2016年はマイナス成長になると言われています。

低成長の最中で、現職大統領のルセフ大統領(ブラジル初の女性大統領)、あるいはその前職のルーラ・ダ・シルバ大統領の汚職が取り立たされています。(ただし、本当に汚職にかかわったかどうかは、裁判を経なければわかりませんが。)

その最中、僕が今回の出張でサンパウロに到着した4月17日にはブラジル下院(513人が定数だったと思う。)の弾劾決議の最中で、ホテルのすぐそばでも13万人規模の大統領辞任要求派の大規模なデモ集会があり、(3月13日にも全ブラジルで200万人規模のさらに大きなデモがあったと聞きます。)群衆の中には大統領擁護派もおり、小競り合いを繰り返して、軍も出動し、夜通し発砲やら上空を旋回するヘリコプターやらでうるさくて眠れませんでした。(とはいえ、どうせ日本からの12時間の時差で眠れませんでしたが。)

結局下院の定数の3分の2以上の弾劾賛成が決議され、次は上院に移り上院の定数81の2分の1の弾劾賛成が決議されるとブラジル連邦最高裁判所による審査が始まり、審査期間中は大統領は停職となり、最大180日間副大統領が大統領を代行します。審査を経て再度上院の決議が行われ、今度は上院の3分の2以上(すなわち54以上)の弾劾賛成があると、大統領は罷免されます。

ちょうどリオ・オリンピックの最中に連邦裁判所による審査、あるいは大統領の罷免が行われる可能性があり、ブラジル国内はどこもそのニュースばかりでした。
海外出張も何度も行っていると、こうしたその国の歴史的出来事に遭遇することもあります。

しかし、悪い出来事なので、次は是非良い出来事に出合いたいものです。

僕が日本を離れている間にも、熊本の地震の被害に会われた方の数は増え続け、日系人が頑張っているため親日家の多いブラジルの方々からもずいぶん心配の言葉を頂きました。

僕からも熊本地方の皆さんに、頑張って、というだけでは大変失礼ではあるのは十分承知してはおりますが、 どうぞ気持ちを強く持って頑張って下さい、と申し上げます。

 




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ブラジル出張

2016年04月16日 00時58分51秒 | 旅行

突然ですが、4月16日(もう今日になってしまいましたが)から4月23日までブラジルに出張します。

オリンピック直前のリオデジャネイロに行ければよいのですが、今回はリオへは行く時間がなく、サンパウロと南部のポルトアレグレだけです。どちらも10年ほど前に行ったことがありますが、どのように変わっていることやら。

サンパウロはご覧の通り、一見近代的な大都市です。しかしいったん裏通りに入ると、そこは誘拐や強盗などの犯罪の巣窟です。最近ブラジルの経済が悪化しているので、ますます治安は悪くなっていると聞いています。

ポルトアレグレは以前行ったときは、比較的治安のいい都市(ブラジルは南部へ行くほど治安が良くなる。)でしたが。。。

ブラジルの出張、というと結構海外旅行馴れしている僕でも、かなり身構え、緊張します。

本当はこういう距離もあり(飛行機で成田からサンパウロまで、ニューヨークトランジットで合計30時間かかる。成田からニューヨークまででも結構疲れるのに、そこではまだ道半ばでさらに10時間ほど飛行機に乗らなければならない。今回の出張では現地滞在時間よりも移動時間の方が長いほどです。)時差も激しいところへは、僕のような中高年ではなく、30歳ぐらいの元気まんまんの若手に行って欲しいところですが、こと経営に関する仕事で上層部からのご指名なので、宮仕えの身、止む負えない。

ただ長時間のフライトは映画もタダで観れるし、本を読む時間もあるというメリットもあります。(また、今の時期のブラジルは杉の花粉が飛んでいないので、ひどい花粉症が治るかもしれない。)

帰国したら、また現地の事情など報告します。

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TOEIC 公開テスト受験記録と今後の方向

2016年04月10日 20時52分08秒 | TOEIC

今日、現行方式最後のTOEIC公開テストを受けてきました。

場所は東小金井の法政大学 小金井キャンパス。

12時30分になると、入室はシャットアウトされ、試験が終わる15時過ぎまで、退出はできません。以前は説明が終わると、トイレタイムがあったのですが、今はありません。

ビロウな話ですが、12時30分から15時過ぎまで2時間30分以上、トイレは我慢しなければならない。(もちろんリスニング中はだめですが、リーディングが始まると試験官に手を挙げて、トイレには行けるのですが、ただでさえ時間が足りない中、トイレに行っている余裕はない。)

朝からあまり水分を採らないようにし、コーヒーなども飲まずに試験に臨みました。

僕のように中高年になると、トイレが近くなってくるので、このような対策も必要です。

さて、肝心の試験の内容ですが、

Part 1  いつもは簡単で、大抵10問全部正解出来るのですが、今回は紛らわしいのが2問ありました。

Part 2  最初の問題から、文頭がWhere なのか、When なのかよく聴き取れませんでした。文頭を聴き取れないと答えも変わってきますので、Part 2 としては致命的です。その他、よく聴き取れなかったのが4~5問ありました。

Part 3  難易度は普通でした。事前にやっていた、『TOEICテスト模試 ハイレベル1000問』よりは少し易しかった。

Part 4  これも難易度は普通でした。

Part 5  このパートは最近結構自信をもっていて、いままで3000問以上やってきたのですが、そのパターンに入らない問題があって解答に戸惑いました。文法問題より語彙を問う問題が増えていました。

Part 6 難易度は普通でした。

さて、Part 5 と 6 を20分で解き、残りの55分をPart 7に充てるつもりでしたが、Part 6 が終わった段階で予定通り20分を費やし、のこりの55分をPart 7に使いました。

Part 7 シングルパッセージもかなり長文化しており、時間を取られました。またダブルパッセージはいつもは簡単な問題が多いのに、今回はかなりしっかり読まないと迷う問題が多かったです。またしても最後の10問は、ほとんどあてずっぽうのような塗り絵状態になりました。55分あれば、大抵Part 7 を終了出来るのに、今回も時間が足りませんでした。

全体的に散々な出来でしたが、僕が思うに、TOEICで高得点を上げるにはTOEICに特化した対策を繰り返しやらなければならない、ということです。かなり英語の力がある人でも、TOEIC用の対策をしていないと、あまりスコアは伸びないと思います。

僕の場合、長文をゆっくり読む癖がついてしまっているので、ざっと一読して内容を掴む練習が必要です。今日のPart 7 も中々内容が頭に入らずに、読み返して時間をロスしました。もっとも Part 7 の頃になると、頭も疲れてきて、中々内容が頭に入らないせいもあるのですが。

TOEICに特化した対策をキッカケに、英語力の底上げにつながればよいので、速読力を磨こうと思います。

TOEIC IP テストの方は、秋頃まで新形式に移行しないようで、次回の会社でのIP テストは5月の中旬にあります。

このままでは終われないので、受けようと思います。 


 

 

 


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明日はTOEICテスト受験

2016年04月09日 20時49分15秒 | TOEIC

今日は母の3回忌の法要で、京都に行って今帰ってきました。

明日はTOEIC公開テストを受験します。

場所は東小金井の法政大学です。

例によって十分な準備が出来ているとは言えない状態ですが、現行方式の最後の公開テストなので、駆け込み受験です。

明日受ける人は一緒に頑張りましょう!

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TOEIC 模試

2016年04月03日 19時34分41秒 | TOEIC

なんとなく肌寒い週末ですが、昨日はテソーラスハウスのプライベートレッスンを受けてきました。

講師はバイリンガルの女性で、テーマを絞って会話しました。

日本経済はなゼ停滞しているのか?ということと、教育を変えれば経済は活気を取り戻すのか?というテーマでした。

日本の教育は教師が生徒に教えたことを暗記することが中心で、入学試験も暗記が中心である。同じものを大量に安く作れば売れていた時代は、教えられたことをただ再現していくマニュアルに頼った仕事のやり方でよかったが、価値観が多様化し、独創性が求められる現代では、暗記型のスキルでは通用しなくなっている。

暗記に頼る教育や受験システムを変え、もっと実体験やスピーチ、ディスカッションを重視した教育に変えるべきだ、というようなことを言いたかったのですが、即興では上手く英語で喋れませんでした。

4月は、法事やまた海外出張(ブラジルに行かなければならない!)があり中々時間が取れず、次回のプライベートレッスンは5月以降になると思いますが、次はISISについて話合おう、と宿題も与えられました。

前にも書きましたが、テソーラスハウスのよいところは、講師陣が優秀な事です。どんなテーマでも会話できます。多分相当教養の深い人ばかりなのでしょう。

さて、来週の4月10日には、旧方式最後のTOEIC 公開テストを受けなければなりません。

以前買っておいた、『TOEICテスト模試 ハイレベル1000問』に取りかかりました。

この本には模試が5回分入っていますが、120分の時間の塊が中々取れないので、前回のTOEIC IPテストで出来の悪かったリスニングを4回分、今週末にやってみました。

1回目 80(正解数)/100 (問題数)
2回目 72 / 100 (Part 4 で一問飛ばしてマークしてしまった。)
3回目 86/ 100
4回目 78/ 100

と、大体8割ぐらいしか正解出来ません。この本は本番の問題より少し難しくしてあるとのことですが、それにしてもパッとしません。

聴き取れない部分はあまりないのですが、リテンション(短期記憶力)が衰えていて、特にPart 3 と 4 で、何を喋ったのか、すぐ忘れてしまいます。 

たいして時間も残されていませんが、よく復習しようと思います。

 

 

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